シリーズの主人公Pang君ですが。
背景状態の4話に続いて5話ではまさかの出番なし。
2話連続でしばらく影の薄かった彼ですが、今回は久々に台詞もありました^^
いやぁほっとしますね^^
The giftedは他のドラマと比較してトーン暗めのドラマですが、Punn編のダークっぷりの後だとPangとOhmのノーテンキな顔に陽だまりのような暖かさを感じてしまいます。
この二人がわちゃわちゃしてると心がぽかぽかしますよ^^
そんなThe Gifted 第六回のあらすじと少しの感想を
第五話はこちらから。
暴行事件の責任を取り学級委員長を辞めさせられたPunn。
新しい委員長になったのは優秀だけど人望のないWaveだ。
彼はたるんだクラスの空気を引き締める事を宣言。
その一環として未だ能力に目覚めていないPangと(僕の一推し)Kornの二人に教室の清掃を命ずる。
能力に目覚めるための動機づけだと彼は言いますが、実際はただの嫌がらせ。
こういう子供っぽさがリーダー向きではないというか器の小ささを示しています。
一人居残り掃除をするPang。
とある用事でクラスを訪れた校長に「僕には才能なんてないんだ」とぼやいてみせる。
校長は「試しに普段話した事のない友人と話してみては?」との助言と共に、そのきっかけづくりに書類を渡した。
それはGiftedのメンバーで類まれな身体能力に開花した女子生徒Monのメディカルチェックの結果だった。
セキュリティ同様、個人情報の保護も甘い。それがRitdha Wittayakorm高校^^;
書類を渡すため、PangはMonが所属するマーシャルアーツ部を訪れる。
和気あいあいの部員たちの中に、かっての親友Nakの姿もあった。
Pangに気づいた瞬間、彼の顔から笑みが消えたのが、Pangには寂しい。
すべてのスポーツに秀でたMon。
エントリーしていた他の選手を押しのけ国外試合への出場が決まる。
後ろめたさを口にするMonに当の選手はエールを送る。
部長はMonが汗をぬぐったタオルを、その部員にふざけ半分に投げつけた。
空気が和み、大会に向けて部員たちの士気は高まる。
数分後。
その部員が凶暴化し、かけつけた部員たちに襲いかかる。
しかしMonはなんなく叩き伏せる。
原因は薬物摂取によるものだが、練習を共にしてきた部員たちには信じられない。
「自ら摂取したのではなくて、摂取させられたとしたら?」
仮説を口にしたのはPang。
彼は体育館のドアの向こうからコッソリ中を覗いている、おかしな少年を見ていたのだ。
捜査を開始するPangと部長。
物音がした空調室を調べた二人は、女性(Mong?)が使用したタオルの匂いをハァハァしながら嗅いでいる少年を発見した。
少年はタオルを放り投げ逃走。
合流したMonと3人で彼を追うが取り逃がす。
ココ!
話の本筋とは全く関係なくて恐縮ですが
ぶつかりそうになって身構えるPangの仕草がGirlyでカワイイです。
彼が薬物を摂取させた犯人だ。
そう信じ、さらに追いかけようとするMonの電話が鳴り、MrPomが衝撃の事実は告げる。
「部員の体内から検出された薬物と同じ成分が、君のタオルからも検出された」
判明していなかった彼女の能力の副作用。
それは身体能力を高めるために特殊なフェロモンが分泌される事。
そのフェロモンは汗を含む彼女の体液すべてに含まれている。
そして、それを摂取(吸引)した者を凶暴化させてしまう。
Monが衝撃の真実に打ちのめされている間にも。
少年が空調の上に放ったタオルから汗が気化して、体育館へ拡散されていた。
巧みなミスリードと衝撃の真実。
そして事実が明かされたと同時に、実はもっと大変な事になっているんだよ。
と「空調にゆれるMonの汗拭きタオル」のカットで開示してくる流れに鳥肌たちます。
空調を通して拡散された彼女のフェロモンは、予想通り部員たち全員を暴徒化しMonと部長に襲いかかり、その後はアクションシーンが続くんですが。
動きがモッサリしていて緊迫感もなく、ちょっともったいない印象でしたね。
そしてゾンビをイメージさせる凶暴化した生徒たちのビジュアルも中途半端というか、安っぽいんですよね。
ここまでの流れや伏線の貼り方を含むストーリーの運び方が、めっちゃ良かったので、このアクションシーンの残念感が際立ってしまった感じがあります。
