「神の手」をなんとか壊滅させたBlacklistの面々は、ようやく高校生らしい日々を取り戻せると思っていたら、本丸は別におりました。
という展開。
BLACKLIST 第9話、10話の感想を
風紀委員でBlacklistの天敵だったViking。
全ての罪をなすりつけられそうになった上に、校舎の上から突き落とされて重傷の彼のママが学校に乗り込んできて、校長の責任問題を問う(当然だ)。
しかし校長は諸々に根回し完了済で、まんまと解任を免れる。
公然と校長を追い出せると思っていた坊主先生は肩透かし。
今度こそ校長を追い出そうと硬い決意を胸に秘め「Blacklist」の面々をさらにこきつかおうとする坊主先生。
自分でやれよ。大人なんだから^^;
と思った矢先に、Blacklistの面々も異を唱えた。
「俺が自分でやれればいいんだが、何も見つからなかった」という難度の高いミッションを、未成年に丸投げして、彼らが渋ると「Blacklistを解散するぞ!」と脅して去っていくブラックティーチャー坊主先生。
高校生の6人組より大人げない先生の態度に、いまだ姉の行方が判らないTRAFFICこと愛称、Traf(ずっとムスッとしてるのに一体いつまのにそんなに仲良くなったのか!)が重い腰をあげ、彼に釣られる感じでメンバーは潜入捜査を開始する。
も、わりとあっさり監視員に見つかってしまう。
いざとなったら俺がサポートをすると言っていた坊主先生。
しかし出来た事のはせいぜい彼らを停学処分に留める事だけ。
それすら実際に働きかけたのは坊主じゃなくて、同僚の女性教師。
彼女が「事が外に漏れたら、学校の体面に響くでしょ?」的な事を言わなかったら校長の言い分どおりBlacklistの面々は退学処分になっていた筈。
そんなことはオクビにも出さない、か弱き大人の代弁者・坊主先生にBlacklistの面々は、約束が違うじゃないか!と詰め寄った(当然だ)。
そんなBlacklistの面々に「うるさい!」と坊主逆ギレ。
「ただオレたちを利用しただけなんですね」とのAndrewに詰め寄られると、腹立たしげにBlacklist解散を宣言する。
生徒たちに見捨てられた坊主は、自分で任務を敢行。
そして結局は女教師共々、おろかにも捕らわれの身になったのだった。
元からさほど高くなかった坊主先生の評価がマイナスになり、さらにズブズブと地中深くに潜っていくエピソードになりました。
一方停学処分のBlacklistの面々は、彼女予備軍も巻き込んで独自調査を続行。
坊主先生のためというよりも、校長がTRAFの姉の失踪の理由に関係があるからだ。
こちらも校長のアジトに潜入し、人が殺される現場を目撃。
なんだかんだ行ってもまだ高校生の面々は、場の緊張感に耐えられず、まだ銃撃犯(マフィア)がその場にいるにも関わらず「わー」ってパニックになり、自らを窮地に陥れる。
かけつけたTRAFに救出されるも、当のTRAFは腕を撃たれて負傷する。
一応の主役が怪我で一回休みの中、事実上の主役TITLEさんとここまで影の薄かったAndrewを中心に、ただひたすらに足手まといの坊主先生を危地から救う。
そして彼らは「校長の居場所を知っている」とのたまうAndrewに次なる作戦を委ねた。
坊主先生達を人質に校長の屋敷に乗り込んだAndrew。
彼の両親は校長と知り合いで、いわばコネでこの学校に入学を許されていた。
そしてAndrewは校長のスパイだったのだ。
またしてもBlacklistも坊主先生もつかまってしまうが、負傷中のTrafの機転で警察がアジトを取り押さえ、校長の悪事は明るみに出たのでありました。
「神」の正体は誰なのか?というネタで一度どんでん返しをしているので、いまさらAndrewは実は敵側の人間だった。
と言われても衝撃が薄いかな。
需要がなさそうな(個人的見解^^;)ベジーギャングとの恋愛パートはざっくり削って、友情とスパイ行為の板挟みに揺れる少年心を描いた方がお話として面白かったんじゃないかなぁと思いました。
まぁでも。Andrewよりもなによりも。
この9話、10話は坊主先生のしょーもなさをこれでもか!と見せつける回でした。
自分では動かず、嫌な仕事は若手に押し付ける。
若手の進言に耳を貸さない。
仕事に私情をおもいっきり挟む。
すぐキレる上に権力を傘に脅迫する。
失敗(過去に三人の高校生を事故死させている)から学ばない。
あげく自身の問題処理能力が低いと……。
能力が高いだけ、まだ校長の方がマシだろ?と思えるすさまじいダメっぷり。
ダメ上司をもったBlacklistの面々に同情すると共に、一刻はやい転校をおすすします。
直属の上司(先生は)無能なパワハラ男で、校長はマフィアとつながりがあり、汚職まみれ。
この学校、だいぶマズイでしょ?^^;
待て次号!