四話で表舞台に引っ張りだされて以来一推しのKorn君^^
長年の想い人にはふられ、人格破綻したPunnのとばっちりで腕の骨を折る怪我を負い、しかも想い人は自分のことはこれっぽちも心配してない。
僕の能力はGifted全員の不幸をまとめて引き受ける事!
とでも言いたくなる程、トホホな出来事がつづく彼。
そんな彼についに人生の春が来る!?
The Gifted 第七回のあらすじと感想を
第六話はこちらから。
試験を2週間後に控えた放課後。
Mr Pomはいまだ能力に目覚めていないPangとKornに補習を敢行していた。
「Pomさんはいつまでこんな事続けるつもりなんだろう?」
「お前がホントの事を言うまで。じゃないのかな?」
触れて、命じるだけでその人の行動を操る事ができる。
Pangは自分が能力に開花していた事を伝えていない。
彼が能力に気づいた体育館の事件。
Kornは現場に居合わせ、Pangが能力を使うのを目撃していた。
「誰にも言わないでくれてありがとう」
「俺の秘密じゃないし」
「お前は?まだ能力に目覚めてないの?それとも言ってないだけか?」
KornはPangの質問に答えない。
ココ!
言わずにバンバン使っちゃいそうなWaveと違って^^;
Pangは自分の能力を誰にも言わないだろうと思っていました。
なのでここまでは想定の範囲だったんですが。
そうか。Kornも能力に目覚めていてそれを言わないだけかもしれない。
という展開はちょっと予想してませんでした(鈍い)
前半戦のお楽しみは「今日の主役の能力はなんだろう?」という部分だと思うのですが、それをいかに飽きないように開示していくか。
演出陣はとても心を砕いています。
毎回毎回「事件が起こって〜能力に目覚めて〜」という展開が続いたら飽きますしね。
長く想い続けていたClairに振られ、今は写真部に所属しているKorn。
いまや絶滅危惧種になりつつあるフィルムカメラで撮影したGiftedメンバーの写真を現像する。
「僕らは、夢見ることができなくなって、はじめてその夢の価値に気づくんだ」
Kornは長年思い続けたClairの写真を見つめる。
いまだ思いを断ち切れずにいる。
「いつPomさんに話すつもり?」
「なんの事?」
「そういうのやめて、うんざりだから。眠らなくってどのくらい経つの?」
「結構経つね」
「いつからって聞いてるんだけど?」
「君の舞台があった日からだ。もっと詳しく話そうか?」
「Pomさんに言うべきよ。これがあなたの能力なんだから」
「能力?」
ココ!
僕も「え?能力?副作用じゃなく?」と思ってしまいました。
Kornの能力は(現時点では)眠らないでも疲労を感じず、ずっと活動し続けられる事。
いやぁ……。
この世に睡眠に勝る喜びはない。
と思う僕には、正直「拷問」としか思えません^^
睡眠には体を休める事以外にも、ストレスコントロールの役割もあるわけです。
Kornのような内向的な人間は、一日中フル回転で小さい事、大きい事、色んな事を考えてたりするわけです。
そんな人から睡眠を奪ってしまったら、能が休まる暇もない。
そりゃぁ、中二病くさい一行ポエムを、夜な夜な書きつづりたくなるってもんです。
体が動けばいいってもんではないのです!
