タイトルどおりでございまして。
Youtubeで公開されていた99filmsという韓国のLGBTQ専門の映画?ドラマ?制作団体の「QUEER MOVIE Beautiful」という作品を見てみました。
こちらです。
どん!
TEEN VERSIONという触れ込みに最初「???」となったのですが(いや今も確信は持てないのですが)どうもこの作品はディレクターズカット版があるようで、そちらに本来はあるはずのイチャコラシーンがTEEN VERSIONでは削除されているようです(未確認。違うかも)
そのためなのでしょうか……。
一話八分、全六話を通してみても、今ひとつ話が理解できない。
本編かと思いきや、カメラクルーとかがカメラの前を通過してって「あれ?なぜかいきなりメイキングになってるぞ?」という謎の仕様もあいまって、なんとも評価しずらい作品となってます。
把握できた範囲のあらすじを書くと
主人公のボンへ君はイケメンじゃない自分に自信がなくて(おそらく)ネットアイドルで彼の憧れの人であるド・ドハに近づき、彼と仲良くなっていく。
だーがしかし!
彼は容姿への劣等感からド・ドハの写真を自分のプロフィール写真として使い、デートアプリで(おそらく)彼氏をゲットしたのでありました。
だーがしかし!
それがバレたのか、良心の呵責に耐えられなくなったのか「ハワイに留学する」というその発想はどっから出てきた!という種類の嘘をついて彼氏と別れるも、スッキリした顔のイケメン彼氏は「ド・ドハではなく、ボンへその人が好きなんだよ」という展開になり。
自分の写真を勝手にデートアプリで成りすまされていたにもかかわらず、路上で感動のキスをするイケメンとボンへ君を暖かい眼差しで見つめるド・ドハの成熟ぶりに、拍手を贈り正味50分ほどの物語は幕を閉じるのでありました。
一番の謎は、ボンへとスッキリ顔のイケメンはアプリで知り合ったけど、実際にリアルで会っていて仲良さそうなツーショットの写真が何枚も撮影されている。
にーもかかわらず、イケメンがド・ドハとボンへを勘違いし続けられるわけもないし、いくらなんでもボンへ君だって、相手が、冴えない(設定の)自分をキラキラしてる(という設定の)ド・ドハと勘違いしたままだと思っているとは信じられない。
なのに「自分ではなく、ド・ドハの事が好きなんだ」といじけたあげく別れようとする、その理由が判らない。
そしてこの謎は一切本編では明かされませんでした(完全版だと言及されているのかも)
ちなみにこの作品も、制作元である99Filmsさんも実は以前から知っていました。
長らくスルーしてきたこの作品を、今になって見てみようと思ったのは主人公ボンへを演じるキム・ヒョンモク君。
こちらの方です!
この写真だと割とイケメンに見えますね。
ネトフリユーザーなら、もしかしてこの人に見覚えがあるかもしれません。
こちらのヒョンモク君は、このブログでも半年ほど前に紹介した「ナビレラ、それでも蝶は舞う」でソン・ガン演じるチェロクの背が低い親友セジョンを演じておりました。
主要キャストも好きでしたがさして見せ場が多いわけでもないこのセジョン君を、僕は秘かに大好きで、関連動画にあがってきた「QUEER MOVIE Beautiful」のサムネイルを改めて見て「あれ?この人ナビレラの?」と気づいた事で今回の視聴となったのでした。
うつむき気味にボソボソはっきりしない声で話す根っから自分に自信のなさそなボンへ君と、背はちっさいが態度はデカイ、元サッカー野郎セジョンでは、雰囲気がまるで違いまして改めて韓国の役者の力量というか、層の厚さに感銘を受けたのでありました。
以上。
また別の作品で。