タイBL
本国タイではYシリーズという呼ばれ方もするタイBL。
大手テレビ局から独立系の製作会社まで、一年を通してコンスタントに制作され質、量ともに黄金期を迎えています。
タイの田園風景の素朴な美しさの中で、Yoちんが、あっちにこっちに空回りするカラッとした作風のせいで個人的には好感度の高い作品となりました。
序盤の教師と生徒、みたいな精神年齢の差は見る間に縮んで、これでようやく「パートナー」としての物語が始められるようにも思えます。
まさかの一時間半の拡大版。もはや映画のようなボリュームでした。物語の発端となるSackの事件は(表向きは)カタがつき、Jomさんへの反抗期も後悔と共に過去になり前半戦はキレイに終了。
折に触れて「これはBLなんですよ」という事を思いださせるエピソードはあるものの、全体としてはJomとYoの周りで起きるアクシデントをコミカルなトーンは崩さず描いています。
感情的なやりとりが連発する後半は、鬼気迫る演技の応酬は見応えがありました。だがしかし
BL的には定番、かつ「おいしい」展開ですが、色っぽい方向には(匂わせつつも)進んでいかず「インとお父さんサイアムに一体なにがあったのか」をほぼほぼ2話使って暴いていく。
面白そうなもの。客が喜びそうなものは、なんでもぶちこんじゃえ!というてんこ盛り感こそこのシリーズの魅力だと思うし、初回はこちらの期待を上回るてんこ盛り感だったとおもいます。
母モンが舞台を去り、残されたインとウェーン。でもBLあるあるな展開にはならず、以降もプラトニックな関係が続きます。
Ryan周りで不満はありますし、BLドラマとしては主役2人の影が薄い印象もありますが、インターン5人のキャラも立ってて総じて面白く見る事ができました。
「そう来たか!」という驚きでこちらの心を鷲づかみにするタイならでのクライム・サスペンス
メインのラブストーリーがJaneとRyanではなくTaeとBae-meeになってはいないか? という疑問も感じる^^;
仕事もそこそこの状態で気持ちが恋愛に走りがちなインターン、Ryan君がついに(というかまたも?)やらかす。
お仕事ドラマとしてひた走ってきた4話から、少し空気を変えましてBL、GLらしい展開が増えました
明るく、バカバカしく、でもきっちり締めるとこは締める、ビジネスドラマとしては神回と呼びたい出来でした。
一言でいうなら「やってはいけない事をことごとくやるインターンズ」という回でしょうか?
笑顔になることもないですが、感情に任せて怒ったりもしないのがこれまでOFFさんが演じてきた多くの役との相違点。
目新しさや斬新な設定、歌ったり、踊ったりという派手なイベントはこの先もなさそうですが、映像も音声も安定しているし、4人のキャラもそれぞれ立ってて、おバカ系日常BLとして安定感のある滑り出し。
最終2話は、Yoryakさんのチャンプをかけた試合の行方と絡めながら自身のトラウマを乗り越えるのが大きなテーマ。
底なしに明るく前向きなMooと、兄さんなのに受け身感のあるKengのキャラがなかったら、お話として適当な部分をごまかしきれなかっただろうな、と個人的には思うほど主役のキャラに寄りかかった作品だったかな、と思いました。
なんとなーく2話づつ1つのテーマを扱っている印象を感じてしまう本作品。 9話、10話のテーマとなるのはYoyakuさんの「家族」のお話。
東南アジアで初の同性婚が認められる事がほぼ確実となったの受けてか、絶好のタイミングで結婚の話を突っ込んでくる、制作陣の当事者意識の高さ、現実の社会問題をドラマへと取り込んでいく事の貪欲さには、相変わらず頭が下がる。
夢を追う事のしんどさ、シビアさをキチンと書いた作品との類似が散見されるが故に、この作品の「夢を追う」ことへのノーテンキさが個人的には居心地が悪い。
2曲発表されたMVについて紹介。2曲ともきっちり本編の世界観を踏襲していて、おそらくあるだろう次の曲も楽しみになります
色のセンスが独特で寝室の照明を繁華街のネオンサインと見紛うような紫色に設定してるWandeeさん。 その甲斐あってか毎回自宅とは思えないほど官能的な夜が描き出される。
お話も中盤のクライマックス。 この回はライバル達も含めてのダンス回なのかと思っていたら……。Moo。寝坊して遅刻。 バカかと。そんなんだから落ち続けんだよ。 というのが率直な意見といいますか……。
今回5話では推しに弱くて心配性。そして筋金入りの「いい子ちゃん」であるKang兄さんが 「いいかげん真面目に勉強しろや。Moo!」 という視聴者の想いを代弁してくださいました。
少なくない肌色パートとギランギランしてる2人の眼差し、さらに仕上がっているナイスバディというトリプルコンボにも関わらず、ぎこちなさから生みだされるコミカルな空気感
今回5話では推しに弱くて心配性。そして筋金入りの「いい子ちゃん」であるKang兄さんが 「いいかげん真面目に勉強しろや。Moo!」 という視聴者の想いを代弁してくださいました。
4話に至るまでホントに筋らしき筋がないこのドラマを、毎回「楽しい」と感じさせてくれるのは、Mooというキャラの魅力に寄る部分がとても大きく、つまりはKeen君の功績に寄るところがとても大きいと思います。
どちらにしてもドラマを前に進めるエンジンのような物が機能していない状態なので、印象としては描かれるエピソードはそれなりに微笑ましいものの、全体の印象としては、ひだまりのようなぬくぬく感に溢れてる。