親友のTulと遊んでる最中にTianは突如倒れてしまう。
医者の見立てはウィルス性の心疾患(そんなのあるの?)。
完治する方法は存在せず、残された道は心臓移植だけだった。
「あとどのくらい生きられるんですか?」
と聞いた答えは、母と息子が抱き合って泣く、というシーンでほのめかされます。
べつに一銭にもなりませんけど「当たる」というのは気持ちがいい^^
タイBL『A Tale of Thousand Stars』の第三話の感想を
第二話↓↓↓
お話は現実のタイムラインに戻り「頑張って3ヶ月やり遂げる」と宣言をした翌朝。
溺れそうになった子供のお見舞いに行くTian。
「お見舞い」と書きましたが厄払いの場に立ち会った。
という感じのシーンでした。
同行している強面の隊長は道を這いずるカタツムリにすら気がついて、踏まれないよう助けてあげる顔よし、体よし、心よしのスーパーイケメン。
Tian同様、この人のイメージも予告で想像していたのとは少し印象が違います。
初期の予告からは、優秀だけど非常に厳格。恋仲だったTorfunの死の悲しみから後任のTianに必要以上にきつくあたる。
という連想をしていたんですけど。
本編のPhupha隊長は基本的には気さくな人だし、隊長を務めるだけあって精神的にも安定感のある大人の男として描かれています。
さらにTorfunの死に憤りを感じてはいるものの、正直それほど深く沈んでいるという印象を感じません。悲しみのあまり仕事が手につかないとか、心を閉ざしているとか、そういう印象を僕はまるで感じていません。
むしろPhupha隊長。
気絶するTianおぼっちゃまを抱きとめた瞬間から、彼に惹かれてるように描かれているんですよね。しかもTianの中にあるTorfunに知らず惹かれているというよりは、男子Tianそのものに惹かれてるように描かれている(腐の気のせいだろうか^^;)。
つまりPhupha隊長はセクマイ設定の人物で、Torfunに彼からの気持ちはなく、Torfunの片思いだったのかもしれないな。
と3話まで見てきて感じるところです。
そう思って想像を進めていくと「あの言葉はもしかして」とか引っかかる点も出てくるのですが、脱線がすぎるのでこのへんで元に戻すと^^;
ようやくTianはお子様とそのお父様に謝罪するが、お子様はともかく、お父様もお母様も微妙な表情(まあ当然ですよ)。
あげくこの事件が決定打となり分校に生徒が来なくなる。
打たれ弱いTianぼっちゃまの凹みっぷりを見た隊長は「ここで帰られちゃかなわん」とばかりに「自分らしいやり方で教えりゃいんだ」とTianを励ます。
学校に来てくれないのなら。
と生徒の家を訪ねてまわるお坊ちゃまは、次第に村に打ち解けていくも、ここでまたしてもトラブルが。
学校教育を受けていない村人が、お茶の取引で不当な扱いを受けている事に気づいてしまう。
病み上がりなうえに、はなからケンカにも弱そうなのに「チートすんなよ!」と食ってかかって殴られる。
正義感ぶって慣習に楯突いたせいでお茶の取引はフイになり、村人からも責める視線を浴びせられ、またしても凹むお坊ちゃま。
1人の小屋に戻ってきて(シナリオ的には日記を読むという行為につなげるためだと思いますが)なんとなくランプの明かりをつけてみて、膝を抱えて落ち込むこの展開、寂しくっていいですね。
さてここで、我らが隊長、3話にも「Mooooment!」をお届けするため忍び足でTianの小屋へとやってきて、タイBLの3大お約束シーンの1つ「傷の手当」をしてさしあげる^^
「痛くしないで」のセリフはこの作品でも健在で、おもわず苦笑してしまいますがここに至るまでのエピソードがしっかりしてるので、このシーンにもちゃんと必然性がある^^;
「BLだからここらでいっちょサービスを」
というだけではないのが素晴らしい。
「泊まっていく」と攻めの姿勢を続ける隊長の行動も「昼間の悪漢が襲ってくるかもしれない」からという大義名分があるので^^;
かってない程の強い説得力を持ってます。
実際、電気もないし鍵もかけられそうにないので、危ないっちゃ危ないですしね。
こうして2人は小屋で肩を並べて眠ることになる。
ブランケットのかけあいっこも可愛いですが^^;
Big Mooooomentになったのは、小指と小指をコッツンさせる隊長さん。
あの強面で、あの体格で、悪漢共に銃を突きつけ一歩もひるまず撃退する武闘派でもある隊長が、色恋になると小指コッツンさせるだけで「今日のところは僕、満足」みたいな笑みを浮かべちゃうその奥手っぷり。
ギャップ萌えの局地みたいなシーンになってました。
隊長とはだいぶ距離を縮めたTianだけど村人の反応はかんばしくない。
救いなのは村長さんが温厚な人で、Tianに優しく接してくれること。
先日の「不正取引糾弾」の件を謝罪すると(いい心がけですね)「その件については、夜にきちんと話したい」と別の機会を設定される。
村人総出の中でお叱りを受けるのかとビクビクしていたTianを待っていたのは、彼の歓迎会。
志に燃えてやってきたのはいいものの、村の暮らしに馴染めず早々と退散してしまう人も多いんでしょう。
彼がここに留まってくれそうか、村の人とうまくやっていこうという気があるか。
それを見極める時間が受け入れる側にも必要で、Tianはとりあえず及第点をもらうことができたようです。
受け入れの儀式の後は歓迎パーティー。
二次会は年の近い男ばかりでダラダラ飲み。
ロケーション上、当然なんですけれど。
一次会も二次会も、星の光の降り注ぐ場所で行なわれていて「飲み会が毎回、キャンプ状態ってめっちゃ贅沢だよなぁ」と都市部で暮らしてる身としては羨ましく思いました。
ちなみに、二次会の出だしで非力なお坊ちゃまが開けようとしてるツマミの瓶にデカデカとMixと書かれていて、少しニンマリ。
*MixはTianの中の人のチューレン(ニックネーム)です。
日頃ネオンの下で暮らしてるTianおぼっちゃまも、この状況に気分があがり、医者から止められているはずのお酒に手を出し、あっさり泥酔。
肩を貸してくれた隊長に「あんたは黒くてデッカイ犬だ」と言い、自分のことは「ポメラニアンだよ。ちっちゃくてめちゃくちゃかわいいんだぁ、よーーーーーーーー」
と遠回し、いやダイレクトにか、僕はかわいいんだよアピール。
お坊ちゃま。
あなたの隣の黒くて大きなお犬様が理性を失ってしまうかもしれませんので、発言にはもう少し慎重になったほうがよいと僕は思いますよ^^
待て次号!