今回のポスタービジュアルは過去最高のかっこよさ。
なのにマイ推しのKornさんは顔すら映っておりません TOT
ことここに至るまで「良いことナシ」のKornさんと、生活に支障をきたすレベルの副作用を抱えるMonちゃんは今回ついに大きな決断をくだします。
その一方でこれまで生徒に寄り添う今風の優しい先生だったPomが、自らの甘さを悟っていく展開でもありました。
そんなThe Gifted 第11回。感想をば
第十話はこちらから。
まもなく学期末を向かえるGifted達。
学校長が突如彼らのもとに挨拶に来て、ちょっとした宿題をだした。
それは「Giftedとしての自分のミッション」をペラ一枚で書いてこい、という内容。
女子的にかなり嬉しくない副作用を抱えるMonはその場で校長に質問をする。
「自分の能力を捨てる事はできますか?」
答えはイエス。
校長の返事はMonだけでなくKornの胸にも強く響いた。
「普通の人間に戻ったほうがいいんじゃないか?」
思い悩んだ末、MonとKornは能力を捨て去る決意をPomと校長に告げた。
そして実際、Kornは能力を打ち消す注射を校長直々に撃たれます。
まじですか?
本当にこのままなにひとつ良い想いをせず、Kornさんはクライマックス一歩手前で物語を退場してしまうのでしょうか?
ボクとしては(いやドラマを見てる誰もが)注射自体がフェイクでKornさんはいまだ能力自体は保持してて、学校に対して不穏な動きを始めたPang&Wave組の危機を救うために颯爽とカムバックする。
という流れを期待しているはず!
とはいえ彼の能力は「ずっと起きていられます」というあまりドラマ映えしない能力。
くわえて、この番組のKornに対するこれまでの仕打ちの数々を思い出すに、このまま「能力を制御できず潰れていった人」の代表として彼の物語を締めくくる。
という展開になる不安もとても、とても多いです。
ちなみにこのシーンで一緒に能力を捨てる事を決意したMonですが、彼女が注射を受けるシーンは映像としてはありません。
こういう細かい部分でミスリードを誘ってくるドラマなので油断がならないですね。
一応、この後Monはマーシャル・アーツ部に復部し、Kornは久しぶりに眠りにつく(ここも実際寝ているシーンはありません)。
彼らは(表面上)普通の人生を取り戻したように見えますが……。
一方、彼らの辞職?届けを受けとったPom。
彼は教師としてのふがいなさに悩んでいました。
彼はGiftedの能力をとても肯定的にとらえている人間。
彼らが得られた能力の素晴らしさを、今ひとつ受け持った生徒に正しく理解してもらええていない。
彼らが正しく能力を使いこなせるよう親身になっているつもりなのに、次から次へと問題が起こり、あげく2人の生徒が能力を自ら手放したいと言い出した。
そして校長にはお前のやり方はまちがっていると断言される。
「これが飲まずにいられるか!」という心境でしょうか?^^;
ひっそりと仲間が二人、Giftedを去っていく中。
天敵だったPangとWaveは、自分たちの能力を使って他の生徒にはできない事、つまり学校長を倒し、学校を変えるために共同戦線を張ることに。
(おそらく)1ヶ月にわたりGiftedが絡む様々な事件を調査してきた2人だが、真相にはたどり着けない。
唯一判ったことと言えば、Giftedの問題に関わった人物はことごとく記憶を消されてしまっている、という事。
ハリウッドのクライムサスペンスを真似て、壁に張った写真同士に糸を使って関連づけたりしてみる二人。
所詮は学校内の話なので、その影響範囲の小ささが垣間見えて微笑ましくなりました。
伏線の貼り方や、どんでんの返し方、ビジュアルや音楽が本格派のSFサスペンスなので、時々忘れるんですが^^;
彼らはいまだ高校生。
その悩みのほとんども、私的な悩みがほとんどなんですよね。
残された最後の手段。
それはNamtarnの記憶を掘り起こす事。
Namtarnは自分の能力開発のため、過去にGiftedプログラムに参加しながら、途中で追放されたChannonという先輩を調べた事がある。
彼女は単身鍵となる倉庫に忍び込み、その後の記憶がありません。
能力を使って、Namtarnの記憶を呼び起こすよう迫るWave。
渋々ながらPangはそれを実行する。
激しい血圧の上昇に苦しみながら、記憶を掘り起こすNamtarn。
ここ!
