ぼっちの後輩ジヒョン君と軍隊帰りのジェウォン先輩のもじもじ恋愛も第二話目。
学生BLのお約束、合宿でのいろんな事が描かれます。
韓国BL「8番目の感覚」第二話
とにかく存在感が抜群でリーダシップも素晴らしく、なんと美しい歌声までも披露する女性の会長様が主役2人までも食い散らかさんばかりに目立ちまくる。
コメディ担当の領域を超えて、物語序盤のトーンは彼女テンション高め(オバちゃんっぽいとも俗に言う)の仕切りっぷりで作られている。
一方物語のヒロインたるジヒョン君もジェウォン先輩も、決して口数の多い方ではないしタイBLのカップルと違ってカップル同士でテンポよくツッコんだりしないので、終始穏やかなトーンというか……。
学部の話をしながら浜辺を歩いたり、2人一緒にサーフィンの練習をしたり、カップラーメンを食べつつ談笑する他愛のないやりとりが、2人のナチュラルな演技の効果もあってこそばゆくも愛くるしい。
男の2人が可憐さを演じるその横で女性が体張ってはっちゃけるのはStudio Wabi SabiのSummyちゃんを彷彿とさせます。
これだけだと「なんとも奥ゆかしい二人なんだ」という感じですが、特にジェウォン先輩の心のうちは乱れてる。
というか先輩、最初から分かりやすすぎる程にジヒョン君にロックオン状態でバスの席は彼の隣を確保するし、もたれかかった後輩の寝顔にニンマリしちゃうし、「男は男が(サーフィンを)教えた方が気が楽だ」とジヒョン君のコーチを奪い取る。
と思ったら、サクッとジヒョン君を丸裸にして、スウェットスーツ着用訓練の開始。先輩、段取りが良すぎるよ^^;
サーフィン未経験の僕的には「スウェットスーツ下着着用で着るものなのか」という点に驚きました。なんとなく湿った感じになっちゃったりしないのでしょうか。汗だってかくだろうし^^;
サーフィンの練習と称して、物理的接触も思いのまま。サーフィンという要素を作品に取り組んだ制作陣の目の付けどころの良さに感服します。
そして極めつけは、練習のあとのシャワーシーン。画面は腰から上しか映ってないのでそっから下はスウェットスーツ着用状態なのか、ネイキッドな感じなのか判断できかねるわけですが、それでも恥ずかしそうな純朴系ジヒョン君に
「近うよれ」
と、あっ。これ近寄っちゃいけないワード来た。
「男同士で恥ずかしがるな」とかしれっと言っていますが、アナタのチラチラ盗み見るような視線を感じたら警戒するなって方がおかしいわ!
「軍隊で困るぞ」とかしらじら言い訳を口走り、あくまでもさりげなさを装いつつも(目線が全ての努力を無と化してるけど)近くにはべらせたがるエロい人。
男同士で恥ずかしがるなと言いながら、自分が恥ずかしくなったのか「先に行くから」と敵前逃亡。
素朴系ジヒョン君の貞操はとりあえず守られたのでした。
実際にはまだほっとんどなんにも起こっていないのですが、ねっとりとした先輩の視線が妄想を掻き立ててやみません。
バーベキューでは爽やかな先輩に擬態して、さて深夜元カレとのイザコザをジヒョン君に聞かれてしまって、おっといきなりの!
待て次号!