５話が燃え回ならば、６話は萌え回となりました。
My school President 第６回の感想を
各々自分たちの「音楽」への気持ちを問い直すための短い休止期間を経て、チンチラボーイズはついにHot Wave Music Awardへとエントリー。
システムがよく分かりませんが、事前に必要情報を入力したあと審査用のデモテープ……ならぬデモMV（時代ですねぇ）を送って審査してもらうという流れのようで、チンチラボーイズ達は審査用の曲を選ぶ事になる。
くじ引きの結果、審査用の曲に選ばれたのはJust Being Friendly。
こちらの曲です。
名前は聞いてましたがTilly Birdの曲を聞いたのはこれが初めて。
メンバーの服がなんかゴーストバスターズっぽいなと思ったら、MVの登場人物の一人がまさにゴーストバスターズのＴシャツ来てましたね。
曲の雰囲気は「ゴリッと洋モノっぽいすね」という印象（雑すぎる＾；）。フィーチャリングされてるMILLIさんも今回初めて知りましたがめちゃくちゃに歌が上手い。
おいおいチンチラ。こんな猛者の曲、審査用に選んでいいのかい？力量の差がはっきり判ってしまうんじゃないのかい？
と明後日の心配をしましたが、部長のもっかの懸念はそこじゃなく……。
歌詞があまりに今の自分と生徒会長の関係性に近すぎて、刺さりすぎてヤバいという物。
音楽に集中しなくちゃいけないこのタイミングで、深く自分の心を見つめていったら、もうすでにぼんやり気づいちゃってる淡い気持ちに向き合わなくちゃいけなくなるし、下手な事して、生徒会長がカードを切ってきたらなんらかの答えをださないといけない。
そして彼はいまだ「恋愛禁止」というチンチラ鉄の掟の支配下にあり、答えは必然決まってる。
そーんな部長Guntaphonのどこにも行けないもどかしい恋心（いや〜キュンっとした）を１時間かけて丁寧に、そしてNobiTinnだった過去を捨て、たくましく成長した生徒会長Mr.Tinnが果敢に攻めるも鉄の掟に阻まれて駄々っ子の様に泣き崩れる様（いや〜可愛かった）を愛らしく描く至福の展開。
中盤の「36の質問」パートでは妄想の中でTinnとGunが１つのベッドに寝転がって質問に答えるという展開になりますが、ここはタイ映画「Love of Siam（邦題：ミウの歌）」のオマージュなんじゃないかと思いました。
カメラのアングルや人物の配置。共に近親者をなくした喪失感について語っていて、最後は聞いている方が話している方を抱き寄せる。抱き寄せられた際の角度も同じ。
興味のある方は「Mew's Confession」で検索だ。
個人的に好きな映画との類似点に嬉しくなりますし、映画に引けを取らない印象的なシーンに仕上がっているのも嬉しい。
さて。
この２人だけでも十分に「ごちそうさまでした。ボリューム満点でありました」と拝みたくなる内容なのに、この回はそれで終わらない。
チンチラの面倒も見るようになった元Tinn専属軍師Tiwの指導の元、先程ご覧いただいたTilly BirdのMVをBLバージョンとしてアレンジする作戦が敢行される。
５話でさりげーなーくセットアップされたSound&Winny、Tiw（軍師！？自らも火中に飛び込むのですね！）＆Porというサブカプらしき人たちのお話もMV制作を機にじわり前へと進んでいく。
BLバージョンのMVという名目で、目に甘いシーンがてんこ盛りになる展開なのか、あざといな＾＾；と序盤は思ったのですが、実際目に甘いシーンは控えめで……。
というかほぼなくて＾＾。
「ファンをきゃーきゃー言わせるためだけの萌えショットは極力作らん」という鉄の掟がありそうなストイックさで、相手を意識しちゃってぎこちなくなる様を蛋白に描写する展開。そしてそれが成功してる。
不自然なタイミングで発生するアクロバティックな萌えショットよりも、メダル越しにキスをした後、去ってくWinnyに向けるSoundさんの眼差しのなんとも言えない熱っぽさのが、数倍も
「あぁ、Soundさんってば恋しちゃったんだなぁ」
というのが伝わってきてニンマリとしてしまう。
こっからしばし鉄の掟に阻まれ悩む事になるGunとTinn。その足踏みを横目に見つつWinnyさんとSoundさんは恋に発展してくのか、軍師ホントにサブカプ要員になっていくのか、どうなるのかも気になるところで
待て次号！
