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BLACKLIST、一気見最終話。Blacklistの面々は肝心なときに役にたたない

TITLEさんリードの元、黒幕だと思われた校長をとっちめ、学園に平和を取り戻したBlacklistの面々。

しかしリーダーのTRAFFICの表情は晴れない。

生存に一縷(いちる)の望みを託していた姉が死んでいたことが判ったからだ。

 

ところが。

 一人とぼとぼコンドミニアムに帰ったTRAFFIC。

死んだ筈の姉が玄関前に倒れているのを発見した。

意識を取り戻した姉はこの数ヶ月の事をTRAFFICに話す。

 

坊主先生といい感じになった女性教師。

TRAFFICの姉・Fahは、その女性教師に協力して校長を失脚させる計画に加担。

計画実行後は女性教師の家に匿われるが、実は女性教師は少女に性的関心を抱いており、姉は事実上監禁状態に置かれていた。

 

女教師、絶対ラスボスだろうなぁと思っていましたけど、そういう属性の人間だったのは予想外。

でも言われてみれば、彼女が気にかけているのは基本可愛い女の子ばっか。

ヤンキーあがりの自己中坊主に、ヤクの売人、セクハラ教師と、ほんと、ろくな教師がいませんこの高校^^;

 

2話連続でラスボスとの戦いを描いた

BLACKLIST 第11話、そして最終話の感想を

 9話、10話はこちらから。

rukacchii.hatenablog.com

まずなによりも驚いたのは、姉、監禁場所からの自立脱出^^;

TRAFFICがそもそもBlacklistのリーダーになったのは、姉の行方を探すため。

数多くの悪漢と戦い、終始ムスッとした表情で高校生活を謳歌するのを放棄していたのは、ただ姉の生存と救出を願っての事でした。

そのために放課後をまるっと探偵ごっこに費やして、生徒会と不良の2方向から目の敵にされ、最後はマフィアに腕を撃たれて病院送りにされたのに。

10話にわたる彼の活動はなんら姉の救出に貢献しなかった^^;

努力が報われるとは限らない。

そんな世知辛さを痛感します。

 

 

 

しかもこの10話の間、TRAFFICが姉について知り得た事といえば「理想の姉」像を打ち崩すものばかり。

戻ってきた姉がドラッグを所持していたことを知った彼は、そもそも姉の言う事を信じられない。

 

ここ。

面白いなと思ったのは行方不明の間にTRAFFICが仕入れた姉の噂。

根も葉もない噂ではなく、理由はあるけど姉、実際に関わっているんですよね。

成績が思うようにあがらず、パパに叱られ……。あ!

Traf家、両親もちょっと理解に苦しむ対応をしてますね。

いくら仕事とはいえ、娘が行方不明になってるのに2人揃って国外に仕事に行っちゃうのはちょっと親の行動としては考えづらいです。

話を戻すと。

成績があがらずCan妹が作ったドラッグに頼り、ドラッグ欲しさに神の手に関わり、それを知った女性教師の元で更生したかと思いきや、今度は女性教師の手先となって、校長を失脚させるために単身校長室に行って、セクハラのおとりになる。

「なんてバカな事を」

と弟が反射的に声を荒げてしまいますが、ボクも完全同意ですね。

先の話になりますが、Fah姉さんとの経緯は、女性教師からも言い分が語られます。

それを踏まえると必ずしも女性教師が一方的に悪い。という感じでもなさそうです^^;

 

そんな感じで姉の言う事を信じきれずにいる間に、ラスボスが先に仕掛けてきた。

姉は毒を盛られて病院送り。

バタバタしてる中、TRAFFICはAndrewと和解。

女性教師が諸悪の根源である証拠を探す事を決意して、11話終了。

ちなみにこの回。

影の薄かったAndrew君が父親と大喧嘩して、家を飛び出し、ベジーギャングの一人の家に転がり込んで、半裸をチラ見せするという、サービスショットと呼ぶにも微妙なサービスショットがございます。

がしかし。

ここまでの存在感のなさを挽回するには、もっと大胆にいかないと^^

 

 

 

TRAFFICも最終話2話でようやく主役らしい活躍の場を与えられての最終話。

女性教師の策略により、姉に毒を自分が盛った事にされてしまったTRAFFIC。

正真正銘Blacklist入りして、Wantedの張り紙をされてしまう。

Andrewの機転で危地を切り抜けた2人は、Blacklistの面々を招集。

最後のミッションに役割分担して取り組んだ。

だがしかし。

いつだってツメがあまい(まぁ高校生だから)Blacklistのミッションはどれも完全な成功とは言いがたく、結局Wantedの張り紙を5人分増やしただけの結果に終わる。

手詰まりのBlacklistの元に現れたのは、坊主先生。

「オレは自分の姉を殺害するために人をだましたことはない」

と、もう坊主黙ってろよ!

と言いたくなるよな無神経な発言を繰り出してTRAFFICを怒らせる。

ここに坊主 VS Blacklistの面々という骨肉の争いが勃発する。

 

Bantadさんの改造銃でその場を切り抜けたBlacklist。

なんとか女性教師のスマホを奪い、証拠をゲットしたいが、その方法が見つからない。

任務の遂行を買ってでたのはベジーギャングの2人組。

かくして、最も危険で重要な任務はお尋ね物のBlacklistではなく、ベジーギャングの手に委ねられ……。

当然ながら失敗に終わる。

 

最愛の彼女を人質に取られたTRAFFICは女性教師と1on1。

彼女を解放する代わりに、ベジーギャングが入手した証拠を渡し、自首をすすめる女性教師に、TRAFFICは説得を試みる。

TRAFFICだけじゃなくようやく真相を理解した坊主先生や、ベジーギャングの面々も集まってきて女性教師を説得にかかる。

 

このあたりはなんか実際には見たことないけど刑事ドラマのお約束

「馬鹿なことはやめろ〜。お母さんが泣いているぞ〜」を彷彿とさせる人情物っぽい展開でした。

そして、この愛する生徒たちの訴えが女性教師を改心させてしまうのでした。

 

 

 

これにてBlacklistは大団円。

セクハラに加え少女監禁の罪状もある筈の女性教師は地方の学校に転校になっただけ

幾つもの浅はかな行動の末に数ヶ月も監禁されていた姉は、なにごともなかったような笑顔を振りまき、学校への登校を再開する。

坊主先生も一応大人として謝罪らしきものを口にして、Blacklist再結成を宣言するのでした。

ことここに至って、なんかようやく少年探偵物っぽい感じになってドラマは終了。

ものすごーくシーズン2への色気があるようにも思えます。

現代の少年探偵物に現代っぽさが加味された作品のトーンは好きだったのですが、どうにも謎の解決方法がザルというか、出てくる大人がBlacklistら高校生よりも幼稚な感じの行動を取るのが腑に落ちない部分もありました^^;

 

あとはもう少し少年たちの個性を活かして、彼らのアジトでのシーンが多いとさらに楽しめたかなとも思います。

とまぁ、この作品はこれにて終了。

読んでくれてありがとう!また次の作品で。

 

待て次号!