Star in my mind 第2話、第3話の感想を
高校時代に好きだった彼と、寮の同じ部屋をあてがわれるも素直になれないめんどくさい子、Daonuea君。
だがしかし。そんなツンデレ体質も夢の中では無効化されて、堂々彼に「愛してる」と言って言われてキスをする。
ご丁寧に寝言で復唱した彼。同室のkluen君に聞かれてしまった?聞かれてないんか?みたいな小競り合いから始まる2話。
誕生日のプレゼントを選ぶのを付き合ってほしいというご依頼は、しれっとDaonuea君がお義母さんの絵を描く事に変更されて、あげくその絵を会ったことのないお義母さんに直にお渡しすることになる第3話。
付き合ってすらいないのにお義母さんへのご挨拶となったDaonuea君に「お義父さんの絵もあったらいいのになぁ。そして直に渡してあげるといいのになぁ」と息子のサポートをする母親。
口数少なく、喜怒哀楽も薄いKluen君。
彼がDaonuea君の事が高校時代から実は好きだったんだろうなぁという事は諸々の行動から感じられるわけですが全部がほのめかしの域を出ないので、もどかしいというか。
お前はなにをしたいんじゃい?
というのが正直な感想。
と、そういえば。
2話でKluenさんがキャンパスに残ってひもじい想いをしているDaonuea君のためにお弁当を買ってきた(作ってきた?)シーンがありましたけど。
パカッと蓋あけて、わぁお弁当!……。スカスカだね(シュンッ)。
と思ったのは僕だけですかね。
育ち盛りにあの量は、いくら細身のDaonuea君といえども少なすぎやしないだろうか。
彼を思っての差し入れならば、ここはケンタのチキンバーレル、どーん!と持ってきて、一人で食いきれないなら、俺も一緒に食う。
くらいな事をしてほしかった。
彼の想いがダイレクトに伝わってくるシーンがないので「2人にしてよ」的なアイコンタクトにお義母さんがあたふた答えるという展開も、若干おいてけぼり感を感じないでもありません。
友達ですらなかったのにお義母さんへ紹介されちゃったDaonuea君が作り笑いで場を切り抜けるのも、まあ致し方ないというところでしょうか。
リングにあがったはいいもののぐるぐる牽制ばかりして間合いをつめないボクシング、みたいなもどかしい展開はタイBLの定番っちゃ定番ですが、そろっそろどっちかがジャブの1つもかまして欲しいところです。
Kluenさんの恋敵としてさっそうと登場した人も「実はDaonuea君のお兄さん」だという事が早々に我々にもKluen君にもばれてしまうので、現状、今一つパンチが足りない本作ですが、エンディングの歌がなかなか好み。
こちらです。
どん!
歌っているのはFish upon the skyに出演していたLouisさん。
いい曲だなぁと思っていたらWabiSabiの常連のシンガーソングライターBoySompobさんが作曲を担当されていました。スローで始まり、途中でテンポが変わるあたりUntil we meet againの主題歌と同じですね。
SammyちゃんYachtさんといったWabiSabiの常連キャストを作品に起用した事もそうですが、プロダクションとして成長する際に大きく貢献してくれたキャスト・スタッフにその後も律儀に活躍の場を提供する姿勢は個人的に好印象。
なのでなおさら作品にももう一パンチ欲しいなぁ、と切望します。
待て次号!