タイBL、タイドラマに浸かる日々|サバイなブログ

タイBL、タイドラマを中心にアジアのドラマ・映画について語ってます

The Gifted Graduation 第一話。期待に答えた安定感のある滑り出しにワクワクする。

るかっち的に「面白かったタイドラマ」No1に今も輝く作品「The Gifted」

内容の濃さにくわえ「再結集して、はい!終了」というエンディングで、続編への飢餓感をあおりまくった、このシリーズの続編がついに再開されました。

 

 

スクールカーストの天辺にあぐらをかいていたGifted。

その象徴であるGiftedピンが芝生に打ち捨てられているのが切ないですね。

ちなみにこちらもGMMTVショップで購入可能。

特殊能力に目覚めたりはしないようです。

 

幕開けと同時に現れたのは、こちらの面々。

シーンをリードするのはサイケなシャツのチャラい人。

BL作品に縁がないので知らない人も多いと思いますが、GMMの作品にコンスタントに出演している人気俳優のお一人でLeeさんとおっしゃいます。

ちょい悪だけど実はいいヤツっぽい役がはまる人、という印象ですね。

 

相手を務めるのはWho are youでは性格の違う双子を見事に演じきったNamtarnちゃん。

時代も不明。場所も学校の音楽室か田舎の倉庫かという程度のアバウトな場所で、当初は節度を保ってイチャイチャしていた2人。

そこにメガネでシャツイン(ノービッグシルエット)の真面目君が現れて、状況は変わる。椅子に座っていたNamtarnちゃんは超音波みたいな物に苦しみはじめ、絶叫をあげ始める。

チャラ男はそれをニヤニヤと、真面目君はおずおずと見つめる。

 

Namtarnちゃんの登場にも「おっ!」と思いましたが、真面目君がDark Blue kissのPete役Tayさんだったのには「まじかよ!」と心底驚きましたね。

 

オープニングにも登場しない(ということは出番があまり多くないはずの)小さな役に若手の人気役者をガッと3人も集めちゃうあたり、作品へ掛ける制作陣の意気込みを、ボクは勝手に感じます。

 

 

 

つづくオープニングタイトルは曲はそのまんま。

トンマナは踏襲しつつも、よりスタイリッシュなビジュアルになっていて

「この人達は我々が求めているものを正確に把握している」

と安堵の涙を流したのでありました。 

そんなThe Gifted Graduation第一話の見どころやら設定やらを

このブログは盛大に無印のネタバレをしつつ進みます。 

無印もYoutubeで見れるので、どうぞご覧になってからお読みください。

すげーざっくり内容を知りたいという方は、こちらの記事を一通り読めばなんとなくは判るはずです。

でも本編を見た方がいいよ、絶対。

rukacchii.hatenablog.com

 

さて。

サクサクとGraduationの状況を説明しますと。

時代は2020年。初代が色々と画策したあげく力尽きてから2年が経過しています。

結果2019年は無風状態で一年が過ぎたようですね。

 

2018年の事件がきっかけで、なんとGiftedプログラムは停止。

2019年以降、Giftedを選抜する試験は行われていません。

これはよくよく考えると皮肉な話で^^;

PangとWaveは「Giftedクラスを潰す」という目的で後半動いていたので、彼らは戦いに破れこそすれ、目標の一部は達成されてしまった事になりますね。

 

 ちなみにGiftedクラスを停止させたのは今回初登場した政府の偉い人。

一方、オープニングで異様なカッコよさを見せつけている校長は、Gifted再開に強い意欲を見せている。

 

Giftedの再開を強く望む人物は学生の側にも存在した。

Giftedをエリート中のエリートだと勘違いしている新入生は、自分の優秀さを誇示したいという想いもあってGiftedの再開を強く望むようになる。

一話を引っ張っていくのはGiftedになりたいこの新入生達。

「声の大きい出来杉君」みたいな優等生感が鼻につくTime君と、手段を選ばず勝ちにこだわるえげつない美少女、Graceがその筆頭。

 

署名活動にハッキングにと持てる力を総動員して、Gifted再開のために派手に暴れる姿がテンポよく描かれます。

このテンポ感の良さも前作が面白かった要素の一つ。

物語を引っ張る人物が変わっても作品のトンマナが変わらないので、違和感を感じず話を追いかけられるんでしょうね。

 

 

 

みんなお待ちかねの初代メンツは、今回は『ジュラシック・パーク』の恐竜の様な扱いでした。

 

「あなたの見たいものは恐竜ですね?(双子登場)」

「さぁトリケラトプスの登場ですよ(足見せ)」

「さぁ恐竜の水飲み場です(一同集結)」

「皆さんお待ちかねのTレックスの登場です(Pang登場)」

 

とチラ見せで期待を盛り上げながら後半ドドンと勢揃い。

前作のラストを引きずって悲壮感のある感じで登場するのかと思いきや、和気あいあいのテンションで再登場。

2018年当時はどっか腹の探り合いをしていたこの人達、なんかえらく仲良くなってます^^。

Clown、Idol、Masterと互いの事をニックネームで呼びあってるし、嫌なヤツ扱いだったWaveさんは、いつのまにか「イジラレ役」になってる感が^^;

2年間で一体なにがあったのか、とても気になる親密ぶりです。

ちなみにClownは「王冠」ではなく「道化師」の事。いつもふざけてるOhmにふさわしいニックネームですが……。

中の人、少し前のドラマでは勉強とママのグレーな仕事で神経すり減らして、自殺しようと思ってた高校生をやってたんですよね。

役者ってのはすごいですね。

そして眠れないという、能力なんだが呪いなんだか判らない力を持ってる薄幸の人Kornさん。ほがらかに微笑んでますが2年間寝てないんですかね?

 

とまぁ、登場するなり色々な感慨と疑問が湧き上がる初代のメンツについては次回に持ち越して、ニューカマーに焦点を絞ったこの構成

物語を引っ張るメンバーとしてニューカマーのキャラを認知してもらうために、うまく作用しているな、と感じます。

匹敵、とまではいかないものの霞まない程度にキャラを確立させてからじゃないと我らの支持と共感をドカンと集めてる初代メンバーに完全に食われてしまうからね。

 

まだ初回なのでハッキリ描写されていませんが、学生対学生。大人対大人。そして初代とニューカマーと、対立軸が多くなったように感じるのが、不安でもあり胸の高鳴る部分でもあります。

初回のみの印象でいうなら、安定感のある滑り出しだと思いました。

待て次号!

rukacchii.hatenablog.com