前回六話の内容をほわんと思い返して
「あ、もうしかして?」
と思った事をぼんやりと書いておこうと思いました。
まぁ、これを書いている時点では7話(つまりこの記事の内容)が最新話という状態なので、あっているかどうか微妙なんですが……。
ま、あってなくてもマイペンライってことで。
前回の話で姉はTonmaiと同じ高校には通っていなかった事が明るみにでました。
しかしTonmaiはそれを不審に思います。
「だって、ウチに姉さんの制服があったよ」
ココ。
貧困層にいる姉さんが、つい出来心でTeeの本命彼女のJaneさんの制服とか持ってきちゃったのかな?
と汚れな予想をしてしまったのですが^^;
これ。
お父ちゃんが用意してくれた物かもしれませんね。
お父ちゃん、Tonmaiには超絶塩対応なので冷酷な人と思いがちですが、Tharnnamの母に、Nai(学校のコピー屋のおいちゃん)を通してTharnnamの進学話を持ちかけたりしています。
実際姉が使う事はなかったようですが。
部屋も用意してあったので、自分の元に引き取る事ができたなら彼女を進学させるつもりで制服も買ってあったのかもしれません。
そう考えて第一話の内容を思い返すと。
Tonmai姉は、もしかするとあの時初めて高校の制服にそでを通したのかもしれないんですよね〜。
テンション高くコメディタッチで演出されていたシーンの裏に、そんな寂しい事実が隠れていた(かもしれない!)ことに気づいてしまうと、彼女の人生の寂しさを思わないではいられんなぁ、と思いました。
さて。
こっからが本番だ!
Happy Birthdayの第七話。感想を!
第六話はこちら
といいつつ。
この回、お話がほとんど動かなかったんですよね。
姉はいないし、Tonmai君が姉の失踪(幽霊に使う言葉だろうか^^;)に気づいて、大騒ぎするのは物語の後半戦。
姉を探しにTeeの家におしかける現場をパパが目撃。
娘だけじゃなく息子まで!
パパはTonmai救出のためにTee家に押しかけ、かなり強引にTonmaiを自宅に連れ戻す。
ストレスフルな日々が続くTonmai君がこれにキレた。
「姉さんの自殺に父さんが関係してるんだろ!」
と真実に迫っている。
がゆえに言ってはいけない一言を父にぶつけて。
ビンタ!
Tonmai君は部屋に閉じこもって、さめざめと泣き、家出を決行する。
夜中、駅まで歩いていくと、駅のホームで仁王立ちする先客が。Teeだった。
一人夜のホームでポツンと立つイケメン^^;
17年前の彼とTharnnamはチェンマイに流星群を見る行く計画をたてていた。
現代のTeeが、叶わなかった2人の旅行(おそらくその先にあったはずの2人の未来)に思いをはせるという感動的に寂しいシーンで、絵になるといえば絵になる絵面ですが。
この人ついにおかしくなってしまったのか?
と思わせる寒々しいビジュアルでもありました。
しかも電車が近づいてきていて、身投げしないかハラハラします(前科ありますし)
呆然とするTeeに声をかけるTonmai。
ベンチに座り、ぽつりぽつりと言葉を交わす二人。
終始憑かれたような、あ〜病んでるな〜というのが見て取れるTeeさんの目の演技が素晴らしい。
「あの日なにがあったのか。聞かせてもらえませんか?」
「君はボクについてどんな事を知ってる?」
「どんな事って……」
「おそらく君は、ボクが君のお姉さんをとても愛してたと思ってるんだろう。実際は、彼女と過ごしている間ずっと、ボクは彼女を愛したことはなかった」
「どういうこと?」
「ボクが彼女を愛し始めたのは、彼女が死んだその日からだ」
まぁ……。なんとなく予想はついていましたが^^;
ことごとくTharnnamの生い立ちを不幸な方向へ追いやっていくドSな演出陣^^
Tonmaiが驚愕の表情を浮かべる一方で、
彼が家出前に書いて燃やした手紙が燃え尽きようとしていた。
「ごめんなさい。戻ってきてよ姉さん」
さてと願いは叶うのか。
待て次号!