タイBL、タイドラマに浸かる日々|サバイなブログ

タイBL、タイドラマを中心にアジアのドラマ・映画について語ってます

TharnType/ターン×タイプ 最終話。派手さはないのに、涙腺がゆるむ素敵なクライマックスでした

タイドラマも好きですが推理小説も好きなんです。

こうかな?ああかな?と考えながら読み進め、ついに暴かれた事件の真相が思いもよらない物だった。

でも後から考えてみると、そこここに伏線がはってある。

ちくしょうなんで気がつかなかったんだろう。

ものの見事にだまされた(微苦笑)。

そんな面白いミステリーを読んだ時に感じる快感を、

まさかのタイドラマ。

しかもまさかのTharnTypeで味わうことができるとは^^;

嬉しい誤算となりました。

そんな、TharnType最終話の感想を

この作品は日本で配信されています。
配信状況はこちらのページからご確認ください。

11話はこちらから。

rukacchii.hatenablog.com

 

Tharnが実家にボロボロの状態で戻ったところから始まります。

角度美形のお兄様ThronさんがTharnに駆け寄り、慰める。

「たんたんたーん。たんたーん」と連呼される弟の名前が歌の歌詞のようで、場にそぐわないおかしみを与えてくれます。

どうしてTypeは俺を捨てたんだ、うわーん。

と11話、スピンオフとほぼ同じセリフを繰り出した後オープニングの曲に突入。

このオープニングが、いつものバンドサウンドではなくピアノにアカペラという特別仕様なのが心憎い。

その前のシーンからのピアノ繋がりで、悲しげなトーンを途切れさせません。

そのままプールサイドで落ち込むTharnさんのシーンに繋げていきます。

 

このプールサイドのシーンはあるべきスマホのクローズアップがないので、実はちょっと判りづらい。

Lhongからの電話でスマホを手にしたものの、Lhongの電話には出ず(おそらく)Typeとのメッセージを読み返して「お前からのメッセージは文句ばっかりだ」と言っているという事だろうと思います。

 

辛くなったTharnさんは、スマホをちゅうちょなくプールへ投げ込む。

さすが自宅にプールがあるリッチマンは違います。

 

 

 

電話に出てくれないTharnの事を心配して、LhongがTharn家を訪れる。

親友とはいえ、膝小僧丸見えのズボンは見舞いにふさわしいとは思えません。

もう少しTPOをわきまえようぜ。

Thorn兄さんは彼が諸悪の根源である事にはまったく気づかない。

自分たちの家族の事を「羨ましい」というLhongにもっと頻繁に来ればいいと言う。

 

それでいてボロボロの状態の弟を見たThornさんは珍しく、自宅警備の任から解き放たれて、Typeに会うため大学へ来て2者会談をする。

ChampとTechnoのやりとりや、この後つづくバンドメンバー2人のやりとりにコミカルな要素を入れ込んで、物語にどこか明るさを残そうとするあたり

この作品らしいなぁ、と思いました。

 

さて。

見事、Typeを駆逐して万事上々のはずのLhong。

しかし肝心のTharnと連絡が取れずイライラを募らせる。

 

最初、Tharnが傷心のあまり連絡をしてないんだと思いこんでいましたが^^;

よく考えればTharnのスマホは水没してましたね。

 

その後、この作品で3度目くらいの「おばけかと思ったよ!」ネタがあり、物語は修羅場へ突入するのでありました。

嵐の前の静けさ。

Technoの家での2人の会話から絆が感じられるいいシーンでしたが、実戦には駆り出されていたChampも混ぜてあげればいいのに……。

と思わないでもありません^^;

 

 

 

水没した電話にかけ続け、ストレスマックスのLhong。

その背後から何かを悟ったかのようなTypeが近づく。

あたりさわりのない挨拶にもぎこちなさが混じる2人。

「よりを戻すべきだと思うんだけど」

と味方のフリをして探りを入れるLhongの常套手段に

「ほんとにそう思うのか?」

と切り返すType。

このシーンは終始戦闘モードのTypeさん。

最近もっぱら乙女の顔ばかりで、ついぞ忘れていましたが^^;

元々はこういう体育会系のヤンチャモードが多い人でしたね。

 

「俺が謝罪したらTharnは許してくれるかな?」

「前にも言ったよな。別れ話は慎重にするべきだって。今さら心変わりしたってもう遅いんじゃないかな」

 

手の内は読めているのに空っとぼけた表情をするType。

内心のイラつきを抑えて(でも抑えきれてない)笑うLhong。

 

これはタイドラマ版大奥なのか?

