タイBL、タイドラマに浸かる日々|サバイなブログ

タイBL、タイドラマを中心にアジアのドラマ・映画について語ってます

2gether The Series EP7。策士Sarawat様の巻

Sarawatへのトキメキを強く自覚しながらも、しばらくこのまま成り行きに任せようと決めたTine。

2人仲良くScrubbのライブを見る様はしかしすでに恋人同士のソレ。

Tine一味とSarawat一味も合体し、一つの大きなグループになり宅飲みをする。

不機嫌顔がデフォルトだったSarawatも、ちらほらと笑顔を見せるように。

 

 

 

学校中に腐ったパパラッチがいるのはタイBLのお約束。

TineがSarawatの肩に腕を回すところも当然ながら盗撮済。

「よく見えなかったから。コイツの肩を借りただけだよ!」

「Sarawatさん的にはどのようなお気持ちで(意訳)」

「幸せかな」

一味に「う〜いぃ」とからかわれるTineの顔は(なんかリアルに)赤らんじゃうし、まんざらでもなさそうな笑みまで浮かんじゃう。

なんだよ〜。

残りの6話をお前らノロケでやりすごすつもりかよ〜。ケッ!もっとやれ〜い^^

って感じのいい雰囲気で幕を開けた

2gether The Series7話の感想を

この作品は日本で配信されています。
配信状況はこちらのページからご確認ください。

第六話の感想は↓↓↓

rukacchii.hatenablog.com

サスペンスでもないのに、この7話。

2つもおっきな「まじっすか!」っという爆弾を炸裂させて、世界中の視聴者を驚かせたんではないかと思います。

サスペンス大好き、ミステリー大好きのボクとしてはも〜南の空に手を合わせ「今回もこんなに素敵なお話でボクを楽しませてくれてありがとう。ありがとう」と拝みたくなりました。

 

冗談のふりして口説いたり、口説くふりしてゲップしたり^^

お互い、それとなく「コイツ俺のこと好きなんじゃね?」って思ってる上でのじゃれあいが、いやぁこそばゆいですよ。

 

そんな感じで、お付き合いに発展するのも時間の問題に思われたTineとWatに、ここでちょっとしたお邪魔虫が一人追加投入。

Sarawatをメインに据えた新しいバンドの結成が決まり、その女性ボーカルとして選ばれたEarnちゃんです。

Tineが一時惹かれてたPraeでは、女性のお邪魔虫として役不足という事でしょう、判ります!

今回が初登場のEarnちゃん。

この回だけの印象でいうならサバサバとした性格のナイスガイ!

という感じで好感を持てる女性です。

Sarawatとの相性もバッチリで、それがTineにはちょっと寂しい。

しかもバンドの練習もあるからSarawatは忙しい。

 

一人お部屋で日の丸印の美白サプリを飲むTine。

この美白サプリ。

日の丸に加えて「日本から」と銘打たれていますが日本での販売はないようです。

飲んだら速攻でお肌の張りを実感したのか、うっすら微笑むTineさん。

 

そこに思わぬ来客が。

元カレに追われて逃げてきたGreenちゃんだ。

え?前回で役目は終わってなかったの?

なかなかしぶとくがんばりますね、ま、(好きだから)いいけれど^^;

と微苦笑してる間にTineを拝み倒して部屋へと入る。

これもGreenちゃんの作戦なのかな?と思ったら、激しく部屋を叩くノックの音が。

漢を見せたTineはドアが開くなりGreenちゃんの元カレにパンチかます

しかしてその元カレとは。

なんと軽音楽部の部長でありました!

