タイBL、タイドラマに浸かる日々|サバイなブログ

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2gether The Series EP10「Tine兄。その驚きの正体は!」の巻

足を怪我したSarawatに代わって、コンサートでの演奏を志願したTineさん。

そこに、来ないはずだったSawaratが松葉杖ついてやってくる。

 

歌唱力はおいといて^^;

大好きなScrubbの歌をおずおずと歌うTine。

そこにSarawatさんの声が重なって、互いに気持ちを交換しあう。

 

 

 

「君たち、こーやって歌で気持ちを一体化させるのこれで何回目よ。そろそろ先に進みましょうよ」

というのがボクのいつわらざる心境でありました。

もじもじと煮え切らない2人だな!

と、一向に進まない関係に、業を煮やしているのは視聴者だけではなかったようで^^;

Sarawat一味のManさんが、同じく一味のGunsmileさんのウクレレにのって

「Tineの彼氏になれるかな?なりたいな?絶対なってーやるー!」

とTineの比じゃない調子っぱずれな歌で一同の注目を集めたうえで、なかば強制的にSarawatに告白をさせる。

「オレ、もう充分想いは伝えたよな。Tine、オレの彼氏になってくれ」

からの。

おめでとうSarawat!2gether The Series10話の感想

この作品は日本で配信されています。
配信状況はこちらのページからご確認ください。

第9話の感想は↓↓↓  

rukacchii.hatenablog.com

ちなみに上のくだりは第9話のラストシーンなんですが。

Sarawatの告白。それを聞いて喜びの声をあげる観衆。その声を引っ張って始まるギターのインスト。

からのエンドクレジットになだれこむ。

この一連の流れがものすごく気持ちいいっすね。

「やっと言ったか^^」と軽やかな気分でエピソードが終了して、台詞でもあったようにハッピーエンド感に溢れてる。

 

この告白を引っ張っての第10話。

するのかしないのか?

とやきもきさせておいて、部長が「これもショーの一部です」と勝手に宣言。

とりあえずその場を収める。

クライマックスで盛り上げた問題の答えを、次回の冒頭であえてそらす展開。

2getherではよくある構成なので「あぁ今回も告白はお預けなのですね。しばらく事実婚が続くのですね」

と、この時は思ったのでした。

 

「あれは結局ショーの一部だったの?」

 

その質問に答えられないSarawatに「ほっとした」と言うTine。

そっから雲行き怪しい状況に。

Tineさんは、校内1のハンサムさんと自分では釣り合いが取れてないのかも。

と思っているフシがあるようで。

彼に見合う男なんだと証明しようと一生懸命ギターの練習をして、このコンサートに打ち込んできた。

なのに結局は(Tineのせいではないけれど)彼の演奏は大失敗で、ボクってなんて駄目な子なんだ。ぐすぐす。

「映画のハッピエンドのシーンだと思えって言ってたけど、たぶん、オレ、お前の映画のヒロインになれないよ(意訳)」と涙する。

※直訳だと「ヒロイン」ではなく「主役」です。

 

ここ。

中の人・Winさんの、がっつり本気の涙が胸を打ちますね。

根っこが素直なお人柄なのでしょうか。

彼の演技はストレートで、すがすがしいので「うまいね。下手だね」とよりも「好きだな」と思わされる。

役者としては得難い武器を持っているなぁと思います。「好き」は最強ですからね。理屈で覆せないですからね。

 

グスグスと落ち込んでいるTineに「まだハッピーエンドにすることはできる」と言うSarawat。

「どうすれば」

「これは俺たちの映画なんだし、結末はお前が決められるんだよ。悲しい結末で終わる?それともハッピーエンド?だったらここで、オレの彼氏になってよ」

「からかうのはもう止めてくれ」

「本心から言ってる。どうする?どっちを選ぶ?」

 

答える代わりに無言で立ち去るTineさん。

ご機嫌を悪くしたのかと思いきや、Oishiのペットボトルを1本つかんで戻ってきた。

その手にはボールペン。

 

おっと!これは^^

とブログ主がニヤニヤしているうちにも、Tineさんはペットボトルの表面になにか書く。

「なにしてんだよ!」と覗き込むSarawat。

「悲しい結末は大嫌いだ」

とTineが渡したペットボトルには

「Sarawatには彼氏がいます。名前はTine」

と書かれてた。

 

言うまでもなく2話のラストシーンと対になってます。

Sarawatがペットボトルを渡すところから「恋人になるまで」の2人の映画が始まって、Tineが「それでいいよ(つきあうよ)」と認めて、ペットボトルを渡すところで、この映画はハッピーエンドとして終わる。

ペットボトルというありきたりな。

それでいて学生の日常生活に空気のようにありそな物が、ある人物からある人物へ行って、戻る。

その行為で2人の気持ちの交歓を視覚化しているので、親しみもありながら、ちょっとこそばゆくなる粋さもある。

スポンサーからしてみても、一般の人が「ちょっと真似してみよっかな」と思いそうなキュートな方法で、商品を作品内に使ってもらえるのはありがたいはず。

長く待たされて、期待値だけがじりじりと高くなっていた告白シーンでしたが。

これは控えめに言っても、ずっと見続けたきた人にとって最高の告白シーンではないでしょうか?

