まさかの主役Charlieが事故死。これが10話最大の衝撃だと思うのですが……。
もーかなり前から自分が死ねば奪った能力がBabeに戻るとか、Jeffと怪しい計画を進めていたりとかしていたので個人的には「死にました」という展開をあまり間に受けませんでした。
なんか驚異的な回復力なる「The Giftedかい」という特殊能力があるよ、みたいな事もしれっと言われて、視聴者の衝撃を和らげようとしている風もありますし、仮にも「兄」と慕う人が死んだ直後にしてはJeffがあまりにノリが軽い。
むしろCharlieが死ぬ前の方がピリピリしていた印象もある。
結果はこれを書いている時点で明かされているのですが、るかっちは未見。
というわけで以降はこの作品の敵役・悪役達について語ってみようと思います。
『Pit Babe』九話と十話の感想を
おそらく2話目くらいでしょうか?
ライバルレースチームのWinnerというキャラの一貫した小物っぷり、ゲスっぷりに着目してから密かにこの作品の敵役、悪役には注目をしていました。
Winnerさんの徹底した「俺様至上主義」「自分がいい想いをできれば裏でどんな手を使っていても気にしない」言動は10話に至っても変化なし。彼のすごいのは、善なる心が一向に芽生えないことではなくて^^;
悪役としても成長せずに、いつまでたっても小物のまんま、物語を小さくかき乱すだけの存在でいること。普通なら恨みをつのらせ、どんどんとえげつなくなっていきそうなポジションなのに、巨悪の座にはドカンとトニーが座っているからか、やってることがいつまでも小さい。
巨悪のトニーさんに関しては、正直なんでそんなに力があるのか。特殊能力の持ち主の多くがトニーさんを良く思っていないのだから、結託してトニーを始末しちゃえるんじゃないのかな……。
というのがもっか偽らざる感想なのですが、ただまぁ暴虐武人な彼の立ち振舞は吹っ切れていて巨悪(ぶってる人)として正しい姿だと思います。
こういう明らかに「悪」という感じのキャラに加えて、負け確定の恋敵として同情せずにはいられないWaiのような深みをもって描かれているキャラもいる。
そしてこの10話ではWaiポジションのキャラクターに新たにDeanさんが加わりました。いつか自分の努力をXハンターの面々が認めてくれると信じていたのに、ポッとでのCharlieにかっさらわれてしまった彼の悔しさを想像するに(こう考えるとすべてCharlieが悪いのでは??)、ダークサイドに堕ちてしまったのも仕方のない事ではないか?と思えてしまう。
九話でなんか憑き物が落ちたような表情で戻ってきたのが、本心ではなかった事が非常に悲しい。
チームオーナーAlanの差配も含めて、10話のラストは苦味のある結末で「Charlie死す」という衝撃的な展開よりも、個人的には心に残るエピソードでした。
待て次号!