お母さんの病室で、お母さんが暖かく至近で見守ってる中、補習授業をするPaiとItt。
同性同士の恋愛に比較的寛容な態度を示すお母様が多いタイBL。
それでもまさかお母さんの目の前で、恋心を育てていく展開はこれまで記憶にないかもしれません^^;
お付き合いを始めてから、ご挨拶に行く展開はよくあるんですけどね。
My gear and Your Gown第三話の感想を
二話の感想は↓↓↓
息子が一生懸命勉学に励む様をこっそりスマホで撮影しちゃうIttママ。
この手の写真は、SNSにアップされて2人の関係が校内の噂になってしまうのがタイドラマの決まりごとですが、ママはみんなにシェアしてくれる気はなくて、自分一人で楽しむようです^^
サブカプ要員のPureとWaanが地味に距離を縮めていったり。
場所と時間を移した補習の最中、居眠りしちゃったIttの髪にそろそろとPaiの手が伸びたりと、後半に至るまでこの第3話、あんまり大きな出来事がおこりません。
割と淡々と、小さなエピソードが散発的に発生していく感じ。
特に印象に残った物をピックアップしていくと……。
補習中。
PaiがIttの頭に手を伸ばして、もう少しでサラッサラの髪に触れるその瞬間。
Paiママから電話がかかってくる。
仕事で遅くなるから夕食は一人で食べてくれない?
という、Paiからすればいつものやりとり。
でもそれを見ていたIttが「お前も医者になるわけだ」となにげなく口に出した事から、互いの将来についての話に流れていく。
両親が医者で、病院もあって、成績も優秀。
外堀はがっつり埋められてるのに(埋められているから?)「自分がなにをしたいのか、よく分からないんだ」と将来へのもやもやとした気持ちをポソリとつぶやくPai。
対して「エンジニアになりたい」という目標はあるのに壊滅的に数学が苦手で(親近感が^^)絶対ムリだと思ってるItt。
「自分で思ってるほど、バカじゃないから大丈夫」
「おだてるなよ。その気になっちゃうだろ?(ちょっと咳払いをして)ボク、工学部の新入生でIttと言います」
の後の笑顔が素朴でとても可愛らしい。
部室の件で揉めたせいで、良いやつなのか悪いやつなのか、キャラのイメージが迷子になってた印象もあるIttさん。
困っていたら助けてくれるし、メガネ壊れたら修理してくれるし、お母さん世話も甲斐甲斐しくするし、基本素直な素朴ないい子なんでしょうね。
「君は目標がはっきりしてる。ボクよりずっとね」
「俺、新しい目標ができちゃった!」
と、補習もそこそこに(そんな事では工学部には入れないぞ!)Ittオススメの麺屋に向かう。
この麺屋で麺をすするシーンよりも、重要なのはその前の雑貨屋デートのシーン。
両親に怒られるからと、一目惚れしたピアスを買うのをためらうPai。
「自分の人生なんだから、したいようにすればいい」
とIttに励まされ、というかなかば怒られて^^;
ピアスを買って、その場で穴も空けて、さて帰宅したPai君ですが。
買ったピアスが随分とおっきな代物で^^;
当然両親は「りょりょりょ。それはどうしたんだ?」と彼のピアスにあっさり気づく。
「いつからなんだ?」
と尋ねるパパに「気に入らないなら、外すよ」とずれた返事をするPai君。
両親は一言も「気に入らん」とは言ってないのに「怒られる」と思い込み「はずします」と口走っちゃう忖度上手なPai。
Ittが「数学ができなくて工学部なんて絶対無理」と限界を自分で設定してるのと同様、Paiも「彼も自分ファーストの人生なんて無理」と自分の気持ちを押し殺してる。
根っこの部分では2人が似たようなコンプレックスを抱えている事が描かれています。
でもってこのエピソード、両親がはっきり
「気に入らないわけじゃないの。なんで突然そんな事をしようと思ったのか、その理由を知りたいだけなの」
と発言しています。
Paiがいざ自分の気持ちを吐き出すようになったとしても、この2人なら、しっかり受け止めてくれるんじゃないのかな?
PaiとItt以外のエピソードとしては、らぶちゃんからWabiSabi作品の常連とも言えるYachtさんが「めっちゃイケメン!」という役で登場したのが、笑いを誘う部分でした^^
すね毛の薄いお足元から、パンしてパンして「おぉ!確かに目もパッチリした濃い系のイケメン……。ん?ちょっ!ポルノの帝王じゃん!」
みたいな感じで。
そうなんすよね。帝王黙っていれば、濃い目だけどイケメンさんで十分通るんですよね^^;
ちなみにこの役が今後も登場するのかは謎ですが、Fiatさん演じるPure。
……。名前とは真逆のチャラ男・Pureに肩を組まれて去っていきました。
Pure、バイ設定だとは^^;
さて。
互いの将来について語り合って、すっかり打ち解けた様子のIttとPai。
本日の補習会場は喫茶店。
「お母さんに休養をとってほしくてさ。だから今日はここでって頼んだんだ」
という理由だけなら「お母さん想いのいい子だなぁ」で終わるのに……。
2人だけの時間のはずが遅れてやってきた女の子。
「俺の彼女のPangだ。ごめんな、俺、彼女も来るって言い忘れてたよな。この後映画を見るんだよ」
そんな事では工学部には入れないぞ!
Pangの中の人はJuneさん。
主にGMMの作品にチラホラと出没する方です。
現在シーズン2が配信中のThe Gifted GraduationではKornのガールフレンドを。
Turn Left Turn RightではNanon君のバンコクの彼女を。
Who are youではMeanの昔なじみで死んでしまった女の子なんかをやってます。
幸薄い役が多いのが、若干気の毒ですね。
喫茶店で2人きり。
このシチュエーションに「いつのまに?」というくらいIttへの想いを育ていたPaiは告白を決意。
「ボクは、君が」
と、いうタイミングでの彼女発覚。
激しく動揺しちゃったPaiは、どうもこの後結構たいへんな目にあいそうです。
というところで。
待て次号!