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いつか書く機会もあるだろう?
と思っていたサブカプのMan&Type。
本編のサラタイフィーチャーがそれはそれは強力なため、2人のダレ場がほとんどなく毎回2人について語るだけで、書いてる自分がお腹いっぱいという……。
主役推しのるかっちにはとても嬉しい状態なんですが。
最終回を間近に控え、ついにこのManTypeに関して一言書き記しておきたいぞ。
と思ったエピソードが発生しました。
というわけで
Man Type。というか主にManについて書き記す。
Manはワイルド系のSarawatのご友人。自由すぎてない方です。
Typeは神経質なTineの兄。
いないと思いますが「サラタイ以外みんな風景」という方のために念の為のご紹介。
Manさんは、セミナーでTypeに一目惚れ。
Sarawat一味の特性でもある極度のストーカー気質を発揮して、足を使った捜査の末に、Typeと同じセミナーに潜りこみ携帯から電話番号を盗み出す。
そこまでやっておきながら、実際に声をかける段階になると変な恥じらいを見せるのもSarawat一味の特性で。
このManさんも策を弄してTypeを喫茶店に呼びつけながら、彼とお近づきになることはできない。
彼らの話が本格的に始まるのは、なんと10話。
TypeがTineの兄だという事実が発覚してから。ここに至るまでのManの努力は2人の出会いに何一つ貢献していませんね^^;
謎の想い人だった時は、ワケありのおしとやかな人かと(我々も)思っていましたが。
このTypeお兄さん、意外にも刺々しい方でありまして、実の弟Tineにも、その同棲中の恋人であるSarawatにも、笑みの一つも返さない気難しい方でした。
そんなType兄さんなので、見た目も中身もワイルド風味のManさんの猛アタックなど、迷惑以外のなにものでもない。
終始、不機嫌な表情を崩さずに難攻不落モードを貫き通しての12話。
インターン先で夜遅くまで仕事に勤しむType兄さん。
Manはそのオフィスにお邪魔して差し入れをする。
タイのビジネス慣習に詳しくありませんが、仮にも21世紀の都市圏でManのような完全な部外者がオフィスに上がり込むって「アリ」なんでしょうかね?
セキュリティ的にも「アリ」なのか?という疑問が起こりましたが、これは直前に起こった停電のせいで一時的にセキュリティシステムも落ちたのか?
もしれません。
この停電のせいで作成中のデータがすべて消えたTypeさん。
「インターンとしての評価に関わるんじゃないですかねぇ」
というManの脅しに屈して、彼に仕事を手伝ってもらう。
コミカル風味の演出の中、ほんの一瞬だけType兄さんの顔に「笑み」らしきものが浮かぶのが見逃せない恋の予感。
タイBL界の男子達はどうも押しの一手に弱い印象がありますね^^;
会社に泊まり込んだTypeさんとManさんに、出社してきた会社のエライ人が接触。
Type兄さんは「変なのにまといつかれて困ってる」とエライ人にManの事を告げていたから、ほんのちょっと雪解けムードを出していたType兄さんはかなり気まずい表情に。
エライ人がどういう魂胆だったのかは謎ですが、インターンのストーカーでオフィスへの不法侵入者でしかないこのManを。
Typeの送別パーティーに来るよう誘う。
見た目年齢はアラサーだけど、実際は大学一年生のMan坊っちゃんは実に無邪気にこの誘いにのってしまう。
そして翌日の送別パーティー。
ちょっと前まで高校生だった若者だからしかたないのでありますが、かなり多くの無作法をしておりますね。
まずこの人、遅れてきてます。
ついでジーパンにジージャン、中はTシャツという服装のチョイスも学生という事を加味してもラフすぎる。
襟付きのシャツにするくらいの思慮を求めるには、あまりに若すぎるでしょうかね。
案の定浮きまくってた状態で、ManはTypeさんと一晩一緒に過ごした顛末を面白おかしく語って聞かせる。
この話、初対面の人にするような話じゃないし、されても苦笑しか返せない。
そして最後には払えるわけもないディナー代を払うと粋がっちゃう。
招いてもらってこの態度、ビジネスパーソンだったら論外なのは言うまでもないけど、学生だとしてもいい印象を残さないと思う。
それでも二度と彼らと会わないManだけならば構わない。
Manの言動の逐一が、彼と関わりのあるTypeの評価も傷つけるということに、少し気を巡らせてほしかった。
と思うのも、若者への高望みでしょうかね。
望んで一緒にいるわけじゃない子供のために、エライ人の前でひとからげにして恥をかかされる。
ねちっこい大人に小馬鹿にされるManよりも、その脇でヤキモキしてるTypeさんが気の毒でしょうがなかったですね。
と、小うるさいマナーの多い国、イープンで働くビジネスパーソンとして若きMan少年へのダメ出しをしてみましたが^^;
ビジネスマナーが駄目駄目な事が、恋の障害になったかというと、どうもそうでもなかったようで。
ディナーが終わり「原チャでおくってきますよ」と言うManにTypeはかすかに笑みを浮かべて、メットを受け取る。
原チャで2人タンデムドライブはエラい人の邪魔が入ってナシになり、Manは「運命の人」だと思っていたType兄さんとは住む世界が違うという事を悟る。
窮屈な世界で、視野を狭くして生きてるっぽいType兄さんが、Manの子供っぽい純朴さに惹かれるようになっていくのか。
それともManが、この出来事をきっかけに一皮も二皮も向けてビジュアルにふさわしい大人の男に変わり始めるのか。
ようやく気になる展開になってきたぞ!と思ったところで、次回はまさかの最終回。
待て次号!
2020.10.30.追記
タイBLとして爆発的なヒットを記録した2gether。
その原作小説が日本語訳にて発売されました。
ドラマとの違い、映像作品では描ききれない内面描写など比較してみるのも面白いのではないでしょうか?^^