 

と思いたくなる、あてこすり対決が結構な長さで続いた果てにTypeさんが胸ぐらつかんで(そういえばすぐ手がでる人でしたね。最近は女子力が……。以下略^^;)

全てお見通しだ!

と荒くれる。

 

元カレTarをカツアゲ……じゃなくて、しばくため(さらに悪い)高校に出向き、カフェに呼びつけた、あの時に(11話)。

TypeはTarが虐待されていた事、そして、その首謀者がTharnの親友Lhongである事を聞いてしまっていたのでした。

 

探偵に犯人扱いされた人物が皆するように、言い逃れをするLhong。

だがしかしTarは恥を忍んで、撮影された動画をType(とTechnoさん)に見せてしまっていたのでした。

 

このTypeの告白で、これまでの色んな物がつながってくる構成が素晴らしかった。

外面よく接してくれたLhongよりも、寄りを戻したがってた元彼の発言を信じるのはType自身も虐待をされた経験があるから。

カフェで真相を知らされておきながら、その後も素知らぬフリを続けていたのは証拠となる動画を手に入れるため。

初回数話を見た時に「原作者、虐待を軽くネタに使いすぎじゃないかな」と思っていた設定が、この展開を作るのに不可欠だという事が判りました。

 

口喧嘩にまけたLhongが猫パンチ。

きっと中の人がいい人なんでしょう^^

手に力入ってないのが丸わかりで、クビを締め、Typeは絶対絶命の危機に。

そしてもちろんTharnさんが駆けつけてTypeを救出するのでした。

間に挟まれたTechnoとChampがTharnとLhongをそれぞれなだめて、つかみ合いにならないようにする細かい演出も憎い。

 

そしてここからしばらくLhong役のKaownah君の独壇場が続きます。

セリフやアクションを書き起こしても彼の鬼気迫る怪演を表現することはできないので、まさかいないとは思うけど、まだ見てない人はぜひ実際にご覧になっていただきたいです。

無様に自分の内面をさらけだしたあげく、路傍に置き捨てられて自分を抱きしめるラストカットは、悪役とはいえ哀れみを感じずにはいられない。

素晴らしい熱演でした。

 

 

 

そしてエピソードはTharnとTypeの仲直りへと突入。

激しいシーンの後だからか、静かな和解が心地のよいシーンでした。

シーンのコントラストが効いているからか、ヴィランの大熱演の後にもかかわらず、この和解のシーンも印象が薄くなってはいません。

Lhongは悲しくもたった一人で荒れ狂ってシーンを食い散らかしたけど、TharnとTypeは2人でこのシーンを組み立てて、暖かいシーンを作り上げています。

端から敵うはずもなかった。

と思うとますますLhongの存在が哀れに思えます。

 

初めてTypeの口から愛という言葉を聞いて、はしゃぐTharn。

「よく聞けよ。二度と言わねぇかんな。俺はお前を愛してる。くそったれのTharnのことをな」

Typeの言葉を聞いて、笑おうとして半泣きになるTharn。

そんな彼を「泣き虫め」とからかうType。

派手に盛り上げるわけでもないのに、涙腺がゆるむ素敵なシーンでした。

 

よりを戻した後ほど、燃えるものはないという感じで^^;

キスする2人。

口に含んだ氷のカリカリという音が、まーエロい^^;

その先は衣擦れの音でごまかして、2人だけの秘密となってしまいました。

 

と、ここまで。

最後に3年後に飛んでLBCのPeteとTinが登場します。

ツンツンするMeanさんが久しぶりだったのでなんかとても新鮮でした。

そしてPeteは変わらず、ふにゃっとした声でした。

時系列的にはどうやらLBCのS1終了後まで飛んだようです。

まぁそのあたりはきっとLBCのS2で描かれることになるんでしょう。

 

 

ということで。

Theory of loveに引き続いての、序盤が乗れず中盤から自分的にグイグイ来た作品でした。いやボクの作品を見る目の無さが判ります。

最後までおつきあいいただきありがとうございました。

 また別の作品で^^

といいつつ、この作品は特別編がありました。

rukacchii.hatenablog.com

日本国内での配信

『TharnType/ターン×タイプ』
Amazon Prime Videoにて配信

日本国内での販売

TharnType/ターン×タイプ Blu-ray BOX(Amazon.co.jp限定)TharnType/ターン×タイプ Blu-ray BOX(通常版)

DVDよりも画質のキレイなBluRayディスクでの販売というコレクターにとっては嬉しい仕様です

お知らせ 

Tharnさんよりも優しくてファンを大切にする公式さん。

これまで発行した全話のリンクを一つのページにまとめてくださいました

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