タイBL、タイドラマに浸かる日々|サバイなブログ

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Love Beyond Frontier 第6話。寂しがりやのWang青年の巻

Pleの機転とWinnieのおかげで、ようやくママにバンコク滞在を許可してもらえたPat。

訪タイしてから災難つづきだったWangの生活も落ち着き始めた。

6話と7話はゲストハウスで共同生活をする男女4人の恋バナをメインに話は進みます。

PatWang推しのボクとしては「けっきょくそうなるのかよぉ」という展開ではありますが^^;

まぁ!2話まとめて語ってみましょう!

Love Beyond Frontier 第六話の感想を

第五話の内容についてはこちらから。  

rukacchii.hatenablog.com

 

真夜中に起き出してリビングに来たWin。

異臭に気づいた彼は、先日Patが連れてきたインチキ預言者の「アンタには悪い事がおきるわよ!」という言葉を思い出し、マッチョな上腕二頭筋をだき抱え怯える。

リングか呪怨かというホラーテイストの編集と共に、背後からWinに襲いかかってきたのは、タイでは有名な亡霊……ではなくパックをしたPat。

どうやらパックをしたまま、お祈りをするために降りてきた模様。

 

 

 

天敵同士、すぐに口喧嘩に突入するも「映画監督になりたいのに、誰も俺のアイディアに出資してくれない」とWinが言えば「落ち込んでる時、そばにいてくれる誰が欲しい時だったあるのよ」とPatが言い、なんとなく場はしんみりとした雰囲気に。

 

「どうしてお前を理解してくれる人は誰もいないなんて思うんだよ。一人いると思うぜ。そっちを見てみ」

とWinは月明りで出来た2人の影を指さした。

Winの影は、Patの頭を優しく撫でる。

 

ここは映像系の進路を志している人間が考えそうな絵的に刺さるニクイ演出。

ボクは知らないんですけど、元ネタがあるんでしょうか……。

 

このニクイ演出でPatの心にクサビを打ち込んだWin。

さらに言葉を続ける。

 

「親以上に子供に事を思ってる人なんていないよ。いつかお前が選んだ道を両親が誇りに思うようになるって、俺は信じてる」

 

恋バナ中心の展開になってもドラマの根底には「親子」というテーマが流れてる

このドラマが普通のラブストーリーと少し違うのはこの部分なのかなと思います。 

 

会った事のない母親に会って、その愛を確かめたいWang。

過干渉な親から離れて自分で人生を切り開きたいPatとPle。

親は子供に惜しみなく愛情を注ぐ物だと信じて疑わないWin。

 

親という物に対する4人それぞれの価値観の違いは、そのままキャラクターの性格にも反映しています。

さらに、このドラマの親は電話の向こうで「元気でやってる?」と尋ねるだけの存在ではありません。

Winママも、Patママも、Pleパパも子供の日常にガンガン介入してくるリアルな存在

お話の縦軸(横軸かも)に「主役のWangが会った事のない母親を探す」という展開があるからかもしれませんが、ラブストーリーの割には「家族」にフォーカスを当ててる時間が長い気がします。

でも。

現実の親子もそんな感じだと思うんですよね。

色々な親子があるとは思うのですが、恋人や友達に比較しても、縁を切りづらいのが「親子」という物なんじゃないでしょうか?

 

互いの悩みを打ち明けて、天敵からバディへと一気に近づいたPatとWin。

一方のPleとWangはタイの伝統でもあるクラトン(灯籠)を一緒に流す事に。

本来はWinも一緒に流す予定が、Patがいかがわしい事に首を突っ込んでいる事に気づいてしまい、迷ったあげくにPatの後を追うことに。

薄気味悪い廃屋?の池の畔で、上着を脱いでなにやら怪しい踊りを披露するPat。

これ以上はほっとけない!と飛び出していったWinは誤って池に落ちてしまう。

結局、スピリチュアル大好きなPatさんが預言者に勧められたおまじないを行っていただけだった事が発覚し、ほっと安堵のWin。

これがきっかけで風邪を引いてしまう。

 

 

 

この間、PleとWangは2人きりでクラトンを流した

少し前に彼女の告白を拒否した彼だが聞いたばかりの「男女が一緒にクラトンを流すとその2人は結ばれる」というジンクスを持ち出し「それはホントかもしれないね」とPleの腕をつかんで言う。

 

……彼。いわゆるロールキャベツ男子というヤツなのだろうか。

という冗談はおいといて^^;

これまでのWangのキャラクター設定を考えるに「軽い男」という線は考えにくい。

 

PleとWinが仲良くしてる時の表情からはとにかく寂しいんだろうな。

という印象を受けました。

上に書いたPatのセリフじゃないけど「そばに誰かいてほしい」モードが常時発動中って事なんでしょうね。

PleがWinが風邪を引いた事を知り、慣れた感じで介抱するシーンがこの後続きます。

長年積み重ねてきたPleとWinの関係性を目の当たりにして、太刀打ちできない物を感じた。Wangの表情には、そんな寂しさが表れています。

Wangさんは性格的に、自分の心情をわかりやすく言葉として伝えてはくれませんが、表情を見れば彼の気持ちはちゃんと伝わってくる。

Kristさんの静かな演技が光ります。

 

息子が風邪を引いたと聞いて過保護なWinママはゲストハウスへ向かう。

息子だと思って(いや、それもどうかと思うのですが)背後から抱きしめたのはWang。

あざといくらいのすれ違いの末、ついに2人がご対面。

端からWangの存在を気にかけていたWinママは、ハウスの面々と一緒にランチ。

Wangがナッツアレルギーという事を聞きつけ、いよいよ疑惑を深めていく。

 

Winママ=Wangママ。

というのは規定路線という事なんでしょうね。 

生き別れの息子かもしれない人物が目の前にいりゃぁ、

Pleパパが秘かに好意を寄せていることなど、気づくわけもありません。

 

WinとPatの関係が大きく変化した第六話。

つづく七話はPleとWangの関係が、そしてWinとPleとの関係も大きく動いていくのかな。

待て次号!

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