Puppy HoneyのRome役。
そこから派生したOFFGUNとして認知されているだろうGun atthaphan。
彼が演じるPunnが主役の第五回。
ここまでの全話を通しても、もっともトーンが暗いお話でした。
Clair、Korn、そしてWaveと、第四話の主要登場人物をメインにした前後編の後編のような
The Gifted 第五回のあらすじを
第四話はこちらから
自他ともに認める完璧主義者Punnの能力は「見ただけで、それを自分の能力として再現できる事」
スポーツ、学問、音楽と、あらゆる才能を能力を使って開花させている彼は、学内学外のあらゆるコンペティションに引っ張りだこ。
彼自身もその全てをこなし、勝利する事を自分の責務と考えていた。
しかし、そんな生活は確実に彼の心を蝕んでいた。
我を忘れる事が増え、湧きあがる怒りを抑えきれずに相手が気を失うまで殴り続ける、そんな妄想に囚われてしまう事もある。
ハードワークを自らに課すPunnの事を心配して、Mr Pomは定期的にカウンセリングを実施。彼に絵を描いてくるよう提案をした。
順調に交際を続けている彼女のClairも、過密スケジュールをこなす彼の健康が気にかかる。
彼とのクラシックダンスのレッスンを取りやめ、休養を取ってもらおうと学食のおばちゃんに無理をいい(このあたりはClairらしい)彼の好きな料理をテーブルに並べた。
喜ぶどころか激怒するPunn。
「僕のことはほっといとくれ」と並んだ食器を弾き飛ばし、立ち去ろうとする。
「あなたの事が心配なのよ」
「心配。僕の事が心配だって?」Clairの言葉に足をとめ、振りむき近づいてくるPunn。
その顔にさっきまでの怒りの色はなかった。
「誰も僕を大切にあつかってくれなかった!誰もだ!誰一人。いなかった」
目に大粒の涙を浮かべ、叫ぶPunn。
再び立ち去ろうとした彼に「アナタは誰なの?」と声をかけるClair。
嗚咽をもらしたPunnが振り返る。
赤く目をはらし、無表情なPunnがいた。
ココ!下手なホラーより怖いっす。
心配するClairの言葉を聞かず、彼は学内の数学コンペティションに参加した。
疲れとストレスで判断力が鈍った彼は、調子がでない。
そこに見物をしていたWaveが彼以上にスマートな回答をして、Punnを刺激する。
自分を攻撃されたと感じた彼は、Waveを椅子ごと蹴り倒す。
たまたま写真を取りに来ていたKornが二人の間に割って入り、Punnを殴る。
「わ、わるかったよ」
「いいさ」
「ごめん」
「俺を殴る機会を探してたんだろ?あ?」
PunnはKornにパンチを決める。
倒れた彼を蹴りつづけ、掲げた椅子を投げおろす。
いつも冷笑を絶やさないWaveもさすがに動揺を隠せない。
二脚目の椅子を持ち上げ、振り下ろそうとしたその瞬間。
Clairの叫ぶに、Punnはようやく自分を取り戻す。
Punnの能力の副作用。
(おそらく)それは新たな能力をトレースするたびに別人格が生まれてしまう事。
課題に対して、彼の中に潜む5つの人格が別々の「自分」を表す木を描いてきた事からMr Pomはそう推測をした。
取り押さえられ、病室にいるPunn。
かけつけたClairは「彼を助けたい」とMr Pomに訴える。
彼は、Punnの症状に関する資料をClairに託す。
Punnの暴行で全身に激しい怪我をしたKornが、それを隠れて聞いていた。
Punnの5人の人格が互いを責める。
枯れ果てた真っ黒い木を描いた人格が「全てを終わらせろ」とカッターを差し出す。
自死を図ろうとするPunn。
Clairは傷つくこともいとわず、本来の彼に話しかける。
彼女の行動が、Punnに本来の自分を取り戻させた。
と。ここまで。
The Gifted 第五回の感想を
話に聞いていたようにGunの演技がすごかった。
という感想でほぼ終わってしまっていいような感じ^^;
特に学食でのシーンのインパクトが圧倒的です。
これに比べるとクライマックスはGunよりも、4話から続いているClairという人物の変化が見どころではないでしょうか。
第4話でこれでかというほどビッチぶりを見せつけた彼女。
「美」というものに執拗にこだわっていたClairが、Punnのためにあそこまでしたという事が強い感動を生みだします。
Clairらしからぬ?献身が、修行僧のように自分を追い込んできたPunnの心を解きほぐしたのか。
憑き物が落ちたラストシーンのPunnは、インタビューなんかよく見かけるGunに近い穏やかな表情で、彼女の膝に頭を乗せる。
とてもいいシーンでありつつもラストシーンはほのかに不安を残して終わります。
そしてKorn。
もっかこのシリーズで僕の一番の推しキャラであるKorn君^^
めっちゃとばっちりでボコボコに。
某ゾンビドラマで、とばっちりでバッドで撲殺された人を思い出します。
あげく小学校からの友人で片恋の相手は、自分よりもボコボコにしたやつの心配ばかりをしてる。
ぐれるって^^;
彼のメイン回では彼に幸せが訪れる事を望んでやみません。
とまぁ脇の色々を感想としてあげてみましたが、この回はお話のプロットとしては
「過密スケジュールからメンタルをやられてしまった学生が、彼女のサポートを受けながら自分を取り戻す」
とシンプル。
やはり、もがき苦しむ学生を熱演したGunの演技を楽しむ回だと思います。
細かい表情で、人格の違いや入れ替わりを表現してるようなので見逃さないで^^
というわけで。待て次号!