タイBL、タイドラマに浸かる日々|サバイなブログ

タイBL、タイドラマを中心にアジアのドラマ・映画について語ってます

タイBL『I feel you linger in the air』第八話。ロバートの旦那に同情心が湧いてきた

2人の初陣から「さぁ始まるぞ〜!」という感じの

タイBL『I feel you linger in the air』の第八話の感想を

rukacchii.hatenablog.com

営みそのものじゃない部分で情感を盛り上げるのが、I feel you linger in the air流なのか。今回は濡れた服を互いに脱がす描写に時間を割きました。

とはいえ艶っぽさは7話のオリーブオイルには遠く及ばず、営みそのものはさらっと流した控えめな作りで翌日の朝。

一話目で描かれたパートを今度は過去側のJom君目線で追体験。Jom君が元カレにフラレて、事故るまで残った時間はあとわずか。

8話のラストでJom君が体調不良で倒れた事が残り時間の少なさと関係したものなのかが早くも気になる部分ですけど、それはまた別の話。

 

8話は鏡ごしに現世の自分を見たJom君の悶々とした気持ちを、Yaiの旦那が世話を焼いて慰める、という口実でイチャイチャするという構成でした。

予告編でも使われたお風呂のシーンは映像的には美しく仕上がってるのですが、JomくんとYaiの旦那の物語的には停滞した印象です。

ラブストーリーの大きな山場は「両思いになる」というもの。

気持ちだけじゃなく、ついに体も一つになった事で、Jom君とYaiの旦那の話はその山場に到達してしまった。残りの5話くらいで「世間体」とか「身分の差」とか「タイムトラベルの影響」などで大きな試練を迎える事になるのでしょうがこの8話ではまだ早い。まだまだ2人は幸せのど真ん中。

主役2人のストーリーから対立や葛藤が消えてしまった穴埋めに、Yaiの旦那の姉と使用人の恋は一足先に露見して「ロバート家!すわ大騒ぎ!」という展開に時間を割いたわけですが……。

一貫して横暴な印象だったロバートの旦那が、実は不器用で第一夫人にも第二夫人にも心を開いてもらえない可哀想な人に感じられてきて、わずかばかり同情心が芽生えてくるという心境の変化はありましたが、メインストーリーの穴をカバーするほどの求心力を感じられなかったな、というのが正直な感想です。

お坊さんから「ずっと前から結ばれる運命だった」というお墨付きまで出てしまったのに(当の本人はそんなことは当然知らない)それを無視して友人の娘と、旦那の婚姻を進めようとするYaiパパのお話は次回以降。

凪回は今回かぎりだと嬉しいな、という感じで待て次号!

rukacchii.hatenablog.com