Monの活躍で暴徒化した部員は全員確保。
ただ一人。Nakを除いては。
他の部員と別行動をとったNakを、Pangは体育館で見つける。
大元の原因となったハァハァ少年をタコ殴りにしてるNak。
Pangは駆け寄り、止めに入る。
「ちょっとした話もできないのかよ!」
「俺と話したい?いいとも」
言うなりNakはPangを殴り、罵る。
まるで、ずっと沈黙を続けていたうっぷんを晴らすかのように。
「すべてPangのせいだ。お前が来るとすべてが台無しになる」
「お前だけが哀しいわけじゃない!Monだって。俺だって」
「お前が?お前はいつだって俺の人生をめちゃくちゃにしたがってるくせに」
頭に血がのぼったPangは、殴りかかってきたNakの腕を摑んで言った。
「(おそらく)お前の人生を駄目したのが全部俺だとしか思えないなら、死ぬまで壁に頭を打ちつけとけよ」
Nakの目から生気が失せていく。
彼は背後に立っていた鉄のポールに強く頭を打ちつけた。
制止するPangの声には耳も貸さずに何度も何度も頭を打ち据えるNak。
傷口から流れだした血がポールを伝う。
駆け寄り、Nakの肩に手をかけるPang。
「止めろって!」
Nakは頭を打ちつけるのを止め、その場に倒れた。
事態に気づいた大人たちが駆け寄る中、Pangは自分の能力が何かを悟る。
「触れて、命じるだけで相手の行動を操れる」
と、ここまで。
このシーン。とにかく痛い。
Nakが頭を打ち付ける度、カンッ!カンッ!っていう硬い金属音が入るんですけど、これが痛さを倍増します。
まず頭の骨陥没しそうな音です。
そして残酷な副作用を持つことになったMon。
体液すべてから検出されるようなのでこれは日常生活に支障が出るレベルの副作用ですよね。
そしてついにPangの能力が明らかになるこのシーンはバックに流れる曲のせいもあり、「とんでもない秘密。キター!」感がすごいです^^
実際は第三話の時点でうすうすみんな気づいていたのに^^;
というか一人ずばぬけてずるい能力を獲得しました。
さすがは主役^^
ついに第六話にしてPangは自分の能力に気がつきましたが、なんと第一話から彼は能力に目覚めていました。
このドラマは本当に伏線の貼り方が巧みで舌を巻くばかり。
というわけで。Pangの能力発現パートを振り返ろう!
まずは第三話。
Namtarnのお母さんが娘を学校から連れ出そうとするシーン。
Pangがお母さんの腕を掴んで説得。
一見その言葉に感銘を受けて、といった感じで転校させない事を決めますが、ここで能力は発動してます。
ここは演出的にも「あ?これがPangの能力なのかな?」と思うように仕向けてるので分かりやすいと思います。
続いては第二話。
Folkを消してしまったOhm。
彼がかっての友人を呼び戻そうと心から謝罪するという、Sing君の演技が際立つ素晴らしいシーン。
このシーンの終わりで彼の肩に手をかけて「もういいよ」っと声をかける際にも能力が発動しています。
このシーン、実はPangの顔は映っていません。
Ohmに手をかけている人物。
それが呼び戻されたFolkなの?それとも脇にいたPangなの?
誰の手か見せない事で視聴者の気持ちを煽る演出なんですが、それに加えてPangの能力が発動した事を伝えるカットでもあったわけです。
そして最後に第一話。
親友だったPangとNakがつかみ合う後半のシーンで発動します。
たぶんこれが一番最初でしょう。
ココ。
細かく解説するよりもぜひ見直してみてください。
このタイミングで伏線を張っていたんだという事実にも驚きますが、それ以上にPangの◯◯が全ての原因だったんだという事がこんなに大胆に開示されてた事に驚きます。
僕は声あげて驚いてしまいました。
ぜひあなたも^^
というわけで。
次回7話は僕の一推しKornメイン。
なんとラブストーリーでした。
というわけで待て次号!
一話の能力発動について知りたいけども、英語はまるっきりわからんとです!
という方は、このまま下にスクロ〜ル。
一話のね・た・ば・れ。
Nakに掴みかかったPangはこう言います。
「二度と!俺に話しかけるな」
この言葉が暗示になって、以降NakからPangに話しかける事はありません。
NakがPangを遠ざけたのではなくPangがそう仕向けてしまったのでした。
そんではまた。