タイBL、タイドラマに浸かる日々|サバイなブログ

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2gether The Series EP6。TineとSarawat2人の距離感が心地よい

泥酔状態で部屋に現れたSarawat。

なんやかんやのやりとりの後、TineのPearと付き合いたいと思ってるんだ」というカマかけに態度を一変。

真っ赤な顔して激怒して〜からの強引なキス。

 

 

 

茫然自失なTineさんに再び顔を近づけてキスしようとするSarawat。

すんでのところで我に返ったTineさんはWatを突き飛ばし「なにすんだよ!」と口を拭う。

「俺、お前のこと本気で好きになっちまったんだ」とWat告白。

戸惑うTineはWatを避けるようになり2人の中は険悪に、という……。

 

展開を思い描いていたボクです。

が!

斜め上へとお話は進んでいきました。

後半の展開は浮世のあれこれをきれいに忘れる至福感^^

個人的には過去最高のエピソードだった

2gether The Series6話の感想を

この作品は日本で配信されています。
配信状況はこちらのページからご確認ください。

第五話の感想は↓↓↓

rukacchii.hatenablog.com

 

前回はTineが視線をわずかにさげて

「おっ!Tineもその気になったのか?」

と思えなくもないカットで「待て次号」となったこの2回めのキスシーンはまさかのWat寝オチで不発に終わる。

しかも彼はキスした事をキレイさっぱり忘れてる。

 

Sarawatの真意が掴みきれず反応がぎこちなくなるTine。

それでもインスタで「試合中にWatが骨折した」と聞きつけると(後にフェイクだという事が発覚)気になって彼の待つスタジアムへとひた走る。

言われるがまま「#タイドラマあるある」の^^;

相方の傷の手当てをする内に、いい雰囲気になっちゃう2人。

 

そのままWat一味にTine一味も加わっての飲み会に。

どーもSarawatは一味に自分がTineに興味がある事を話しているのか。

政治学部の勝利にチョーン(乾杯)」

「プレゼンの高評価にチョーン!」

「今朝勝ち取った駐車場にチョーン!」

「この席を確保できたことにチョーン!」

「Tineの友達がどっかにいっちゃった事にチョーン!」

と矢継ぎ早に友人に乾杯の音頭を指図。

Tineを酔い潰す作戦に出る。

Tineが口に運んだグラスの底をグイグイ押して強引に飲ませるという、会社の上司がやったら訴えられかねない友人たちのアルハラ行為で。

SarawatはTineを酔い潰す事に成功。

 

グラスビール数本で出来上がってしまうあたり大学生って感じがしますね。

 

 

 

泥酔したTineをご自宅にお運びしたWatさん。

酔いつぶれた彼を味見する卑しい心は持っていない彼ですが。

服を脱がせて、Tineの携帯でデロンデロンで寝てる写真をインスタにアップロードするという……。

いっそ味見されちゃったほうがマシじゃないか^^;

というハードなおふざけを敢行。

 

「GreenとSarawatのどっちが危険かわかりゃしない」とトイレで仲間に愚痴るTine。

「Greenはちょっかいを出してこないなら偽造彼氏は辞めてもらえばいんじゃね?」

そう返した友人の言葉を個室のGreenちゃんは聞いていた。

 

ここのGreenちゃんの表情が切なくて、TineよりもGreenちゃんに気持ちが寄ってく。

そのままの流れでTineに告白をするGreenちゃん。

ヒシっと彼を抱きしめるもTineは(彼をできるだけ傷つけないで)NOを伝える言葉が見つからない。

そこに我らが嫉妬の塊、Sarawatさんが現れて

「最初はたしかにヤラセだったけど、今では本気でコイツを好きなんだ!なんなら俺たちの熱烈キッスをしかとその目に焼き付けてみるか?目が潰れるぜ(大幅な意訳)」

と大胆告白。

え?それ本気なの?演技なの?

となったのはTineだけで、Sarawatの気持ちが「本物だ」という事は、同じく本気の恋に身を焦がしていたGreenちゃんには伝わった。

 

ひとまずなのか、これにて終了なのかは判りませんが、Greenちゃんは退却したのでありありました。

割と強いインパクトを残しながらも、好印象も兼ね揃えるという稀有なヴィランでありました。

彼にふさわしい彼氏が出来ますことを^^

 

いよいよもってSarawatの気持ちが本気なのかどうかなのか。

疑惑を深めるTineは、愉快でおバカな仲間たちにアドバイスを求めた。

そいつの目の前で他の人とイチャつけば、どんな人でも隠してた嫉妬心が表に現れる。

嫉妬するってことは、すなわち「気がある」ってことだろう?

