主役街道をひた走るGMM若手有望株のNanonさん。
安易にBLには手を出さなかったそんな彼が満を持して?出演したのがこのBAD BUDDYシリーズ。
初の試みに気合が入っているのでしょうか。
主題歌も担当されておりますよ。
どん!
ドラマ仕立ての映像部分、表情が惹きつけるよなぁ、さすがだなぁ、
という歌唱力とは違う部分を持ち上げる事で歌への評価に代えさせていただきます。
さて人生初のBL作品。
そのパートナーとして白羽の矢が立ったのは『デビュー作からしてBL』若くしてその道の大ベテランOhmさん。
今後数年、二人三脚でBLロードを歩む人気カップルに成長するかはまずはこの作品にかかってる!
というわけで
BAD BUDDY 第一話の感想をば
Nanonさん演じるPranさんは建築を学ぶ大学生。
何事につけきっちりかっちり几帳面な性格の彼の元へ仲間が駆けつけてくる。
仲間の1人が校内で喧嘩にまきこまれたのだ。
タイドラマ的にはお約束の光景ではあるんですが、実際のところ大学生が殴り合いの喧嘩なんてするんでしょうか。
日本ではいまや中学生でも手の出る喧嘩などしない、と聞くんですけれど。
ま、このドラマの世界の大学生(建築学部と工学部)は、若干精神年齢が幼くて血の気が多い設定だということなのでしょう。
ちなみにBL作品に必要なのか?と思ったほど力の入った乱闘シーンになってます(しかも一回きりじゃありません)。
でも見たいのは、握った拳を頬にぶつける様ではなくて、手のひらで優しく頬にふれる様子なんですよーと思ったり。
仲間の救援に駆けつけようと立ち上がり(ワイヤレスのイヤフォンをケースにしまい、広げたばかりのペンをきちんと元に戻してから)仲間の救援に駆けつけたPran。
その仲間とバトっている工学部グループのリーダー格が因縁深きガサツ男・Pat。
この2人、実は実家が隣で、親が(両親揃って)とんでもなく仲が悪い。
互いの名前を夕食の議題にあげようものなら場が凍りつくほどの犬猿の仲。
くわえて(別にそれが発端というわけでもないのに)大学で所属するグループ同士も犬猿の仲。
大人らしく互いの存在を無視すればいいのに、グループ内の血の気の多い若者が、わざわざ喧嘩の種を見つけては校内のあちらこちらで衝突するから、嫌でも接触が多くなる。
親からの洗脳や、グループ同士のいさかいのせいでPatとPranが互いを忌み嫌ってる。
という設定じゃないのがこの作品がちょこっとばかり斬新なところ。
親や仲間の手前、仲良くはしないけど、内心さほど互いを嫌ってるわけでもない。
まるで性格は違うのに、というか違うから、親があしざまにいう「敵の息子」がいうほどひどい奴なのか?実際そうでもないんじゃないか?
と相手への好奇心を感じさせる描写が初回からして散見されます。
大嫌いな相手を好きになる
親友だと思ってたのに、実は自分を裏切っていた
など、極端から極端に大きく振れた方がドラマとしては盛り上がるのに、この2人は初回時点ですでに「相手のことが嫌い」なわけじゃない。
初回からして、互いの距離を詰めたがってる印象になっているのは、ちょっと面白い設定だなと思いました。
Pat妹の件もあり、せめて学校内だけでも静かにしたいPranとPatは密かに取引。
対立する2つのグループを休戦に持ち込めると思いきや、血気盛んな元レンジャーのロン毛さんの先走りで計画が狂い、2人を巻き込んでの大乱闘に。
グループを休戦に持ち込むことはできなかったけれど、2人はLINEを交換し、一歩距離を詰めるのでした。
ちょっとガチャついてる印象もありますが、主演2人のキャラがきっちり出来上がってる部分は好印象ではありました。
待て次号!