まさか引っ張るとは思わなかったバス停建設のエピソードにて四話は開幕。
最終的にはこのバス停共同合作をきっかけに、ヤンキーグループは休戦のうえ、一転仲良しになったりするんじゃないかと思うのですが、安易にそこに飛びつかず、2つのグループに根強く残る対抗意識を利用してのバス停建設スピードアップ作戦が展開されたのは面白いアイディア。
秘密を知るPranとPatは思うように事が運んでニヤニヤしてましたけど、今後2人の仲がばれた時のダメージになりはしないのか。
若干ヒヤリとするエピソードでもありました。
というわけでBAD BUDDY 第四話の感想を
バス停建設と並行して描かれるのが、タイBL中盤のお約束「あまり強くない恋敵登場」のエピソード。
男性、女性どちらもあるのがタイドラマのおおらかなところではありますが、今回は女性とあいなりました。
2人の高校時代を知る人物で、Patは彼女のことが好きらしい。
大学で一旦は疎遠になったこの女子が、よりによってこのタイミングで2人の前にまた現れる。
そしてその事にPranがとても静かに嫉妬したり、気落ちしたりする様子が描かれます。
なんだこの話。
「親から洗脳されて互いを蔑んでいた2人のボーイズが次第にひかれあっていく」お話なんだと思っていたら「敵の子供と言われながらも心惹かれてしまったボーイに大学で再会して、恋の炎再燃」って話だったのか!
と初回の違和感もこれで解決。
かねてよりNanon好きを自認する僕としてはPatが彼女の事を好きだと聞かされ涙ぐむ様には「いままで見た事のないNanonがここにいる。こんな可愛いNanonは始めてだ。ありがとう」とグッときちゃって思わず感涙。
でもだ!Pran!
これまで数多くのタイBLを見てきた人生の先輩が君にアドバイスをしておくとだね。
タイBLで思わせぶりに現れた恋のライバルはてんで大したことなく消えていくか、いつのにか2人を応援する立場になってしまうから、あまり心配はいらないよ。
今回は出だしからPatがPranの部屋に侵入するエピソードが三回ありました。
初回侵入時は縦横無尽に部屋を闊歩するPatと、困り果てるPran君がめちゃくそ可愛いエピソード。
二回目はCMタイムを利用して二人のお顔が接近するサービスタイム。
三回目は強引にお泊り会に持ち込んで、ようやくそれらしき展開になっていくのかと想いきや。ちょっと物悲しい結末にと。
テイストはまちまちなれどNanonさんとOhm君のかけあいの楽しさにあふれた展開。
Pranが実は長期にわたる片思いだったことを知ってしまった今となっては、Patの振る舞いに「やめろよ」とか「ソファがだめになる」とかブチブチ不平を言う様すらも、どこから楽しそうに感じられます。
だからこそのラストシーンが染みる。
ポロッといつのまにか泣いちゃった時よりも、その直前、Patの告白に潤んだ瞳にグッときます。
でも大丈夫!これまで数多のBLを見てきた人生の先輩が(以下略)
というわけできっと次回は急展開でPatがPranのことを意識し始まる展開になるのかな?と思ったところで
待て次号!