生徒限定だとばかり思っていたので、まさかあるとは思わなかったMr Pomのメイン回^^;
どうりでゲストトークに出演するわけだよ
The Gifted 第12回。あらすじと見どころをば
第11話はこちらから。
女教師の手引きで、PangはGiftedの黒歴史を書いたドキュメントを手にする。
しかし彼の部屋には既に担当教師のPomがいた。
Waveにゆすられ、我に返ったPang。
Pangは記憶もこれまでの捜査資料も失っていた。
それどころか誰に記憶を消されたのかすら忘れる始末。
「愚か者」「大馬鹿野郎」「このまぬけ」
と紙を投げつけながら粛々と罵声を浴びせるWave。
共同戦線を張ってはいても、急に愛想良くなったりしないWaveさんが素敵です^^
しかも賢い子Waveさんはこんな事態も予想済。
Pangの部屋に監視カメラを仕込んでいました^^
なのに言葉攻めの数々をあえて行うWaveさん。
そのSっぷりとPangのあわてっぷりの対比が楽しいシーンです。
シリアスな演技も悪くありませんが、コメディトーンの演技をする時のNanon君は俄然イキイキしてる^^
さて、Waveさんの監視カメラにはPangが鼻ほじって漫画読んだり、パンイチでいじきかいて寝ていたりと日常のあんな事やこんな事も映っていたはずですが^^
サクッと割愛されまして(きっと笑えるシーンになったのに)。
Pomさんがパッチンするシーンが映っておりました。
Pangの意識を飛ばしたPom。
記憶を消しつつ捜査資料を始末する。
しかし彼はなぜか急いでいて、Pangの記憶も中途半端に残ったままだ。
この伏線、一応「Waveが来る事を予期してたから」という説明がされていますがちょいと弱い。
これまでの展開からもっと大きな展開を期待したくなる伏線です。
Pangは監視カメラの映像と消されずに残った記憶から重大な仮説を思いつく。
「このドキュメントを取り戻さないと。もしPomさんの能力が記憶を消す事だったら、この中に書かれた情報がゲームの流れを変えるぞ!」
こんなにもハッキリと「伏線ですよ。ネタばらしてますよ」という出し方をされたのに結局まんまと驚かされたんですが^^;
こうして一学期も終了間近。
Giftedだけに課せられた期末試験の日に、PangとWaveはドキュメント奪還作戦を決行する。
彼らGifted課せられた試験。
それは学校内に隠されたピンを集めて得点をゲットすること。
ピンの種類に応じてポイントが違い当然Giftedのピンは最も高いポイントがついている。
試験のルールは2つ。
1。ピンを奪うために人を傷つけてはいけない。
2。一つのピンも集められない人は不合格となり即刻退学処分とする
ここでPangは動揺する。
記憶を消されたあの夜。
いそいそと慌てていたPomがなぜPangのピンを奪っていったのか。
その理由がこれだったからだ。
自分のピンを持っていない彼は、誰かのピンを奪わないと失格になってしまう。
ピンが先か?ドキュメントが先か?
他のGiftedに聞こえるくらいの大声で、秘密の計画について話しあうPangとWave。
秘密保持という概念が希薄な二人。
どのみちドキュメントを奪いGiftedの黒歴史をリークしたら退学は確定なんだからと、あっさりドキュメント奪還を決めました。
そんな事とはつゆしらず(なぜあんなに近くにいたのに話を聞いていなかったのか!)
一緒にピンを探しましょう!と協力を申し出るOhmとNamたん。
時間を無駄してるとWaveにこづかれ、2人を置いて去っていくPang。
そんな彼のためにOhmとNamたんは彼のピンを代わりに探してやることにした。
当初からPang、Ohm、Namtarnの3人はハリーポッターの3人組を意識しているんだろうなと思っていました。
・主役特権で優れた能力をもつPangがハリー
・お調子物のギャグメイカーOhmがロン
・そして優等生気質で色んな事に首を突っ込みたがるNamtanがハーマイオニー
恋のベクトルだけがオリジナル版と違ってPang&Namtarnのまま終わるのかな?
と思っていたんですがもしかするとOhm&Namtarnの線もありうるのかも……。
こうしてGiftedの面々は校内に散らばるピンを探して走り回る。
PangとWaveはPomの部屋に直行するが、時すでに遅し。
Pomは処分するためにドキュメントをもって外出していた。
ドキュメントを奪い返したのは最低でも一日前の筈なのに、今の今まで処分しなかったPomさんの心境やいかに^^;
そしてここはGiftedが入り乱れての能力バトルが楽しめます。
能力の違いもさることながら、性格の違いも露骨に出る。
Phunの前ではカワイイ彼女なので忘れかけてましたが、やはりClaireはえげつない
^^;
WaveのPCを人質にピンをよこせと要求し、双子のシンクロ能力を逆手にとったPhunとの共同作戦など、久しぶりに彼女のVillan(悪役)ぶりが楽しめます。
そして最終的にはOhmがすべてをかっさらっていく顛末も笑えます。
彼らが互いに争う中、Pomはドキュメントを一枚一枚丁寧に、時間をかけて^^;
焼却処分にしています。
その丁寧さが仇になりPangが到着。
能力を発動するために必要なメトロノームを壊される。
ちょっとした反撃を試みるも、Pangはその対策もバッチリで「自分の過去を思い出せ」と能力の行使に成功します。
ここ。
Pangは音を聞かないように耳栓をしています。
当然Pomが何を言っているのか聞こえないので会話が成り立たないわけですが。
このシーン、会話してるように見せかけて実はしていません。
Pomからの問いかけは回想シーンという形で明かされ、Pangの言葉で語られるわけではありません。
PangからPomへの問いかけは「封筒を渡してください。メトロノームなしではあなたは何も出来ませんよね?」
という一言だけで、これはPomの言葉を聞かなくても言える事。
この2つを組み合わせて、一見二人が会話をしているように感じられる。
The Giftedらしいトリッキーかつスマートな演出でした。
こうしてPomは自分の過去を思い出す。
Chanonとの友情。能力を知った校長が彼の能力を開発していった事。
その結果発生した悲劇。
後悔の念と、Chanonに励まされる形で黒歴史を暴露しようとした事。
そして裏切り。
黒歴史の実行犯はPom本人。
後悔の念にかられて、一度はChanonの言葉に踊らされリークしようと思ったものの、その後の展開を想像すれば……。
自分の将来は閉ざされ、世間に糾弾される事は目に見えてる。
一方Chanonは英雄として称賛を受ける。
裏切りの動機は人間くさくて容易に理解できるものでした。
Chanonも、Pomの不安や恐れ、そして起こりうる結果を理解していた。
だからPomと自分のプロフィールを差し替えるという行動にでるわけです。
ChanonがPomの罪をかぶるためにプロフィールを差し替えた。
この事実を今になって知らされたPom。
そりゃ絶望の涙が止まらんってTOT
こうして担当教員を打ち負かし、ドキュメントを奪還したPangとWaveは校長相手の最終決戦に挑むのでした。
待て次号!
次回で最終回らしいです。