陽気な幽霊として番組の空気を和らげていたTonmai姉こと、Tharnnamさん。
しかし彼女は、Tonmaiと血の繋がりはなく相思相愛だと思っていたTeeにも、本命の彼女がいた。
2話続けての衝撃展開で幕を閉じた第五話。
今回は姉の視点では語られなかった彼女の本当の生活が暴かれていきます。
Happy Birthdayの第六話。感想を!
第五話はこちら
Tonmaiパパの呪いの手紙がきっかけで、Teeは生まれ育った田舎の家に戻ってきた。
その後いろいろありまして、彼の滞在はどんどんと長引く。
撮影は当然ストップ。
様子を見に訪れた女性マネージャー(工藤静香似)の説得にもTeeは耳を貸さない。
もともとアルコール依存症と素行の悪さに不満を募らせていた制作陣。
ついに彼を見限った。
メディアは一斉に彼の引退を報じるようになる。
引退報道を目にしたTeeは、過去に想いを馳せる。
と、ここからしばらくは過去パート。
Teeさんに役者という職業を勧めたのはTharnnamだった事。
その彼女の言葉がどこかにひっかかっていて、大学時代、スカウトに来た工藤静香似の女性マネージャーの言葉に乗っかり、役者になった事が明かされます。
「とりあえず、一度は役者にはなったよ」
と、独りごちるTeeさんの傍には、お泊り許可を受け、弟と別行動を取っている姉がいたのでした。
さて弟のTonmai君にも問題が。
唯一の友達であり、ひそかに想いを抱いている片恋の相手、Noinaが冷たい。
Noinaとつきあっている先輩が、Tonmaiとの関係をよく思っていないのだ。
もともとTonmaiとの関係に不満そうだった先輩。
二人がバスでバンコクに行ったのを目撃してからますます態度を硬化させた。
本当は2人ではなく、幽霊が一人同伴していたわけですが、ま、彼女は見えませんしね^^;
先輩の不満もしょうがないかなという感じです。
Noinaは先輩との関係を壊したくなくて、Tonmaiに微妙な距離を取る。
Teeの引退を知ったショックなのかと勘違いした鈍いTonmai君。
アイスで機嫌を取ろうとするが、彼女は「親とご飯を作るから」と彼の誘いを断った。
ちょっぴり凹むTonmai君を待ち伏せていたのはTee。
黒いキャップにサングラス姿のTeeはむしろ「怪しんでください」という格好^^;
実際複数の女子生徒が、彼の噂をしはじめていました。
寒い国ならコート着たり、マフラーつけたり、マスクをしたりといろいろ手を打てるのに、こんなとき南国って不便ですよね^^;
不審者Teeは「彼女の大好物の料理を教えてやる」とTonmaiを拉致。
連れて行ったのは校内のコピー店の事務員Naiの人。
彼の作った茶碗蒸しのようなものを食べながら(Steamed eggと訳されてました)Tonmaiは姉の秘密を聞かされる。
TharnnamはNFEという貧困者向けの教育プログラムを受けていて、正規の学校には通っていなかった。
「姉さんは、俺と同じ高校に通ってたって言ってた」
「それはない。Naiさんが高校でコピー屋をやってて、彼女は平日だけNaiさんを手伝っていたんだ」
「でも俺、姉さんの制服を見たんだ」
これだけで充分ショックなTonmai君。
アイスクリームを買って、Noinaの家を訪れると「家にいる」と言ってた筈のNoinaは不在。
Noinaは先輩と映画データにでかけていた事を知らされた。
失意のTonmai君を自宅の脇で待っていたのは幽霊の姉。
「こんな遅くまで出歩いて」とか
「お父さんやお母さんが心配すると思わないの?」とか
お母さんのような小言を矢継早に繰り出さすTharnnam。
「友達と宿題をしてたんだ」
「嘘つかないで」
この発言に、Tonmai逆ギレ。
「姉さんだって嘘ついてるじゃないか!
みんな、俺にホントの事を話してくれない。姉さんもだ!
消えてくれよ!」
とまくしたてる。
この最後の「消えてくれよ」と和訳した部分。
英語では「Go the hell away」となっていまして^^;
幽霊相手に言っているので「あの世に帰れ」位のニュアンスなのかもしれません。
ムシの居所が悪かったとはいえ、そんな霊媒師みたいな発言を幽霊相手にするのは酷だよな、と思いましたが、やはり酷だったようで^^;
この発言の直後にTharnnamは消えてしまいます。
この時。
彼女が大切だと思っている人が、次々と彼女を遠ざけようという趣旨の発言をする様がフラッシュバックされていきます。
彼女の自殺の原因が単純にTeeやお父さんだけにあるわけじゃない事を暗示するようなシーンでした。
いまだ不機嫌なTonmai君は、姉が消えた事に気づきながらも家の中へ入っていく。
この辺りの塩対応も彼女が疎外感を強めていった原因ではないのかな?
と思ったところで。
待て次号!