怪異の発生と時を同じくして現れた若い教師Ajin。
学校内でも優秀な部類に入るFaは「Ajinが怪異の原因では?」との疑惑を深め単独調査に乗り出して、そして不気味なガードマンに襲われる。
Enigma。第二話の感想を
その危機を助けてくれたのがAjin。
彼は魔法使い(というべきか呪術師とでもいうべきか)で、校内で裏から手を引くワルモンの呪術師と対峙するため、教師と偽り赴任した。
とここまでの理屈は理解した。
しかしこの一見冴えないAjin先生は「君はすでに深みにハマりすぎているから今日から僕の部屋で暮らしなさい」としれっと5歳以上は年の離れているだろう女子高生との同棲生活をさも当然のように口にする。
学校が知ったら即刻解雇間違いなしのこの偽教師と共闘しながら、敵の正体に迫っていくのが2話の展開。
Ajin先生の正体=呪術師だという事が明かされて、さらにシュッとした系ではなく、冴えない感じが彼の基本形だという事も明かされたので1話よりは明るめの展開。
だからこそ前触れなくやってくるホラーシーンにビクつく事数回。
幽霊のようにつきまとっていたのが、オカルト好きの少女だという事が明かされて、一旦は場が和んだ後の展開がヤバい。
そこそこホラー耐性がある方ですけど、GMM制作のドラマだしとタカを括っていたからか、思わず「こわっ」と口走る。
緩急のつけ方が旨いので見事なまでに「おぅ」ってなるのが、制作者の思うツボ。
Ajinさんはスタイリッシュに登場したのは初回だけで(あれはもしかしてFaのイメージの世界だったりするんだろうか)以降はメガネ教師のビジュアルを崩さない。
低め安定というか感情の起伏に乏しいせいか、落ち着いた印象を与えてますが、実はヌケてるだけじゃないのか?
という疑惑を感じる程度には作戦の脇が甘い感じ。
「ここなら学校の誰にも見つからない(から2人でいても問題ない)」と言った矢先に生徒に2ショットの写真を撮られてしまうし「コイツはアマチュアだと思う」と言って特段呪術に詳しいわけでもない素人の女子高生を捜査に巻き込み、見事に危地に送り込む。
なんというか……。
目と鼻の先で次々犠牲者を出しておきながら「名探偵」として名声を馳せている、という設定の某日本の名探偵を彷彿とさせます^^;
敵が手強いという事にようやく気づき、しかし既にFaは敵の術中にハマりつつある。
という引きの強い展開で。待て次号!