SNSを一切やらないSarawatが、まさかのインスタグラムを開設。
「1か2か?」とだけかかれた投稿に
なんだべさ?となるTine。
そこに本人がファンとGreenちゃんを引き連れてご登場。
Tineに直に「1か2か。どっちか選べ?」と切り出してくる。
「2を選んだら、俺がお前を口説き落とす」
ラッキー!Tineが選んだのは1でしたー!
とGreenちゃんが歓喜の声をあげた直後に
「1を選んだら、お前は俺に口説き落とされる」
とSawaratさんのドSっぷりが炸裂する。
あんだよ!
能動態か受動態かの違いじゃねーかよ!
と軽口をいう隙もなく、トドメの言葉は
「どっちにしろ、俺はお前に惚れてるってこった。判ったか?」
Greenちゃんとファン一同による阿鼻叫喚の地獄絵図は割愛^^
話をサクッと翌日に飛ばしてしまうテンポの良さ。
2gether The Series4話目の感想を
この作品は日本で配信されています。
配信状況はこちらのページからご確認ください。
第三話の感想は↓↓↓
このSarawat告白事件の結果。
ありとあらゆるSNSで、SarawatファンからTineの首に懸賞金がかけられた。
Sarawatの友人が「あれは冗談だ」と言ってくれなければ、今頃自称Mrシックの首は胴体から切り落とされるシャレにならない事態にまで発展した模様です。
「次は、あんな派手にやる必要ないからな」
「うるさい奴だな。赤面する程嬉しかったんなら、素直にそう言えよ」
と、部のコンサートのフライヤーを押し付けSarawatさんは去っていく。
ギターの練習に向かったはずのSarawatさん。
なぜかすぐに戻ってくる。
彼の手には「タイドラマあるある」ジュースが握られているではありませんか!
コスパ最強の手段で、想い人の機嫌を取ろうとするSarawatさんだが、そうは問屋が降ろさない。
先週Greenちゃんと共に部に加入した女生徒とTineが仲睦まじくお話中。
下がれ小娘!
ほんのちょっと目を離した隙に俺のTineに声をかけるとは不届き千万。
下がれ下がれ。下がらぬと、切る!
とは内向的でプライドも高いSarawatさんは口に出せない。
これまたタイドラマあるあるで^^;
持ってたジュースを渡せずにスゴスゴと引き返す事になったのでした。
腹立ちまぎれに飲んで帰るところが、ウブくてカワイイですね。
これまで2人の「敵」として物語をリードしてきたGreenちゃんは今回から(一時?)退場し、しばらくはPearさんが2人の「敵」になってくる様子。
「敵」という1文字にするとアレですが、この2人の役割は真逆。
GreenちゃんはSarawatとTineの2人を、心身ともに近づける役割をしていました。
共に行動する事が多くなり、Tineはコイツ意外と悪くないなって気持ちになってる。
Sarawatに至っては人生で初の恋心に身を焦がしてる^^;
Greenちゃんがお見合いおばちゃんとして、あまりにいい仕事しすぎたせいで、このままだとあっさりゴールインしてしまう。
そこで次なる刺客として現れたのがPearちゃん。
近づきすぎた2人の距離を引き離し、Sarawatの嫉妬心にドックドクとガソリンを投下して、彼を嫉妬の炎で焼き尽くす。
結構えげつないお仕事を担当されていくのだと思います。
校舎の隅で話してるだけでもイラッときちゃう嫉妬神のイケメンSarawat。
「部屋を片付けるから手伝いに来い」
と再三に渡りTineを誘うも「Pearと合わなくちゃいけなくて」とか「チアリーダーとしての練習が」とかSarawatを袖にする。
みんなの憧れSarawatをこんなに雑に扱ってる事が知られたら、またも懸賞金がかけられて、次こそ首が胴から切り離されやしないか心配になります。
お手伝いをOKしてくれないTineのために、チアの練習に大量のスナック菓子を持って現れたSarawat。
「先輩に聞けって頼まれたんだけどさ。お前、彼女いるの?お前のインスタ見てるらしいんだけど、お前は誰もフォローしないって」
「フォロー?」
「フォロー」
「フォローってなんだ?」
「悪かった。お前がソーシャルメディアの荒波に飛び込んできたばっかなの忘れてた」
(中略)
「おい聞いてんのか?」
「これでフォローできてんのかな?」
「俺の質問を聞いていましたかっ?今、誰か気になってる奴はいるんですかっ?」
「言っただろ。お前を口説いてるって。他の誰かなんか気になるかよ」
「フェイクはナシだよ。真面目に答えろよ。今好きな奴いるのかよ?おい!なんで俺をフォローすんだよ」
「決まってるだろ。俺がフォローした奴が、俺が今気になってる相手だよ」
長々訳してみましたが^^;
ここまでダイレクトに、しかも今回に限らず何度も「お前のことが好き」的な発言を言われ続けて、Tineが未だに「Sarawatが冗談で俺のことをスキスキ言ってる」と思い込んでるとは、ちょっと考えづらいんですよね。
どんなに鈍い人でも「コイツマジで俺のこと?」と考えるレベルでSarawat直球勝負で「スキスキ」言ってる。
となるとTineがPearとお近づきなりたいのも、自分の気持ちをごまかすため?
