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韓国BL「8番目の感覚」第五話・第六話

2話で1つのお話のような構成の

韓国BL「8番目の感覚」第五・六話

rukacchii.hatenablog.com

序盤は田舎から出てきた純朴少年ジヒョン君を、爽やかお兄さんのジェウォン先輩がリードする力関係だったこの物語。

その後もグイグイ先輩リードで行くのかと思ったらジェウォン先輩は気分のムラが激しくて、近づいたと思ったら離れていき、そして一見なんの予兆もなくまた近づいてくる。

 

カウンセリングに通っている事が小出しに明かされて、ついに6話でその理由が明かされますが、その助走となる第五話は、例によって学生が集まっての飲み会がお話の中心に。

無神経なジェウォンの友人が「大企業の息子で、顔もいいし、教授のお気にだから、将来になんの苦労もない」的な事を口走る。

流れで兄弟の事を口走った友人の言葉に温厚……というよりは他人の言動に関心の薄いジェウォン先輩は、らしくもなくブチ切れそうになる。

 

これをとっさの機転で食い止めたのがジヒョン君。くわえて怒りの収まらないジェウォン先輩を代弁して、仕返しの嫌味を口走る。

その後もデロンデロンの状態の先輩を家まで送ってあげたりと、先輩に世話してもらう立場から世話する立場へと逆転。

物語もこの段階まで来ると、ジェウォンの爽やかお兄さんモードは、本人にとってなかなか辛い仮の姿で、思った以上に先輩はふわふわした精神状態にある事が見て取れます。

そんなメンタルの安定しない先輩は、何事があったか理由もつけず突如ジヒョンに電話をかけて、車で2人で海へとデート。

この時も正直、ジェウォン先輩はあまり表情が冴えない。先輩!2人で遠くへの初デートなんだから、ついてきた後輩の気分を盛りたてようぜ^^;

その日のうちに帰るのかと思いきやおそらく都合2泊3日の旅。サーフィンしたり、お散歩したり、海辺で花火とキャンプファイヤーという健康的な事に勤しみながらジェウォン先輩の過去のトラウマが明かされます。

このトラウマ自体はさほど意外なものではないわけですが、波の音にキャンプファイヤーのほのかな明かりという舞台効果が抜群で、とつとつと語るジェウォン先輩の喪失感と、その傷に触れないように言葉を選ぶジヒョン君の優しさが感じられる情感のあるシーン。

自分たち以外誰もいない期間を経たことで、2人は物理的にも結ばれる。

あまがみしたり、相手の鼻をいじったりと、プロレス未満のじゃれ合いは「そういや。こんな事した事あるね」と過去の体験を思い起こさせられる甘く可愛い素敵なシーン。

このまま何事もなく帰途へと2人がついていれば、この物語はこれにて終了となったんでしょうが、まさかのジヒョン事故ったかも???

という展開で幕を閉じる。

弟も自身の眼の前で亡くしたと告げたジェウォンさんが、このジヒョンさんの事故にどれほどの衝撃を受けるのか?2人の仲はどうなるのか?

淡々と流れていったこのドラマ、初の大事件勃発と同時に

待て次号! 

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