タイBL、タイドラマに浸かる日々|サバイなブログ

タイBL、タイドラマを中心にアジアのドラマ・映画について語ってます

OurSkyy2『A tale of thousand stars+α』編。見たい物全部盛りだった理想的な後日談

電気も水道もない田舎町の臨時教師として場数を踏みつつあるTianさん。

教師としては抜群に腕をあげたものの、人の性格はなかなか変わらない。

酔ってるうえに、深夜だということもものともせずTorfunの日記のために山奥へ向かう。お供に村の子供、都会から来た学生を連れて……。

OurSkyy2『A tale of thousand stars+α』編の感想を 

 

rukacchii.hatenablog.com

Bad Buddyの前後編の流れをそのまま引き継いでの、A tale of thousand starsの前後編。登場人物は変わらず、主役は引き続きPran、Pat、隊長、Tian……。

と村の子供一名という布陣。

この村の子供(お名前はKampung)がゲスト枠とは思えないくらい大活躍するのが前半戦。

Tian先生のわがままが原因で山で遭難する羽目になったTian、Pran、Kampungを、隊長、Pat、Yodさんが捜索するという展開。

捜索ミッション自体は割とあっけなく終わり、むしろ合流した4人が村へと戻るまでのやりとりの方が長い印象です。

捜索にくっついてったPatさんがヒルにくわれて大騒ぎという展開が、個人的にはタイBL史上1、2を争うほど恐ろしかった^^;

足にくっついてたヒルがちょっとだいぶ本物っぽく見えたんですけど(ついでにいうなら剥がした時に流れる血も)どうなんでしょう?

お話的にはこの前半で妻グループと、夫グループに分かれて行動する間に、妻トーク、夫トークで心の秘めた本音を語ることで、軋みという程でもない小さなズレを抱えるTianさんと隊長の(というか主に隊長が)気持ちに変化が起きるという流れ。

このプチ遭難中に(山で2泊はプチつけていいのだろうか?日本なら立派に遭難では?と思いつつ)野営中の手慰みにクルイを奏でて(隊長のクルイは格別ですね)心境の変化を自覚したのか、村へと帰還後、Pran念願の上演許可を出してあげる。

からは後半戦。

 

 

 

PranとPatがバンコクに帰り、続いて誕生日を家族と祝うためTianも村を後にする。

Tian先生、余裕でファーストクラスで帰れるのに、なぜかYodさんがご自宅までご送迎。

ところがバンコクのどっかの駐車場で「用ができた」とTianを置いて去っていく。

 

代わりにスポーツカーに乗って現れたのがセミフォーマル仕様の隊長様。

今度はいきなりミッションインポッシブルの世界に飛び込んだのか?と感じたくらいには隊長がクール。

隊長だと気づいた瞬間のお坊っちゃまの嬉しそうな笑みのカワイさったらない。

ここから先は大都会バンコクでお買い物デートする2人という特大サービス。

村とは打って変わってTianが主導権を握る展開が面白い。Earthさんはあんなにイケ散らかしているくせに、Paulsmithの服がどれもいま1つ似合わないのも面白い^^

デートの後は、PranPatが上演をする舞台で自分達の過去を追体験。なぜか実体と妻と夫が入れ替わった配役なのも面白い。

この舞台の後半でかかるのは本編の主題歌ですが、Tofun役のAyeさん歌唱バージョンです。

youtu.be

 

彼女が祝福しているような印象を受けるのが心憎い演出です。

これにシンミリしちゃったTian坊っちゃんは「最後にもう一回聞くけれど」と隊長に聞くも、答えはNO。

もちろん誰もが「おいしいところで隊長颯爽と現れて感動の大波起こすんだろ〜」と思ったでしょうし、実際に誕生日ケーキと共に現れておいしい所をさらって行きました。

が。

その後は(個人的には)予想外。

タイではいまだ結婚できないわけなので、この手の展開にはいつも引っかかりを感じてしまうんですが、今回は素直に「良かったねぇ、2人とも」と思うことができました。

それは、1つには本編からここまでの流れが起伏に富んでいたことを知っているし、色々あった、ということを直前にPranとPatの舞台という形で思い起こさせられていたからで(さすがナイス演出)。

もう一つには指輪を目にした時のTianの反応(つまりMixさんの演技)と、指輪を渡す隊長の表情や間がものすごく真に迫っていたので、2人の演技に素直に心が揺さぶられてしまった。

ゆえに「結婚できないのに、それを思わせる展開をドラマでされても……」と思う間もなく、もってかれちゃったという感じです。

 

 

 

さてBadBuddy分も含めて4作品。

各々にきちんとオリジナル・キャストだけで語られる同窓会的シークエンスあり、主役4人勢ぞろいから、パートナースワップの展開あり、お山育ちの隊長都会に出るの展開があっての、プロポーズ(的なもの)ありと……。

これ以上必要な物はありません。

という位、見てみたいと思った事をきちんと網羅してくれた後日談でした。

1つ寂しいと思う事があるとすればおかげでA tale of thousand starsに語るべき話は残っていなさそう、という事でしょうか……。

それでも着地の見事な満足のいく内容でした。

 

読んでくれてありがとう。

また別の作品で。