この方。

Sotus Sにも登場している上に、Greenちゃんの演じた役とは上司と部下という関係でした。

 

この一発目の爆弾。

伏線がちゃんと貼られていたんだという事に「ブラボー!」という気持ちが強いです。

Tineを追って軽音楽部にサクッと入部しちゃったGreenちゃん。

キャラが濃いので「ドラマ的にまぁありかな」とスルーしてしまった引っ掛かりを「楽器もできないのになんでGreenを入部させたと思ってる?近くに置いた方が目が行き届くからだ」という理由をつけて、ここでちゃんと回収したのが素晴らしい。

 

「そこをどけ!」と語気を強める部長。

Tine再び漢を発揮してどかないでいると部長は彼を突き飛ばし、そしてGreenちゃんを抱きしめる。

 

ここ。

吹き飛んだTineがテーブルランプを握りしめてるところがポイントですね^^

数秒遅かったら、このドラマでも火サス未遂が発生するところでした。

この後の部長の謝罪の言葉が功を奏して、Greenちゃんと部長はどうやら元サヤに戻る事に。

前回のブログで「素敵な彼氏ができることを」と祈ったら、主役よりもサブカプよりもさっさとゴールインしちまいましたよ^^

この人なんて役得なんだ。

末永くお幸せに。

 

 

 

事の顛末を翌日Sarawatにご注進しにいくTine。

SarawatはそんなTineに自分のタピオカを「あ~ん」ってする。

嬉しいくせに、呆れたふりするTine。

そしてSarawatは切り出した。

「試してみないか?もっとお互いに踏み込んでみようぜ。俺の事好きになる必要はないよ。ただ心を開くだけでいい」

Tineの頭に手を回し、見つめ合う2人。

驚いてはいるものの、Tineは決して嫌な顔はしておりません。

これは粘れば「YES」の返事が聞けるのか?

とドキドキの展開にかたずを飲んで待つ我々。

だがしかし仕掛けた張本人のSarawatさんが耐えきれなくなりカットをかける。

カレが繰り出した上の言葉は、バンドのMV用のセリフなのでした。

 

何度も何度も、本心なのに「そうじゃないよ」って言い訳して自分の気持ちを告げるSarawat 。

見た目だけはイケメンのSarawatが、モテ被モテ以前の中学男子の恋みたいなウブな行いの数々をするのがカワイイですね。

 

いざお付き合いに向けて、言葉の猫パンチを打ち合う2人に、Earnが割って入ってくる。

演奏する曲を仲良く語り、さらにはイヤフォンシェアして仲良く曲を聞く2人。

Scrubb以外の音楽に疎いTineは、手持ち無沙汰だし、仲良しの2人にもやっとするし、ドリンクを買いに場をはずす。

一応、Earnのドリンクも買い戻ってきたTine。一応Mrシックを名乗るだけのことはあります。

Sarawatが自分に言ってくれた台詞を、Earnにも同じように告げている場面を目撃しちゃってショックのTine。

Greenが元カレと寄りを戻したから、これ以上フェイク彼氏を続ける必要はないと告げる。

 

ロボットかというくらい表情が変化しないのが、この別れの言葉がTineの本心じゃない事を端的に表している。

もう少し荒れるかと思ったSarawatは、実にあっさりと「お前にふさわしい人を探す事に時間を使え」というTineの言葉を受け止め去っていく。

 

 

 

ここから2話、3話くらいかけて「相手に思いを募らせる2人の悶々とした日々」が描かれるのか、そしてその間をサブカプのエピソードで引っ張るのか。

と、この時点では思ったのでした。

 

Sarawatとの関係を解消し、Greenの件も片付いて、はれて女子とお近づきになれる日が来たTine。

女の子のいる楽しい学生生活を送ろうと頑張るものの、いざとなると必ずSarawatがちらついてその気をそがれてしまう。

ついには彼に優しくキスされ、思わずウットリ。

なんて白昼夢まで見てしまう始末(眼福でしたね)

気持ちの収まらない彼は友人の部屋へと転がり込んだ。

 

「もう関係ない」と言っているのに友人はSarawatのインスタを話題にあげる。

いわく「Sarawatが、去年のScrubbのコンサートでお前を撮ってる」

かくしてTineは事情聴取のため部室に向かうもSarawatは留守。

代わりに部長に見つかって、ちょっとツラ貸せと階段の踊り場に連れて行かれる。

部長の用事は「俺とGreenの関係は一部の人しか知らない事だから黙っていろ」というもの。

そしてその一部の人にSarawatも入っていた。

つまりSarawatは、Grennと先輩の関係を知っていながら、フェイク彼氏の話に乗ったということになる。

ではなぜか?

