密を避けるこのご時世に^^;
体力バカと勉強バカが1つの部室に押しこめられて、最悪な空気の中ちょっとした事件が発生する。
My gear and Your Gown第二話の感想を
一話は↓↓↓
体力担当Knight倶楽部のNO2にして部長Ittの親友Pureが、部室に女子を連れこみイチャコラを画策。
知力担当Bishop倶楽部の副隊長、Waanのテキストを水で濡らしてしまう。
素直に「コートナー」ってしておけば、それなりに丸く収まったところを「大した事ねーよ」と薄ら笑いを浮かべたために「その気になったんだったらホテルにでも行ってやればいい!」とWaanさんにキレられる。
逆ギレのPureがWaanを突き飛ばしたせいで、部室のプロジェクターが破損して2人は校長室にお呼び出し。
「壊したのは俺じゃない」
「お前が突き飛ばしたからじゃないか」
という高校生2人の口論には耳を貸さずに、校長は両親を呼びつける。
どうやらPureは今回で校長室に召還されるのが3度目。
圧倒的に旗色が悪いうえに彼の両親というか、お母様も「なにかあの子がやらかしたのなら、きっちり罰を受けるべき」
と息子をキツめに突き放す。
これを盗み聞きしていた知力担当の片方の当事者Waanは、ダメ押しの一撃をくれてやらんと「オタクの息子さん部室でこんな事してたんですよ?」とPureのお母さんにたれ込もうとする。
しかし、そこで見たのは「お母さんの中の人。手加減して!」ってくらいキッツイビンタをくらう敵の姿だった。
「二度と呼び出されるのはごめんだからね?わかった?」
とお母さんから一方的に責め立てられるPure。
新しい彼氏と共に現れて、まくし立てて去っていく母にPureさんの目も潤む。
敵の不遇な状況を知ってしまった心優しい知性の人Waanは「自分がプロジェクターを壊した」とウソをつき、彼を窮地から救ってやる。
このシーンのPureの表情が素晴らしい。
台詞はないのに「お前なんでそんな事言うんだよ?」という台詞が聞こえてきそうでした。
演じているのはTheGiftedシリーズでは「眠らない男」Kornを演じるFiatさん。
メインキャストで一番場数を踏んでいるだけあって演技の安定感が他3名から頭2つ抜けています。
お母さんにキレられた直後。
Ittに顔を向けた時の今にも泣き出しそうな表情も切なくていい。
バストアップの横顔が長く続いても絵的に持つのも表情に力があるから。
「絵になる」という点でも他三名よりアドバンテージ持ってるかなぁと思いました。
こうしてPureさんは罰則をまぬがれ、一件落着かと思ったら。
思わぬ流れ弾がKnightとBishopの部長を襲う。
Bishop倶楽部の担当教員で(おそらくは)部室の管理者でもある女性教師が、この事件をネタにPaiにある指令をくだす。
大学への進学基準に達してないおバカなKnight倶楽部の部長の家庭教師をしてほしい。そして彼の学力を大学に行けるレベルまで引き上げて欲しい。
教師のアナタが自分の時間を潰して、やるべきじゃないのかな?
と思いましたし、そもそも事の発端を作った副部長のWaanも学業優秀な方なので、彼がやれば良さそうなものなのに^^;
「学校で一番優秀な人じゃないとダメゼッタイ」
と譲らない。
Paiはというと、なぜか成り行きで嫌われてるけど、本来Ittは自分とメガネの恩人なのでメガネの分まで彼への借りを返したい。
Paiは割とあっさり家庭教師の件にOKをだす。
Ittはしかし猛反発。
がしかしこの申し出を断るとPureの内申に響くらしい事を聞かされて、彼もしぶしぶ家庭教師と土曜日の補講を受け入れる。
予告で壁ドンとかしてたので、こっから急速に恋が芽生えたりするんだろうか?
と思ったらちょっとひねってきましたね^^
初回の補講はちゃんと現れて「あれ?僕たち友達になれそうかも?」という空気をかもしだしたIttさんは2回めからはバックレる。
ムッとはするものの、これといってなにもしないPai少年。
しかし思わぬところでIttと遭遇することに。
そこは、Paiパパが経営する病院。
Ittのお母さんは病院に入院する患者さんで、それなりに(というかだいぶ)重い病におかされている。
甲斐甲斐しく母の面倒を見る彼と彼の複雑な家族環境をうっかり目撃してしまったPai。
Ittは目撃されてしまった事を目撃して(ややこしい)「ちょっと来いや」と腕を掴んで「誰かに言ったらボコボコだかんな」とPaiを脅す。
対する知将は「それなら補講にちゃんと出て」という交換条件を出し対抗する。
それでもごねるItt君に「だったら今日の事を(言ってしまうぞ)」と口走っての、
予告の壁ドンシーンになったのでした。
色っぽさの欠片もないね^^;
制作会社が同じだからか春頃に制作・配信された短編オムニバスドラマEn of loveと作品の空気感に近いものを感じます。
穏やかで登場人物は基本みんな優しい人達。
「うぉーこれは次どうなっちまうんだ!」という引きの強さはないんですけど、流れに
(さほど)強引なところもないし、変なストレスもかからない。
演技も演出も大仰な部分がなく自然なので、構えることなく楽しめる良作じゃないかと思います。
病床のお母さんのそばを離れたくないからか、補講の場所は病院の敷地内になった模様。
次回から、いよいよ本格的に補講がスタートなのかな。
待て次号!