突然ですが、ブログ主のるかっちはパスタが大好き。三食パスタでも全然オッケーという人なので、オリーブオイルの消費量はなかなか高めであるのです。
が!
まさかまさかのこんなけしからん使い方^^
2人の純潔は大事にしつつも、なかなかポイント高めの艶めかしさの……。
タイBL『I feel you linger in the air』の第七話の感想を rukacchii.hatenablog.com
6話の最後で互いの気持ちを確かめあって旦那と執事は恋仲に。世が世じゃなくてもやはり大っぴらにするのははばかられるのに、若さが出たか、Yaiの旦那はとにかくひっついていたいお年頃。
下世話な話が大好きそうな使用人に、イチャつき現場を見られてしまい、2人の関係は静かに着実にファミリーの間に広がっていく。
なのですが、今回の見せ場は大きく2つ。そしてこの2つを抑えておけばほぼほぼ全てといっても良い回でしょう^^
その一つが冒頭でも触れたオリーブオイルマッサージ。
Yaiの旦那、自分でオリーブオイルを塗っとくれと言ったのにJom君がいろいろ昂ぶっちゃうのを感じてか(なんたってJom氏、目が濡れてる)旦那は急に怖気づく。やはりここも若さが出たのか^^
「余ったオイルは使っていいよ」
と下がるように言う旦那。おいおいちょっと待ってよ。走り出したらそうそう簡単には止まれないのよ、知ってるくせに。
と思ったかどうかは知りませんけど、明らかにJom君は不完全燃焼の表情で自室に戻り、旦那の背中を余ったオイルで満たされなかった自身を愛撫する。
いやー。体当たりの演技というのはこういう事とか思い知らされる艶っぽさ炸裂の名シーン。
旦那をマッサージするカットと自身を愛撫するカットを交互に繋ぎ、実際には行われなかった初めての行為が営まれ、結果Jom君が昂りに昂ぶって、ついには満たされちゃった(実際には満たされてない)かのような見せかけるシーンになってます。
「よくこんなカットを撮らせたな」
と思わせる艶っぽすぎる表情にNonkulさんの役者魂を見た想いがします。
実際には2人の間には何も起こってないので、ここまで引っ張ってきた清純派キャラ、奥手キャラは崩れない部分も素晴らしい。
2人の次の見せ場はこの回の後半になるわけですが、その前に一言触れておきたいのが、Mingが告白するシーン。気持ちが先走って思わず告白。彼女は「ごめんなさい」とかハッキリそれと拒否したわけではないけれど、告白が失敗した事を悟ってボトルを煽りつつ、一粒の涙をポロリとこぼす。
比較的小さなシーンですが、Mingの悲しみがしみじみ伝わる良いシーンでした。
旦那と執事の見せ場その2は父の昇進祝いパーティーでの事。旦那が執事とただならぬ関係らしいと気づいたYaiパパは、友人(というか恩人というか)のデートの娘と旦那を近づけようと画策し、2人に踊るよう申し渡す。
父の顔を立て、ダンスを踊るYaiの旦那。Jom君は旦那と令嬢のダンスを見て大きな衝撃を受けて、さぁそれから……。という展開。
タイミングよく現れたJamesの旦那が言うように、Jom君は「めちゃくちゃショック」という自分の気持ちを隠しきれない。
しかし、この出来事が「つきあおうよ」といった割にはこの回通して深い関係になるのを怖がっていたJom君と旦那が最後の砦を突破するきっかけになる。
この回を通して、やることなすこと悪手ばかりのYaiの旦那は、今回も令嬢を捨て置き、パーテイーの会場を飛び出して「踊れない」というJom君をリードしダンスを踊る。
途中で切り替わる妄想ダンスシーンは、妄想だから「踊れない」設定のJom君もシュッとした踊りを披露する。
色の少ないモノトーンスタイルの画面構成と、2人に向かって差し込むホーリーフレアの効果もあって(そして音楽の少なさもあり)非常にスタイリッシュに仕上がっています。
2人を囲むパーティーの客が、旦那の家族も含めてみんな祝福している風なのが、決して祝福されない2人の現実を思い返すと物悲しさを感じます。
突如降り出した雨にいよいよ心のバリアも洗い流され、激しくキスしてからの。サー初戦に繰り出すぞーとばかり2人はお家に帰っていくのでありました。
待て次号!