その答えは部長ではなく、Sawaratの友人Manが解き明かしてくれる。

Sarawatは一年前のScrubbのコンサートで「めっちゃ幸せそうに音楽を楽しむTine」に出会い、なんとそこで惹かれてしまっていたのでした。

 

イケメンらしからぬこのウブ度がたまらんですが、それよりも。

2人が出会う前から、Sarawatの方はTineに片思いしてた。

そういう事情があったという事を踏まえて、一話から見直すと。

「ん?変じゃね?」と思う部分も実はちらほらあるんですが、ちょっと引っかかっていた事への回答になってる物も多くあります。

 

例えば、Sarawatの友人Manは自己啓発セミナーで出会った男性に運命を感じ、以降彼を探しまわるわけですが。

出会いの直後、Sarawatに「以前お前をからかって悪かった」とスナック菓子を届けに来ます。

「この人だと思える人と出会った時にどう感じるのか。俺にも判った」と彼はこの時言っていて。

ボクは初見ではこのシーンの意味がよく分からなかったんですが。

SarawatはTineにあった一年前のコンサートの時に、自分に沸き起こった気持ちをMan達に話していたんでしょうね。

 

SarawatがTineにずっと片思いしている事を知っていたから、飲み会でもTineをお持ち帰りできるように画策した。

他にも、そもそも話したこともない押し付けがましい男子学生に偽装彼氏になってくれと言われて、わりとあっさりOKしたり。

Sarawatは、Tineの事を知る時間ほとんどなかった筈なのに「一体どうしてこんなに惚れてるんだろう?」という部分とか。

「ま、BLだし?」という気構えがあればこそ納得できた展開の幾つかが「Sarawat、ずっと前からTineに片思いしてました」という事実が加わった事で、より説得力のある物に上書きされた印象があります。

 

 

 

だがしかし、今になってそんな事実は知らされたTineは気持ちの整理がつけられない。

「バカにしてたのか」とSarawatを問い詰めるTine。

「そうじゃない。ホントにお前を口説きたかったんだ」

「でも、お前はEarnが」

ここで中学男子並の恋愛力しかないWat君はTineの白昼夢とは違って無骨なキス。

ボーゼンとするTineさんに、お前はストレートだって言ってたし、結局は出会う前に戻りたいって言い出したし、どうやって近づいたらいいか判らんかったと告げるWat。

上手くこなせると思ったけど、もう自分の気持ちを抑えられない。

 

まくしたてられたTineさんも反撃を開始。

じゃぁ俺はどうすればいいと思うんだよ。

もう以前と同じ日常は戻ってこないし、どこにいても、なにをしても、お前の影が追ってくる。なんなら夢にまで現れて、俺の事をからかうんだ。

 

と。

皆様もきっとお気づきになられたことでしょう。

この言葉を聞いたWatさん。

ちょっと笑いましたよ。夢にでるほど自分の事を想ってくれて嬉しかったんですね。

 

「自分のした事に責任とってくれるんだよな?」と言うTine。

 

いやいや偽造彼氏の話を持ちかけたのキミだから^^;

キミが策とSarawatにおぼれただけだから。

 

Sarawatさんはもう嘘っ子彼氏は嫌だ。本気の恋がいい。

と近づいて再び言いました。

「試してみないか?もっとお互いに踏み込んでみようぜ。俺の事好きになる必要はないよ。ただ心を開くだけでいい。これは本心だ。台詞じゃない」

 

Tineの答えは待て次号だ!

rukacchii.hatenablog.com

 

 

 

 

 


2020.10.30.追記

タイBLとして爆発的なヒットを記録した2gether。
その原作小説が日本語訳にて発売されました。
ドラマとの違い、映像作品では描ききれない内面描写など比較してみるのも面白いのではないでしょうか?^^

2gether (1) 2gether (2)