今回、映画のオマージュはなかったような気がします。
サブタイトルはProposal。
こんな映画あったかな?と思っていたら「ありました!」
それがこちら!だん!「あなたは私の婿になる」
でもこれ。偽装結婚を描いたコメディで、Theory of loveの内容とはあまり関連がないような気がするんですけどね。
気がつかなかっただけで、オマージュ入ってるのかもしれません。
さて本題に。
Theory Of Love 第八話の感想を!
第七話の感想はこちら
ようやく Thirdへの恋心に気づいたKhai。
しかしThirdの気持ちは冷めていて、前に比べてKhaiへの態度がそっけない。
Thirdの気持ちを取り戻そうとしたKhaiは、彼が脚本を執筆した舞台のオーディションを(なりゆきで)受ける事になり、そのまま主役の座を射止めてしまう。
これで彼との距離を縮められると思いきや、Thirdは演出席、自分は稽古場の上でまったく距離をつめられない。
それでは私生活に介入しよう!
と彼の買い物につきまとい、夕食の準備をするThirdを褒め殺す作戦に打って出た。
「お前なんでもできるよな。勉強もできるし、脚本もかけるし、料理も得意だなんて、お前とつきあえる人は幸せだよ」
「俺はお前につきまとわれて、うんざりしてるけどね」
今までも所業が悪すぎましたね。Thirdは信じてくれません^^;
「食べたら帰って。打ち合わせあるから」というThird。
「誰と?なんの?何人来るの?いつ終わる?どんな話?」
と、質問攻めにする。
Khaiさん^^;
少し前までのプレイボーイっぷりはどうしたんだよ!
それじゃ独占欲強い系の女子じゃないかよ!
わりと男子にうざかられる系の対応じゃないかよ!
と思っていたら、にんじん切る手をThirdは止めて
「なぜそんな事に気にするんだよ?どうしたの、最近。おかしいよ!」と尋ねる。
「正直に答えてくれる?俺になにをしてほしいの?」
「ホントに知りたい?俺は……」
期待をあおったところで、お邪魔虫が現れた。
一人は舞台の演出家の金髪野郎系の先輩(でも人は良さそうです)。
そしてもう一人はいまや天敵から最大のライバルになったイケメンの先輩Un。
Unは校内で人気のイケメンでThirdに馴れ馴れしく接している先輩。
彼がThirdの脚本のリライトに協力してくれるという。
Khaiとしては面白くない。
小さなテーブルを4人で囲んで食事をする間、KhaiはいやみったらしくUnをディスった。
先輩としての余裕か、人としての器の差なのか。
Un先輩はどこふく風で、彼の言葉を軽くいなす。
自分がいない間、仕事をダシにThirdに急接近していたUnの存在に、もやっとするKhai。
さらに追い打ちをかけたのが金髪野郎系の先輩。
「UnはThirdの事が本気で好きなんだ。お前はThirdの親友なんだろ?先輩として、俺はお前に頼みたい。UnにThirdの心のつかむチャンスをあげてやってくれ」
その場では神妙な顔つきをしていたKhaiだが、答えはもちろんNO。
しかし。
ThirdとUnはいつも一緒にはりついてるし、映画に誘っても忙しいって付き合ってくれない。
ここ。
いつも一緒にいることを「Glue」という英訳で表現しています。
Glueはノリの事なので「はりついてる」とか「ひっついてる」とかそんなニュアンス。
ただ一緒にいるというよりも、もっと密着度の高い印象を与える言葉です。
「俺の誘いは断って、Unと一緒に映画に行ってるんじゃないか?」
と気を揉むKhai。
Twoに相談をしても「Thirdはお前と違って、女のために友達を捨てたりしない」というが、事実ThirdとUnが仲良く映画館から出てくるのを目撃してしまう。
これまで自分がしてきた事で、Thirdがどんなに心を痛めていたのかを身をもって体感する理解する悲しいシーンです。
が。
あえていろいろ突っ込もう^^
今回に限らず、このドラマで「映画を見る」と出てくるロケーションはIconSiamとい新しくできた複合施設。
これ。
いわゆるダウンタウンにある施設ではなく、チャオプラヤー川っていう大河の畔に新しくできた施設です。
ここだ!
高島屋が入ってるのに日本語サイトはない^^;中国語はあるのに。
川の辺りは公共交通機関が少ないので地味に行きづらいかもしれませんね。
スカイトレインでサパーンタクシン駅まで行って、そこからシャトルボートが一番カンタンかつ安全な気がします。
でもってこのシーン。
いるかどうかもわからない2人を待ち伏せしていて、見事にKhaiが2人を見つけてしまう衝撃的な瞬間に、まったく関係のない通行人が彼の背後を通っていきます^^;
よくよく見ると、ThirdとUnの写真を撮ってる女子とか、チラ見している男性とかがいらっしゃるので、この人達はエキストラではないでしょう^^
日本でこういう現象が起きるのは、いわゆる無許可のゲリラ撮影の場合なのですが、タイの場合はどうなんでしょうか?
撮影許可をとっていても、ばんばん一般人が横切っちゃうのかもしれません。
いっちゃんいい時に通行人が入ってくるのが勿体ないシーンでしたね^^;
「絶対取り戻しちゃるぜ!」と息巻いていたKhaiさんですが、これがきっかけで一気にしおれてしまう。
舞台の稽古をすっぽかしたあげく、客席で一人寝ていたThirdの頬にキスをして彼を激怒させてしまう。
この時のThirdの怒りっぷりがものすごい分、彼の内面も知りたくなります。
彼の感情をThirdの言葉で聞きたいなぁと思ったのですが、それは前半にThirdが雄弁に自分の気持ちをモノローグとして語っているから、なんですよね。
最初からKhai視点の話だったらこういう欲求は視聴者の中に湧いてこない気がします。
とはいえ。
もしここでThirdのモノローグが入ってしまったら、視聴者はKhaiが感じた絶望感に共感しづらくなってしまう。
もどかしい気分にさせる演出です。
二度とあいたくない!とまで言われ自暴自棄になったKhaiは愛車をかっ飛ばしたあげく事故ってしまう。
この怪我が壊れてしまった2人の関係を修復するのか!
というところで時間です。待て次号!