タイBL、タイドラマに浸かる日々|サバイなブログ

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タイBL『I feel you linger in the air』第四話 Jom、大出世。芸は身を助ける

なんだかんだでMingのお家に寝泊まりを続けていたJom君ですが、Robertの旦那の覚えも悪いし、このままここにはいられない。

「そうか。ぼくはそう遠くない時期にどっかに放逐されるのか」

と思っていたら!

Yaiの旦那は英語も読み書きもできるから「執事になりなさい」と切り出してJom君をMIngの家から連れ出して、自分のお屋敷に招き入れる事にまんまと成功。

トントン拍子の大出世でJom君は未経験のまま「執事」という重職に就任したのでありました。

タイBL『I feel you linger in the air』の第四話の感想を

rukacchii.hatenablog.com

使用人も多いし親戚も近くに住んでるしで、わりかし2人だけの時間が少なかったこの2人、身分の差こそあれ1つのお屋敷に寝泊まりするようにもなったし、子豚ホープのお世話係からYaiの旦那のお世話係になったので、二人一緒の時間も大増量。

一気に距離も縮まって……というよりは、ようやく2人だけになれたので自然ガードが下がった感じのリラックスムードが漂っています。

ちなみにYaiの旦那はまさかの御年20歳。ぺーぺーとはいえ建築家として仕事を始めている風のJom君が20歳以下とは思えないので、まさかの年下という事に結構な衝撃。

常におどおどしてる感じのJom君がそばにいるからなのか、20歳とは思えない落ち着きっぷりが際立ちます。人にかしずかれるのに慣れたお方は自然と老成するものなのでしょうか。

 

Yaiの旦那の父君が戻られるまでの前半はこれまでなかったコミカルパート。

読み聞かせをすることになったJom君が、読んでる内容に自分の想いを投入しちゃって日頃のおっとりモードにバグが発生。

浮気するなんて許せないとまくしたてるシーンは、よく回る舌にコロコロ変わるJomくんの表情が笑いを誘います。

Yaiの旦那が軽食のロティを食べるのを見て、軽く口元を触る仕草で「僕も食べたいな」というのを表現したNonkulさんの演技の細かさが光るし、押され気味のYaiの旦那のリアクションも面白い。

Jom君が現世に(かなり強く)後ろ髪を引かれていた3話までとは作品のトーンも変わって随分と明るくなったなと思った瞬間、Jom君の体が幽体離脱してしまう現象が発生。

このまま末永く幸せに暮らせると思ったら大間違い、という事を思い出させられます。

旦那と執事の気持ち的にはまったく障害が存在していないので、代わりといっちゃなんですがタイムスリップにまつわる不安以外にも、二人の幸せに立ちはだかる問題はわりとたくさん。

根が深そうだなと思ったのは、やはりJom君の急速出世を妬む使用人たちの声。

元から敵意むき出しの人よりも、立場的には一気に追い抜かれた形になったミンがこの先もダークサイドに落ちることなく友人でいてくれるのだろうか?

という点に一抹の不安を感じないでもありませんし、酒浸りの元カレ(に顔のよく似た他人)の動きも気になるところではありますが、今のところはYaiの旦那の父上も渋々ながら現状維持。

自宅でJom君が旦那のお帰りを待つなかで(玄関にしゃがんでほっぺた抑える仕草に、Jom君の乙女モードを見た気がします)Yaiの旦那は酔ってご帰宅。

予告ではJom君への口説き文句だと思っていたのは、スントーン・プーと呼ばれる詩人(詩聖と呼ばれているそうです)の詩の一節。

Yai様は見る限り友人はいなそうですし、取り囲むのは使用人と親族ばかり。

RobertやJamesの旦那とはあまりソリが合いそうもないYai様にとって、口走った言葉をすぐに誰の詩の引用か判る程度に教養レベルの近しいJom君は、夢のお告げがなかったとしても心許せる相棒になったかもしれないなぁ……。

とラストシーンを見て感じました。

待て次号!

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