お話も中盤のクライマックス。
この回はライバル達も含めてのダンス回なのかと思っていたら……。Moo。寝坊して遅刻。
バカかと。そんなんだから落ち続けんだよ。
というのが率直な意見といいますか……。
タイBL『Only Boo!』7話の感想を
ドラマの序盤からMooの「夢」への本気度は、「恋」のそれと比べて温度が低いと感じていました。ほんとにアイドルになりたいんなら、地方の学校に飛ばされたって基本的な歌や踊りの練習くらいしそうなもんなのに、そういう描写は一切ないし、復帰の条件である学業にもKang兄さんに言われなくても、もう少し真面目に取り組んだはず。
端的にいうなら、彼の行動から本気を感じた事がほとんどありませんでした。
それでも大きな夢を口走りつつ、目先の事だけで手一杯になってしまうのも高校生らしいと微笑ましく見てきましたが、これは度を越している。
寝坊しながらMooは夢を見るわけですが
「オーディションでパフォーマンスをしたあとのご褒美がオーディションに受かるではなく、突如表れたKang兄さんに告白をする」
という内容なのが彼の「夢」は口先だけという事を如実に表しているように思います。
まぁ、それでもいいんだよ。夢があるとか夢を叶えるとか呪文にように唱えるだけとか、ほとんどみんなそうだから構わないとも思うんだよ。
1人なら。
でも今、彼は2人の仲間と組んでやってる。一緒に組んでる仲間(特にPotae)はたまったもんじゃない。ブチ切れられて平謝りも当然という事の状況で、Mooまさかの逆ギレ。
ありえなくない?
参加すらできずに不合格になりかかるという、土下座もんの大失態は誰のせいだと思ってるんだろう?
すでに遅刻という状況でエナジー注入のためにKang兄さんにハグを要求とか、高校生という事を頭に入れても、応援する気を失くすのに十分な危機感のなさ、無責任さ。
彼が落ちちゃったと口走っても「当然でしょうね。受かるわけないでしょう」という感想しか湧いてこない。
落選してしまったせいでニュージーランドに留学させられる事になる(というかこれも罰じゃないすよね)Mooと、地元に残るKang兄さんの思い出づくりでお話は今後しばらく続いてく……。という事もなさそうで。
敗者復活の機会が作られるような展開も個人的には引っかかります。
実際のオーディションパートは4分割のパート1で終了。
以降はオーディションの失敗が、MooKang、TaeYosの恋に与えた影響を描いていくといういつもの展開になりました。
夢と恋がほぼ等価で物語の中に配置されていたMy School Presidentと比べて、恋のパートに変化をつけるために安易に夢が使われている印象がある。
というのが僕の個人的な印象ですが、それは8話を見てから語りましょう。
待て次号!