ともあれ。
結局は翌日Tine君はSarawatのお部屋に時間通りに行きました。
なんとSarawat、部屋の鍵まであげちゃいました^^;
この後のすっぽんぽん(でもTineの頭部で自主規制)でなんとなくかき消されてしまった見どころは、ここからTineがSarawatのことを「Wat」と呼ぶ事でしょうかね。
地味だけど、Tineの中でSarawatの距離が近づいたことが現す変化。
そしてスッポンポン以外でのもう一つの見どころは2人の初めての共同作業となるシーツの交換。
ここは演出手腕がとても冴えてる。
ライブでScrubbのEverythingをやってよ、ねぇお願いお願い。
というTineに、先輩が曲のリストを決めてるから無理というWat。
「(先輩を説得してくれない)ならやんない」
と子供のようにシーツを投げ捨てるTineの可愛らしさ、2人のやりとりの愛らしさがとにかく最高。
その上、この会話はこの先の話の流れを説明してるので、シーンとしても重要。
タイ語でなんと言ってるのかは判りませんが、英訳では「Just Help me」となっていて、これが後の伏線として効いてるようにも思えます。
TineはただScrubbの曲を聞きたいのではなくて、Pearを口説き落とすための手段として使いたいので。
そして最後はビジュアル面。
このドラマではTineは白。
Sarawatは黒をイメージカラーとして当てられる事が多いのですが。
こちらをご参照あれ。
"เพราะเราคู่กัน"
— GMMTV (@GMMTV) August 5, 2019
Coming Soon...@bbrightvc @winmetawin #คั่นกู#2gethertheseries#GMMTV pic.twitter.com/tlsmlPaB5X
このシーンではSarawatが自分の色からTineの色へと部屋の色を変えていく。
好きな相手の色に(なんと好きな相手の手を借りて)染まっていくことをさりげーなく、お話として無理なーく映像で見せている。
さらにいうなら、ここまで計算したのかは謎ですが、Tineが黒い服を来てるのもポイントですね。
彼も自分でも知らない間に、相手に染まっている……。
ことを表しているのかもしれません。
もっと深く考えるなら、Watは自分から変わろうとしているからシーツを変えるシーンがあるけど、気付かないうちに相手の色に染まってるからTineが服を選ぶシーンはない。
のかもしれません。
ここ、深い。
2人仲良く、シーツを変えて気持ちよく寝転がり、さぁいよいよ初陣なのか!
と、思ったところでSarawatのママと弟が登場する。
弟のPhukongを演じているのはMy teeとBlacklistにも出演しているFrankさん。
翌日はSarawatの通う学校でオープンキャンパスがあり、そこにPhukongを連れて行けい。というのがママの指令。
その日はしかしライブがあってWatはとても忙しい。
こうしてその場に居合わせたTineがPhukongを案内することになったものの、TineはTineでPearちゃんと初デートがあり、Phukongのことが正直邪魔。
お金でPhukongを買収し、Pearと2人きりになったTine。
Sarawatのライブを2人で聞いて、一気に距離をつめようというMrシックの作戦は、しかし!
Pearのママからかかってきた電話によってあえなく失敗。
その事をライブの後に聞かされたSarawatさんは、嫉妬で機嫌を悪くする。
TineはどうしてWatが機嫌を悪くしたのか判らない(ホントに??)
なんとか機嫌を直してもらおうとするTine。
先輩のライブを聞きながら
「結局ScrubbのEverythingを聞けなかったよ」とぼやくTine。
「演奏している時に、お前がいなかったからだよ」と返したWat。
ポケットから出したスマホをポチポチとして、イヤフォンの片方をTineに渡す。
スマホから流れる本家Scrubbの曲に合わせて、隣でTineに歌を歌ってあげるWat。
周囲の学生が全員ぼけているので、2人だけが浮き上がって見える、とてもキレイなシーンでこの回は終了とあいなりました。
だが、しかし!
ボクは一つ気になることが!
TineはPearがいなくなったからEverything聞けなかったよ!
と言ってますけど。
この4話の冒頭でTineは1人、Sawaratのライブを聞いてるんですよね。
それもかなりうっとりとした表情で。
あれがEverythingだったんじゃないんでしょうか。
であればなんで彼は聞けなかったと嘘をつくのか。
なんでSawaratのかなり露骨な「君がすき」攻撃を気づいてません。
というフリ(だと思っているのですが)をするのか。
先の気になるところで。
待て次号!
2020.10.30.追記
タイBLとして爆発的なヒットを記録した2gether。
その原作小説が日本語訳にて発売されました。
ドラマとの違い、映像作品では描ききれない内面描写など比較してみるのも面白いのではないでしょうか?^^