Korn君も同意見の様でClairに「あなたの能力なのよ!」と言われて「能力って。マジかよ。ふざけんなよ」的な表情をしています。
あげく「君のと俺のを交換しよう」とまで。
個人的にはClairの能力も微妙〜な感じなんですが。
アロマキャンドルを焚き、アイマスクをしてなんとか眠ろうとするKorn。
しかし眠れない(つらすぎるTOT)。
Gifted特権を利用して、夜のプールで泳ぐKorn。
そこに放送部員のKoiが現れた。
Giftedのスクープをモノにしたい彼女は数日前からKornの周囲をウロチョロしていた。
最初こそ警戒していたものの、彼女に自分に通じるモノを感じたKorn。
このプールの件を機に二人は親しくなり、昼も夜もなく行動を共にするようになる。
ま、ひらたくいえば「つきあってる」という事なんですが^^;
別のドラマでつきあってると思っていたのに、まだつきあっていなかった。
という案件がありましたもので、ちょっと慎重になりました。^^;
このドラマにしては珍しく、軽快なポップソングに合わせて2人が校内デートを重ねるシーンは、AeとPeteに負けないくらい、カワイイです。
この曲探したんですけど、見つからなかったです。情報求む。
四話以降、Kornが笑うのはこのシーンが久しぶり。
表情にとぼしいKornですが、笑うと途端にあどけなくなる。
それがますます、このシーンのキュートさを加算する。
めっちゃ微笑ましいシーンなのですが、彼の幸せはほんの数分しか続きません。
色ボケするのは構わないけど、能力を見つけるという大事な事を忘れるな!
PomがKornに説教をする。
反抗期の息子みたいな態度で「俺だって頑張ってるんだ!」と言うKorn。
しかしPomは知っていた。
彼が数ヶ月も前に自分の能力に気づいていて、それを話してくれないだけだという事に。
追いつめられた彼は部屋を飛び出し、学食にいたClairに「君がばらしたんだな!」と食ってかかる。
「他に何を話した?」
「アナタとあの放送部の女の事を聞かれた」
「君と友達になれるって考えてた俺がバカだったよ」
「あの女はあなたを大切になんか思ってない。あの女は私達を」
「お前の彼女に言っとけ!俺の人生に首をつっこむなってな」
終始、Clairの脇で怒りをこらえていたPunnにそう吐き捨て、Kornは去っていく。
最も間の悪いタイミングで現れるどん臭い組部長Pang。
怒りをこらえきれないKornにKoiは言う。
「放送部は辞める。あなたがいればそれでいいもの」
この言葉にほだされて、KornはGiftedの教室にKoiを連れていき、彼らの能力を記録したビデオを見せてしまう。
Giftedプログラムの事は誰にも口外してはいけない。
Kornはついにそのルールを犯してしまった。
Kornの目を盗み、Koiはメモリースティックにビデオをコピー。
放送部の部室に逃げ込み、校内中に拡散しようとデータをアップロードする。
先回りしたPangとClair。
そして監視の目を光らせていたWaveの働きで、KoiがGiftedの秘密を暴露するのを防ぐ事はできた。
Giftedの秘密を暴露してしまったKorn。
Pomは罰則として、プログラムからの除名処分を命じるが、納得できないPangはPomに再考を求める。
当然Pomは聞き入れない。
Pangは彼の腕を取り、命じる。
「Kornを退学させないでください。彼に時間と、別のチャンスをあげてください」
と。ここまで。
クライマックスの一連の出来事は超能力者を扱ったドラマらしい燃える展開。
Pangが初めて能力を意識して他人に行使した瞬間でもあります。
それを見たWaveさんが「な、なんだと!」的な表情になるもの彼の小者感が出ててイイです。
が。それよりも。なによりも。
Koiにも裏切られてしまったKornさんの幸薄さに胸が痛みます。
「身を斬られるような痛み」
という言葉がありますが、このシーンはまさにその言葉をビジュアル化。
滑りおろしたカッターでKoiがKornの手を切り裂く。
この描写を通して、彼が感じた心の痛みを視聴者が追体験できるようになっています。
加えて。
眠れないんだぜ?
「もう嫌だ!今日は寝る!ふて寝してやる!」って出来ないんだぜ?この子。
並の神経じゃ耐えられないでしょ。
想像するだけで、睡眠に勝る喜びはない僕は気が狂いそうです^^;
Monさん同様、あきらかに能力のマイナス面のが大きいKornの今後はどうなるのか?
もう少し陽の当たる場所に立つことができるのか?
待て次号。