他のメンバーと遮断された2人の世界を築きながらも、いつまでたっても素直になれないTutorとFighterさん。
2人に必要だったのは仲を取り持つ世話焼き姉ちゃんでした。
WHY R U the series。第七話の感想を
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六話の感想は↓↓↓
久しく会っていなかった姉TogがTutorの部屋にやってくる。
フリーランス時代は体を壊す程のハードワークだった彼女も現在は(おそらくは)正社員。
バンコク勤務になったの?と一瞬喜ぶTutorだったが勘違い。
実績を高く評価され、ドイツの本社に行くことになったのだ。
しかも出発はわずか2日後。
「行ったり来たりするから出張みたいなもんね」
と、わざとたいしたことではない風を装う姉に「もっと早く教えてくれるべきじゃないの?」とTutor君はこれまであまり見せたことのない、すねた表情。
それでも「夢にまで見た仕事なんだから喜んでよ」と言われた彼は、僕も嬉しいと姉をハグ。でもその表情は浮かない。
この姉ちゃん、ハキハキとした快活な人で抜群の好感度。
硬直状態の2人の関係を急転直下まとめあげるという実績をもって、我々に「出来るオンナ」であることを証明してくれますが、人間的にも非常に魅力的に描かれています。
そしてこの回から?主題歌が変わりました。
こちらです!だん!
歌はトム・イサラさん。
ドラマでは流れませんがフルコーラスだとSaint氏のラップが聞けます。
音が爽やかで僕は好きですね。
Tutor家に姉が来訪してる頃。
Saifah邸にはZonがギターの練習(という口実で)お泊りに来てる。
あきらかにギターの練習時間よりも、互いの顔を見つめてノロケてる時間の方が長いのですが、ここで個人的にちょっと驚いたのが(失礼)
ZON(の中の人が)わりと聴ける歌声だったことですかね^^;
劇中で歌を披露する羽目になる役者さん、タイドラマでは多いですけど。
彼の歌はその中では上位に入る方だったんでは、と思いました^^;
ちなみにこの時に歌っていたのはこちらです。
だん!
上のトムイサラさんの曲もそうですが、このドラマは選曲センスは中々。
気持ちのいい曲が多いです。
ま。今回もこのSaifahZonは三幕構成?起承転結?なにそれ?って感じでただひたすらに、この2人の掛け合いの可愛らしさ(+効果音)だけで持っていってます。
フェロモン精製装置が盛大に故障して漏水しまくり。辺り一面ビショビショ状態、なにをやっても、なにを言ってもセクシー過剰から逃れられてないTutorFighterとは違って^^;
この2人はどんだけ至近距離で見つめ合ってもどっかコミカルになる。
だからこそ途中のMorningWoodのシーンも、ギリッギリ見れるシーンになったかな。
いや、やはりここは素直に書こう。
僕は正直引いたな。
彼のアレをどうやってああしてるのか知らないのですが、仮に生理現象を使ってるのなら、それはもう「演出」とは呼ばず「セクハラ」だと思うんですよね。
個人的にドラマ作品にそれを求めていないし、「これどうやったんだろう?」というのが気になってしまって、ここでは笑えなかったな。
という感じです。
2人の息のあった演技自体は好ましいものでした。
というよりこの2人「あの状態」だということを演技で表現できたよな、という思いがブログを書きながら強くしてきてるので、やはり個人的にはもったいないシーンでしたね。
このちょっと悪ノリじゃね?