300超えという驚異的な高血圧を記録します。
こんな数字出ることあるの?と調べてみたところ血圧計の上限がその辺りだそうです。
つまり人体的に非常に危ない数値という事。
正直、Pangが友人を危険な目にあわせてまで学校の現状をぶち壊したいのか。
その心情にはいまいち共感ができません。
ある意味、殺人行為とも取れるので、この後、OhmがPangに怒りをぶつけるのも当然かなと思います。
序盤ではワチャワチャ楽しくやっていた三人はここで一気に険悪なムードに。
Pangとしては友人の彼らを巻き込みたくないからなんでしょうが。
事情を知らないOhmからすれば、Waveとコソコソ何かをしていてPangはすっかり変わってしまったと感じられるんでしょう。
苦しむNamtarnがかろうじて思い出したのはChannonの事について書かれたドキュメントの存在。
示し合わせたの?
というタイミングで、Waveは風紀担当の女教師のオフィスに忍び込んでいた。
Pangは、彼に電話をかけてドキュメントの存在を伝えるが肝心の色や形を聞き出さなかった^^;
「それじゃどう探せっていうんだよ!」と怒るWave(ごもっとも)。
ところが。
これを立ち聞きしていた女教師が、彼らに接触。
前回のWave無双の際の責任をなすりつけられる形で辞職する羽目になった女教師。
どうせ辞めさせられるんだからとヤケになったのか……。
夜の講堂に彼らを呼び寄せ、ドキュメントを渡してくれます。
当初はWaveとPang、2人一緒に行ったのに隠れ場所を探すうちにWaveが負傷。
Pangが一人で女教師を待つことに。
ココ。
Waveは椅子から飛び出た針のような物で腹部を負傷するんですが。
この針がけっこう長い。
いやいやそれが刺さって、ほっといていいレベルの怪我じゃすまないでしょ?
という感じ。
この回は、このシーンだけじゃなく珍しくご都合主義な展開がチラホラしてるのが気になりました。
Pangは無事にドキュメントを入手し部屋へと戻る。
部屋にいたのはMr Pom。
彼はPangとWaveが作った捜査マップを見つめ、立ち尽くしている。
「何をたくらんでいる?Pang」
冷たい視線を向けるPom。
不思議な事にPangはPomの事を疑っていなかったようでPomを説得にかかります。
「キミはこの事について知っているのか?」
「もっと知ってます!」
「それなら、ボクがなにをできるか知っているな」
「どういう意味ですか」
「校長は正しかった。ボクは君たちに甘すぎた」
「あなたが……」
「キミに最後の警告を与えよう。この件に関わるな」
個人的には。
プログラムの担当教員が背後のアレコレを知らないわけないじゃないか?
とPangの迂闊さに驚きますが「信じていたのに裏切られた」という表情はいい。
せっかく入手したドキュメントを渡すよう命じられたPang。
Pomは少し気の弱そうな、生徒に舐められる系の先生のように描かれていましたが、ここでは凛々しい姿を見せてくれます。
というかこの人普通にハンサムさんですよね^^
Pangは大方の予想どおり、渡すふりをして能力を使おうとした。
Pomが顔色一つかえず指を鳴らすと次の瞬間、Pangはこれまでの記憶を無くしていた。
友情を壊してまで得た捜査の成果。
これですべてが水の泡となってしまうのか?
待て次号!