 

かくしてTineはSarawatのライブに仕込みの女の子を連れてきて、彼の前で自分にイチャイチャしてほしいと明らかに穴だらけの作戦を立案。

すばやく実行する。

だがしかし。

女子はSarawatを見るなりTineのことはそっちのけでSarawatに夢中。

Sarawatはキャーキャー騒ぐ女子なんか眼中になく

「俺が最初に歌ったときにその場にいなかったバカのために歌います」

とEverythingを歌い出す。

彼の歌にTineが仕込みで連れてきた女子も含めて女子熱狂。

 

「Tine。彼と一緒に写真を撮りたいの。頼んでくれない?」

「自分で頼めよ」

「なにいらついてんのよ。彼氏かなんかなわけ?」

 

はい!

投げたブーメランがまさかの自分に直撃。

きゃーきゃー言われてるSarawatに嫉妬する自分に気がついて「俺、Sarawatの事が好きなのかも?」とついに?ようやく?自分の気持ちに気がつくTine。

 

 

 

動揺した彼はその場を立ち去るも極太眉毛とぶつかった。

Tineは彼を知らないが、眉毛先輩のMilは彼を知っている。

チャーンス!

とばかりMilはTineと写真を撮った。

 

これを見ていた嫉妬の塊Wat王子。

「なにやってんだよ!なんでアイツと写真撮ってんだよ!」

とお怒りに。

仕込みの女子なんか連れてこなくても、ここで見事にTineの計画は実行され、かつ「気がある」という結果が出ているわけですが^^;

Tineさんは、自分のホントの気持ちに気づいてしまった動揺からか、そんな事には思い至らず反撃の声をあげる。

「関係ねーだろ。俺はお前がファンと仲良くしてたって何も言わなかった!」

「俺からはなにもしてねーよ。よく見てろ」

「は!そうかよ」

「Tine。一体なんだよ!」

「離せって」

「やだね。言うまで離さない」

「妬いてんだよ!これで満足かよ」

 

ここがボク的にピーク超えの萌えポイント。

やきもちTine、カワイイよね。

ま。

どこに腐った人たちがいるか判りませんので。

さして広くないカフェバーで壮大に痴話喧嘩するのは危険ですけどね。

 

体の内から燃え上がる嫉妬の炎で焼けたのか、ギリギリ細マッチョな裸体を披露して起床するTine。

Sarawatからの呼び出しを見るも、昨日の事を思い出してどうしていいかわからない。

 

嫉妬させれば相手に「気があるかどうか」が判るとアドバイスした愉快な仲間。

実はその後に「でも愛はドラマのように簡単に証明できるものでもないし、ゆっくりと、時間をかけて受け入れないといけない時もある」

と、かなりまっとうなアドバイスをしていたことを、Tineさんは思い出し……。

 

結果、彼は昨日の出来事や、彼の気持ち、自分の気持ち、諸々を酔って忘れた事にして、今までどおりの関係を当面は続けていく事にしたようですね。

自分の中に湧き上がった気持ちを全否定するのでもなく、悩む事なくストレートだった男子2人が同性のパートナーになるわけでもない。

Tineが自分の気持ちを飲み下すまでのプロセスをちゃんと描こうとしてる部分には良い印象を持ちました。

これまでにも受容するプロセスを描こうとした作品はあるけど、ドラマの中盤にそれを持ってきた作品は少ないのではないだろうか。

後半戦をかけてじっくりその部分を描こうと、もししてるなら、それはかなり見応えのある物にありそうな気がします。

 

Tineが酔ってなんかいない事を重々承知のSarawatも、当面はそれが一番いい関係だと思い何事もなかったような対応をする。 

この辺のあうんの呼吸で自分たちの関係を決めちゃうあたりが「ぜってーお似合いだからさっさと付き合っちまえよ」と言いたくなりますね。

サミーちゃん呼んできたら、瞬殺でこの2人くっつけるのに^^;

 

 

 

2人がScurbbのライブを見るシーン。

2人の笑顔が本当に柔らかくて一緒にいる心地よさみたいなものを、見てるこっちも感じ取れる、穏やかな、とてもいいシーンでした。

2人が心地よくいられるベストの距離感みたいな物がこのシーンには表現されてて愛おしい。

見つめ合った後、Sarawatが少し落ち着かない感じで視線を反らすのも「Sarawat、他人とのこういう距離感になれてないんだな」と思えて可愛らしい。 

 

そしてこの時かかるDeepという曲がこちらです。

だん!
なぜか「ふかく」と日本語タイトル入り。

 

半年後には自然とお付き合いという形になりそうな。

セクマイ的には絶対にありえないけれど、多くの人が憧れる理想的な形でゴールインできそうなTineとSarawat。

だがしかしそうは問屋が。

降ろさない。 

待て次号!

rukacchii.hatenablog.com

 

 

 

 


2020.10.30.追記

タイBLとして爆発的なヒットを記録した2gether。
その原作小説が日本語訳にて発売されました。
ドラマとの違い、映像作品では描ききれない内面描写など比較してみるのも面白いのではないでしょうか?^^

2gether (1) 2gether (2)