というシーンで少し引いたその直後。
個人的には嬉しい「ミャウミャウ」の2人が再登場。
先輩が手にしたチュールみたいな物に釣られて、ネコちゃん後輩が背後からバックハグ。
「ネコに餌をやるためによくここに来てたんですね」「悪いかよ」「全然。恥ずかしいことじゃないですよ。動物を好きな人はカワイイし。誰にも言ったりしませんからね」「言いたきゃ言えばいい。動物好きは恥ずかしいことじゃないんだろ?」
と他愛もないミャウミャウを繰り出した後、後輩をおんぶしてさっていく。
体格差があまりない感じで、騎馬戦を彷彿とさせるサブカプでした。
この2人とZonの友人達が集まってSaifahZonのライブ開場が設営される。
緊張で手が冷たくなってるZonの手を暖めながら、Saifahさんは
「お前と一緒にいてもいんだよな?」
と告白とも取れる言葉を投げかける。
最近は終始キャッキャッとじゃれあっているこの2人。
でもSaifahがキスしようとするとかわしたり、気持ちを確かめようとすると明らかに戸惑いの表情を浮かべたり。
Zonの気持ちはまだ揺れているようなのが、この先の展開にどう影響してくるんでしょうね。
そしてお話は再びのTutor家に。
明日出発する姉ちゃんは、ごちそうを作り、そしてTutorにサボテンをプレゼントする。
「なぜサボテン?」
と、当然の質問をするTutor。
「本当の愛はサボテンのような物だって聞いたことがあるの」
「僕は、愛は植物のようだって聞いたけど。栄養をあげて、水をあげて、そうしないと育たないものだって。でもこれサボテンだよ?」
「植物ならみんな水が必要よ。一見強く見えるサボテンだって、本当は水を必要としてる。強がっている人にも、たった一滴の水で幸せと安心感を与えることができる。あなたもそう。いつもいつも強がってる必要ないんだからね。だから、このサボテンを強く、美しく育てて。私のために水をやってね」
姉ちゃんかっこよすぎて、惚れてしまうよ。
と思った次の瞬間に
「料理を私が作ったからね。片付けはあなたがやって」
と、世の中のパパが気まぐれでカレー作った後の定番台詞で、高い親父度をアピールしました。
おもろいところだけ持っていく。
そして姉ちゃんの活躍はまだ続く。
Tutorの悩みを聞きだすために「海外勤務に志願したのはいいもののすごく不安だったこと。今も不安な事。でも家族の借金問題を解決するのは自分だって思っているし、あなたにお金の心配をさせたくない。だから海外勤務に行くんだぞ」
という自分の想いをまず打ち明ける。
これに心を打たれたTutorは「誰かにキスをして、その人の事が好きなのに、それ以外の理由が必要かな?」
と「誰か」の話として自分の悩みを切り出した。
姉ちゃんが「恋バナかよ」と微笑むのがいいですね。
そして姉ちゃん、ただの恋バナとして聞いてるウチは軽いノリで聞いているんですが
「同性の人とキスしちゃったら?」
と言われた瞬間言葉につまり、そして言葉をちゃんと探してから「世間の言葉に流されちゃ駄目。地位とか年齢とかも関係ない。愛を感じられるかどうかだけが大事」的な事を言い、Tutorを安心させる。
そしてこのサッパリした性格の姉ちゃんなら想定の範囲内ですが「会わせてくんない?」と言い出して、ドイツへ行く前の空港で、この回初のFighter先輩のご登場シーンとなりました。
いつもは中学生かと思う程お子ちゃまな言動が多い先輩も親族との顔合わせとなると、大人の顔に。
バケの皮がはがれる時間もあまりないなか、姉ちゃんはドイツへと旅立っていきました。
全編にわたって、Tog姉ちゃんの魅力に溢れた回でありました。
姉ちゃんに去っていかれて、泣きくれるTutor。
さすがのFighter先輩もお子ちゃまモード封印をキープして慰める。
そして3度(初期のふざけ半分も含めたら何度目だろう)の互いの気持ちを確かめるシーン。
姉ちゃんに「あの子を世話してあげて」と頼まれたせいもあってか、今度はFighter先輩が話を切り出す。
「オレがお前に気があると思ってるのか?」
というもーそれ何度も聞いたよ。という言葉に対して
「目の前にいる人のことをどう思ってるか分かるテストがあるんです」
と切り出すTutor。
「10秒間お互いを見つめて、最初に視線を逸した方が相手に気持ちを持ってる。もしどちらも互いに視線を逸らさなかったら、互いにそういう感情はない」
すぐさまそのテストをする2人。
視線をそらしたのは(もしや作戦か?)Tutorさん。
でもFighterさんはすかさずTutorさんにキスをして、ようやくの
「ずっと前からお前の事が好きだった」
ほんと、姉ちゃん様様の展開で七話は幕を閉じました。
待て次号!