初戦の幕が切って落とされるまで一週間を切ったのに、今ひとつ手応えがつかめないチンチラ一派。俄然練習時間は長くなり校則で許される範囲を大きく逸脱。
しかし規則にうるさい生徒会のボスをすっかり腰砕けにした新生・魔性の少年Gun部長は「学校での泊まり込み合宿」の許可を取り付けさせることに成功する。
本編の半分以上が「合宿」という名のお泊り会に割かれることになった
My school President 第８回の感想を
「なんかえらい合宿パートが長いな。ライブは来週に持ち越しなのかな」と思ったらこの回は特別拡大編なのか、ランタイムが70分くらいあるんですよね。
だから合宿の様子に存分に時間を割いたうえで初戦の顛末もキッチリ描いた贅沢仕様。
妄想に入り浸っちゃうTinn会長の芸術的とも言える度重なる見事な白目に「役者ってすごい」とまず感激。
音楽以外に興味なさそうな純粋少年Gun部長が艶っぽい視線と思わせぶりな物言いで、生徒会長を意のままに操る魔性の少年に変わってしまった事には一抹の寂しさを感じないでもありませんね。
邪魔をするのが「鉄の掟」のみとなった部長と会長は、会長の妄想も含めて終始甘々な雰囲気で、公表していないだけで鉄の掟破ってないか？と思ったり。
メインの２人の距離がほどよくバランスが取れてしまった今こそ、サブカップルの出番ですよ、という事で……。
この回で（というか前回位から）その進展が気がかりなのはヘタレラッパーのWinnyさんと、俺こそスターなSoundさんという２人。
グイグイと自信たっぷりに攻めていきそうなSoundさんが、蓋を開けると意外なもじもじ＆まさかの嫉妬深さを発揮して恋愛ベタっぷりを披露する様がいとおかし。
メットかぶせてもらっただけで「し・ふ・く」みたいな笑み浮かべんなよ〜＾＾；
「（原付きに）乗れよ」って言われて「えへうれひ」みたいな笑み浮かべてんのに、Winnyの視線が向いた途端に分かりやすくムッとすんなよ〜＾＾；
おいおい自称イケメン。
ちょっと可愛すぎんだろぉ。＾＾
（しかしTinnさんの悩みに都度的確だったり、いい加減だったりなアドバイスを与えているTiw軍師が執拗に「Sound、Gunを狙ってる！かも」説を取り下げないのは、それもまたTinn会長を発奮させるための作戦だったりするんでしょうか。
だとしたら軍師。ありとあらゆる手段をもって友人の恋を成就させんとする忠臣の鏡のような男ですね＾＾）
一方のWinnyさんもストーキングするほど気になってんのにぶっきらぼうを装っちゃうという中学生かいっ！と突っ込みたくなる不器用さ。
愛らしい。
「演奏以外の負荷減らすために、俺がお前の手になっから（意訳品）」
ってお前さん、手はいろんな事に使うんだぞ？
あんな時にも、こんな時にも使うんだぞ！発言には責任持たないといけないんだぞ！
みたいな感じで、なんというか……。
なまじ「お前らのそれ、恋っていうんだぜ？」ってのが一目瞭然なのに無駄に反発してる２人というのは見てる側をも不思議なハイテンションにしますよね？（しないですか、僕だけですか＾＾；）
という感じで今回も楽しく見ましたよ。
この作品のなにが好きって、見終わって必ず幸せというか楽しいというか、見る前よりも明るい気持ちになれるのが、なにより好きですね。
というわけで待て次号！
