タイBL、タイドラマに浸かる日々|サバイなブログ

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My gear and Your Gown 第五話六話「PaiとIttの奥手伝説」の巻

Pai は交通事故にあい、ITTのお母さんは容態が急変変えらぬ人に。

Pureはヤンチャしまくったせいで痛い目に。

雰囲気はあまり変わらないけど意外とシビアな展開になった

My gear and Your Gown、第五話そしておまけの六話の感想を

四話の感想は↓↓↓ 

rukacchii.hatenablog.com

 

目をさますとPaiはパパの病院に。

命に別状はないものの、気を失ってる間にIttの母はこの世を去って、Ittもまた病院を去った。

怪我も治って学校に行ってもIttは(そしてPureも)いない。 

Ittの居場所を突き止めたくてPaiは恋敵であるはずのIttの彼女に接触した。

彼女はけっこう小賢しい女子で、医者の息子でリッチマンのPaiに「車で送ってくれるなら」という交換条件を出す。

 

 

 

初出の時から、怪しい視線でPaiを見ていたこの元カノ。

当初は女の勘でPaiのIttへの恋心に気づいてしまったのか?

と思ったら、女の勘で金の匂いを嗅ぎつけた^^;

という事のようですね。

 

元カノが「口にするのも気分が悪い」というIttのお勤め先は駐車場の警備員

いやぁ……。

予告を見た段階ではいわゆる夜のお仕事系なのかと思っていたので肩透かし感がありますね。

 

バイト先にやってきたPaiは「学校に戻れよ」とIttに告げるも

「どいつもこいつも金持ちだと思うなよ!金がないと家が親父のいいようにされちまうんだよ。俺とお母さんの家が!」

と、ブチ切れる。

ここですばやく「バイト代で家を買い戻すためのお金を稼ぐ年数を計算し、いい大学に入っていい仕事について高い給料もらったほうがいいよ」

と、論理的な説得を繰り出すあたりが数学の家庭教師の面目躍如というところ。

 

彼のこの言葉をじっくりじっくり噛みしめて、Pai御殿を訪れたはいいものの、そこには金の匂いに引き寄せられた元カノが押しかけていてPaiにキスを迫っていた。

 

こうして彼を好きな男の子と、お金を好きな女の子と、勉強のできないママっ子3人による恋のトライアングル物語が始まるのかと思いきや……。

始まらない^^;

学校には復学したものの自分とは口を聞いてくれないIttを「あれは誤解なんだよ!」と追いかけまわす。

なんか様子のおかしい友人2人の仲を取り持ったのは、後で述べる出来事を乗り越え、もはや親友の域に達したのだろうPureとWaan。

強引に2人を引き合わせると、Ittは元カノの性根をよくわかっててそれを怒ってるわけじゃないという。

「じゃお前はPaiの何に腹を立てているんだよ?」

と言われて、適切な理由が出てこないItt。

恋は始まってしばらくは自分でもそれと気づかぬものさね^^

それとも気づいてて隠してるのか。

 

かくして2人は仲直り。

部長2人が蜜月モードにあるせいでBishopとKnightの両クラブメンバーも打ち解けて、これにて、あ、一件落着。

という少し中だるみの雰囲気も感じさせます。

 

一時は身を焦がしそうな強い気持ちを持ってたはずの(だから告ろうとしたはずの)Paiも、彼女は勝手に過去形になってくれたし気持ちの余裕ができたのか、あれ以来、気持ちを表面に出すような事もありません。

部室で補講という名の居眠りをしたIttとPaiは外から鍵をかけられて閉じ込められる。

定番の向かい合ってのバストアップのツーショット。

さぁマジでキスまで5秒前!というアングルなのに。

なにもせず!

プラトニックな2人はサクッと朝を迎えたのでした。

最初に起きたのはIttさん。

寝顔にキュンっとなっちゃったのか。

ズボンからスマホ取り出し寝顔をパシャリパシャリと複数回。

浮かべた笑みに若干のSっ気が感じられるので、どこかストーカーっぽいな。

と思ったのはボクだけではないでしょう^^

 

亡くなったお母さんが背中を押してくれているのだろうかという位、突如恋も勉強も順風満帆になったIttさんだが、Paiと先生の密談をうっかり聞いてしまって、ちょいモヤる。

というところでこの2人の話は待て次号となりました。

 

 

 

さて、サブカプ要員であるはずのPureとWaanはどうなったのかと言いますと。

女子も男子もとっかえひっかえやってたせいで、Pureが深刻な病気になってしまった可能性が浮上する。

悶々として、こちらも学校に来なくなり、その場で一部始終をみていたWaanは心配になって家庭訪問。

落ち込む彼を強引に検査に連れていく。

結果は陰性。

急下降していたPureのテンションはこれを機に急上昇。

「もう二度とおイタはいたしません」

と 満面の笑顔で先生に告げる。

 

この流れ、正直ボクは乗れませんでしたね。

病気の扱いもその悩みも軽すぎてリアリティを感じない。

くわえて、Pureがセーフティネットを張らず複数の人間と関係を持つのは、母親とのいざこざが原因らしい。

という設定にもドラマとはいえ軽い憤りを感じます。

4話の後半から5話の前半、Pureが心配しているのは自分の事だけ。

これまでに関係を持った人たちの事を気にかける様子もほとんどない。

まぁ実際自分がこの状況に置かれたら、他人に気を配る余裕はないのかもしれないですけれど。

ドラマで見せられると、不誠実な態度がむしろ鼻につきました。

五話でこの問題にケリをつけた以降のPureさんは、ちょっと女好き感のある笑顔の素敵な好青年になってます。

親にも放置されている孤独な少年の心が、Waan君が受け止めてくれたおかげでほぐされて、快活な子になりました。

という展開にしたかったのなら、せめて扱うエピソードは慎重に吟味するべきじゃないだろうかと感じましたね。

待て次号。