8年間行方不明だったErngが戻ってきた。
諸々の検査は「彼女がErng」だという事を裏付けてる。
8年分、しっかり歳を取っているのにこの8年間何をしていたかの記憶はない。
それなのに5年前に発売されたゲーム機がNINTENDO SWITCHだという事も、最新のPlayStationが「5」だという事も知っている。
分厚い眼鏡もしてない。
となれば誰だって考える事をOもFashaiも、Mewですらも考える。
「彼女は本当に自分の知ってるErngなのか?」
タイドラマ「UMG」の第三話、四話の感想を
Erngと関係が深くないオカルト研究会の先輩2名は今回もまた「彼女はモンスターだ」「彼女はエイリアンだ」と自説をぶちあげる。
とにかく「我々と同じ、人ではないはず」という点で意見の一致を見た2人は共同戦線を張ることに。
ErngがMewの元に身を寄せることに断固意義を申し立て、Fashaiのおばであり医者Namと一緒に住むよう画策。
自分と最も近いところにErngを置くことで決定的な証拠を突き止めようとする。
一方Mewもずっと願っていたErngの帰還をどうしても素直に喜べず、つい疑心暗鬼な態度を取ってしまう。
先輩2名はコミカルに、一方のMewはシリアス路線で「彼女は本当は何者なのか」という同じ疑問を追いかけていく第3話。
あまり見た事のないNamtanちゃんのコメディアンヌっぷりと、Singさん演じるOとのプリ悪巧みコンビの呉越同舟、以心伝心なやりとりが存分に楽します。
彼ら2人の悪巧みとの対比が効くので、昔の事を思い出しては目の前のErngをちゃんと信じてあげられない悶々Mewの悩みや、周りが自分を信じてくれない事に心を痛めるErngの悩みが痛々しく感じられます。
彼女の正体や8年の間に彼女はどこでなにをしていたのかという問題の答えは当然明かされません。
両親とすらコンタクトが取れない浦島太郎状態のErngにとって、彼らだけが心を開ける存在なんだという事に気づいた事で、オカルト研究会の4名は、諸々の謎は脇に置いて彼女を仲間として受け入れようという気持ちになる。
というところで多分お話のセットアップパートは終了。
つづく4話はErngの謎をちらつかせながらもミステリーサークルの謎に迫るオカルト研究会の捜査(という名のピクニック)を中心に描かれます。
各キャラクターの特徴がよく出た捜査の様子も楽しいですが、事件解決した後のいかにもオカルト物っぽいラストが楽しい。
しばらくはこのまま一話完結ベースのオカルト特集が続くのでしょうか?
待て次号!