南のソラに盛大な拍手を!

 

ついに念願かなったSarawatさんが嬉しさのあまり杖でよちよち近づき

「お前、めっちゃカワイイな」

とTineを抱きしめたその直後。足に力が入って痛がるWatに。

「ごめんねごめんねごめんね」

小声でささやくTine君という、ダメ押しのナラナラ(カワイイの意)でTineとSarawat交際開始編は幕を閉じたのでありました。

 

 

 

そして次の映画が始まるわけで、そこに至る処理の早さが、まーいさぎよい。

2人だけの場所で静かに可愛らしく取り交わされた告白は、あっという間に周知の事実となり(この時、Tine一味の祝福の拍手がまばらなのは、今後の展開に影響があるのか。気になりました)。

学生がこんな部屋借りれんのかよ!
オレの部屋よりずっと広いぞ^^;
つか2階建てだぞ!

という部屋を借りに行き「その日の最後にお前の顔を見ていたいし、目覚めて最初にお前の顔を見たいんだ」というSarawatさんの要望で同棲生活が始まった。

 

「ヒョイ」「プニュ」というタイドラマに不可欠の効果音も小気味よく、2人の同棲生活のあれこれを描くシークエンス。

Sarawatの臀部をピッシャンピッシャン叩くTine(中の人絶対楽しんでる)とか。

Man様とGunsmile様がゴムのブーケを持ってくるとことか。

Tine、インスタに「オレはSarawatが好き」とのろけちゃうとか。

Tineがうっかり半分にしたギターピックをブレスレットにしちゃったり。

 

萌えたりないか?ん?これでも萌えたりないか?どうだ?まだ萌えたりないか?

 

ってな感じでファッ◯ンキュートなシーンを大量投下。

ボクはだいぶ萌え足りましたが、もっとくれてもマイペンライです^^

 

さて。

こうしてTineとSawaratの次回作は 「覗いてく?ワクワク僕らの同棲生活」になったのかと思いきや……。

ここで思わぬ邪魔者が。

 

 

 

「意地が悪い」と弟に言われるTineの兄が、Tineのインスタを見て「しーあ。弟に変な虫が」と気をもんで押しかけてきたのだ。

そのまましばらく新居に居座る事にするという。

そしてこの意地の悪い兄こそが、Manさんの運命の人Typeさんだったのでした。

いやぁ驚いた驚いた。

と……。何も知らなかったら思ったところだと思うのですが^^;

キャストの情報を調べる際にうっかりTine's brotherだという情報を見てしまい、一月前にすでに驚いてしまっていたので。

実際は「あぁこういう絡み方をしてくるのか」と冷静な分析モードで見てました。

 

サブカプがメインの物語に絡んで来ない事もままある中。

このTypeさんもMilさんも、メインのお話にガッツリ絡むからメインがサブに埋没しない。

くわえてメイン、サブ、互いのストーリーが予想外の方向に進んでいく面白さにつながっている。

 

このTypeさん。

神経質そうな性格だというのは、すでに進んでいるMan絡みのエピソードで充分描かれているので、禁止領域を部屋に作ってTineとWatを分断する極端さにも違和感がない。

演じているのはToptapさん。

だん!

 
 
 
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Gunsmileさんと同じくLoveSick出身組のお一人です。

BL物によく顔をだす印象はありませんが、GMMのドラマではよくお顔を見かける方です。「神経質」なキャラ立てが成功しているのはこの人の演技による所も大きいです。

 

ベッドで一緒に寝る事も禁じられ、Sarawatさんはカウチに一人。

同棲したばっかなので、Sarawatの人肌が恋しくて眠れないTine君。

2人はまたも狭いカウチで一緒に寝ることになるのでした。

同棲初期なので密着したいだけかもしれません、この2人。

 

次回作が「嫁の兄貴が邪魔すぎる」になってしまったSarawatさんは嫁のメンツを考えて「僕らは友達」というお芝居をするも、すぐにボロが出て「とりあえず」という形で弟との交際を黙認される。

その間にManさんはTypeさんと引き合わされますが、哀れ。

これまで数話の涙ぐましい努力の甲斐なく、Typeさんは彼の事などこれっぽちも覚えてはいません。

 

今回、メインには絡まなかったMilさんは、前回「オレはSarawatの弟だ!兄のカタキ!」と自分を蹴り上げてったPhukongと和解をするも

「お前の事は弟として好きだ」

と告げて、Tutorを辞める事を告げる。

 

と、ここまで。

残り3話という若干中途半端な残り話数で、物語が一区切りついてしまった所に一抹の不安も感じないではない2gether。

ぜひこのまんま有終の美を飾って欲しい!そして目指せシーズン3!

南のソラに祈りましょう。

待て次号!

rukacchii.hatenablog.com

 

 

 


2020.10.30.追記

タイBLとして爆発的なヒットを記録した2gether。
その原作小説が日本語訳にて発売されました。
ドラマとの違い、映像作品では描ききれない内面描写など比較してみるのも面白いのではないでしょうか?^^

2gether (1) 2gether (2)