自分(の前世)の過ちのせいで、導師様は心の拠り所だった3人を失った。自責の念にかられたKhem(ケム)は、一人で問題に対処するため村を去り、夜行列車(旅情)でバンコクへ戻ろうとしていた。
そこに駆けつけるJet(ジェット)とChang(チャーン)。
サービス精神旺盛な中の人を見てしまうと「オレは友達がいなかった」というJetさんの言葉には毎回「ほんとかい」と突っ込まずにいられないのですが……。
ま、初めてできた大切な友達の危機を一人で立ち向かわせるわけにはいかないと、JetとChangも共にバンコクへ戻る事を決意する。
駅のプラットフォーム。男子3人が目標に向かって気持ちを一つにするという青春漫画的展開にしんみりさせての
KHEMJIRA 逃れられない呪い 10話の感想を
というわけで緑豊かな田舎を離れ、舞台は再びバンコクに。Khemの誕生日までは一週間。そこまでやり過ごせば、呪いは解ける(と彼らは思っていますけど……)
導師様の元で修行を積んだ2人はKhemのコンドに泊まり込み、Jetの姉も加わっての24時間監視体制が引かれる事に。
プロジェクト名は「ケムジラーは生きる!」
命かかってるのに、この軽さ^^
プロジェクト名が表す通り、この「24時間Khem護衛プロジェクト」には沈む気持ちをあげていこう!という強がりな側面がありつつも、どこか泊まり込みの学園祭のノリが感じられます。
JetとChangが見守りの交代や、祈祷にかこつけイチャイチャするのも見どころの一つ。そんな2人の姿を見て、Khemがほんの少しだけ淋しげな様子を見せるのも細かい演出。
そうこうする内に日が過ぎて、文化祭……。ではなくKhem21歳の誕生日。もう少しで呪いが解ける!と読経に励む導師見習い2人の努力の甲斐なく、Khemは体を乗っ取られ、自らコンドの屋上から身を投げる。
まーーーーじかーーーい!
と驚かせてからの「夢でした!しかも導師様の」という展開。
この演出、効果が高いと思うのは、導師様は10話で一度も登場していないので、ここまで描かれた出来事が誰かの夢だ、と思って見ていない事。だから身投げした出来事を「実際に置きた出来事」だと瞬間、受け止めてしまう事。
でもシリーズ物なので導師様の存在は見ている人は判っている。
主役なのにあまりに出て来ないので「導師様、いつ出てくんだろう?」とはチラチラ頭の片隅で思ってる。だからKhem地面に叩きつけられ、バウンス……。の次のショットでハッとなり目覚める導師様。
という展開に違和感をあまり感じない。
学園祭のノリでニヤニヤさせつつ、一気に恐怖と絶望に叩き込み、それでいて実害はゼロ。という演出手腕の冴える展開でした。
夢の話から神様レベルまでお話はスケールアップして度肝をぬき、満を持してバンコクへ向かう導師様。
夢の中でRamphueng(ラムプン)に精神攻撃を受けているKhem君をまず救い(この一連のシークエンスはKhem君役のNampingさんの表情が素晴らしい)「ケムジラーは生きる!」プロジェクトに合流。
軽いプロジェクト名のせいなのか^^;
導師とKhem君の感動の再会すらも笑いに消化されてしまいました。
もう一回散歩(散歩?見回りじゃなく?)にでかける?
と言いながら、そっと扉をしめるChang。ナイス気づかい!
こうして導師様は「ケムジラーは生きる!」のリーダーの地位に就任し、いよいよ反撃開始というところで
待て次号!
