色々と事件が多すぎ、展開が早すぎで、3ヶ月とは思えない密度濃すぎのインターン期間もまもなく終了。
『The Trainee』第11話、第12話の感想を
インターン生は一通り成長してしまったからか、この11話、12話の実質上の主人公はJaneさん。それなりに力量を買われているのにアシスタントディレクターでくすぶっている彼が、次の一歩を踏み出すまでが描かれます(5年後の事も描かれますが、あれはオマケのような物でしょう)。
お話としてのツイストが欲しかったのか。
Janeの再出発のエピソードは途中、元彼の制作会社に、Ryanのプレゼンが盗用されるエピソードが差し込まれる事によって分断されます。
Janeの処遇が宙ぶらりんになり「どうなるんだろう?」というハラハラ感と引き換えに、Janeの心の軌跡が見えにくくなってしまった印象も感じました。
インターンの成長に感化されての再出発というよりは、元カレが再びJaneの前に現れた事で、封じ込めてた野心が暴れ出したように思えるので、元カレへのコンプレックスと社長への屈折した想いをRyanに背中を押される形で克服して、後はRyanのインターン終了と共にゴールインするだけ。
そんな最中に盗用騒ぎが発生しRyanとの関係にヒビが入る、という展開でも良かったんじゃないのかな?と生意気にも思います。
というのも、Janeの決意や真相について語られる間に、インターンの終了パーティーが開催されるわけですが(まぁインターンが主役の話だから当然だ)このシーンが社長の素晴らしいスピーチ含めて強く印象に残る良いシーンに仕上がっていて、ここがドラマのクライマックスとしてきっちりクサビを打ち込んでいる。
Janeの決断が明かされるのはその後で、しかも決断がなされたのは既に数日経ってからと鮮度が落ちた内容なので、11話で大きく掘り下げた割に、とってつけた感が強くなってしまったのでは?と個人的には感じます。
全編を通して非常に残念に思ったのは、ちょくちょく触れてきましたがせっかく広告制作会社を描いたビジネス物でありながら、主人公の筈のRyan君を完全に恋愛要員にしてしまっていたところ。
登場と共に提起された「自分が何になれるのか?なりたいのかが判らない」という彼の悩みや葛藤はインターンを通して解決されたという描写はされてない。
後半はJaneと両思いになる事ばかり気にかけているように個人的には見えてしまって、そこがとても残念に思います。
先輩への憧れから社会人として急速に成長する。という本来Ryanが担ってもいい展開はBa-Mheeが中盤に受け持つ事になりました。
Ba-Mheeには仕事に夢中で自分を気にかけてくれない彼氏とのすれ違いも描かれたので中盤は彼女を中心にした三人組に、JaneとRyanは脇に追いやられてしまった印象もあります。
意識の低い5人のどうしようもないインターンをここまできっちり育て上げたGoodPicに誰一人入社しなかったのは、個人的にはちょっと衝撃。
居心地だって良さそうなのに。なんなら社員かってくらい馴染んでたのに^^;
とまぁ主にRyan周りで不満はありますし、BLドラマとしては主役2人の影が薄い印象もありますが、インターン5人のキャラも立ってて総じて面白く見る事ができました。
読んでくれてありがとう。
また別の作品で。