I told sunset about you2にして、I promised you the moon。
配信開始直前のこの作品のサイドストーリーがいきなりNadaoのYoutubeチャンネルに公開されました。
そして作品の予告編はこちらでやんす
とにかくだ。
最初に声を大にして言わなくてはいけないのが、冒頭のベッドで2人、お目覚めシーンの美しさ。
窓から差しこむ朝の光に2人の肌がまぶしく輝き、まるでルネサンス絵画をような美しさ。
額つけてルーブル美術館に飾っても遜色のない、絵としての完成度の高さ。
この美しい絵で「あ〜だの、う〜だの」言いながらじゃれまくる2人がとにかく愛くるしい。
このシーンだけでも充分お腹いっぱいの内容でした。
お話的にはサイドストーリーというよりもパート1とパート2の間をつなぐ物語。
ひと足先にバンコクに行くことになったOh-aewがプーケットでの最後の思い出を作るためにTehと2人で思い出の場所を回る。
そしてその先々でイチャイチャして、半端なところで辞めて、次に行くという……。
「すんどめはやめて!」
と逆ギレしそうな展開が続きます^^;
脱線ですが、Oh-aewの事をTehが「おーえおぅ」と発音しているのを聞いて、サッカーの掛け声?歌?みたいなだなっと思ったり。
おえーお。おえーぇおってやつ(判る人いるでしょうか?)
脱線終わり。
シーズン1の主要な舞台やプーケットの(おそらく)観光名所が次々と出てくるわけですが、都度画面中央にテロップが出るので、Covid-19空けの聖地巡礼に優しい仕様となっています。
「ただただ甘いボーナスステージなのね!」
と色めきたった人もいるかもですが、そうでもありません。
TehがOh-aewにキスできないという描写は「人目が気になる」という言い訳をしているものの、男性同士という点にTehがまだ引っかかっている事を感じさせます。
くわえて。
2人が中国語を勉強した教室が閉鎖されたり、2人の秘密の砂浜が閉鎖されてしまったりと「当然のようにあった大切な場所が前触れなく無くなってしまう」という描写が短いストーリーの中で複数回差し込まれます。
大切な場所が、あっけなくなくなってしまう=変わってしまう。
予告編やポスターから推測するに
「変わらないと思っていたのに、変わってしまう」
というのがシーズン2の大きな軸になっているようで、それがこのミニシリーズにも影響を与えているように思えます。
さらに面白いのは「なに一つ変わらないものはない」という事実に敏感に反応したのがOh-aewで、Tehはピンと来ていないという描写。
まぁ彼はしばらく地元に残るっぽいので実感が沸いてないだけかもしれませんが、自分の進路に迷いがないTehと、なにひとつ(目の前の彼氏の心でさえも)確かな物を手にしていなくて、環境要因で気持ちがゆらぎやすいOh-aewの差が出てるんだろうか。
と勝手に想像するのも面白いショートストーリーでした。
2人のイチャイチャも存分に楽しめて、先の考察を楽しめるだけのネタもそこかしこに散りばめられてる。
シーズン2への期待をマックスにおしあげる必見のショートストーリーですよ。
というわけで。
待て次号!
これまでのブログはこちらだ。
rukacchii.hatenablog.com