タイBL、タイドラマに浸かる日々|サバイなブログ

タイBL、タイドラマを中心にアジアのドラマ・映画について語ってます

WeTVオリジナルのタイドラマ「My gear and Your Gown 」第一話

「入学おめでとう!」のバナーがあがる新学期。

 

たかだか大学に初登校するだけなのにベンツで乗りつけ(しかもお抱え運転手つきだ)スローモーションと共に現れたのが(おそらくは)この作品の主人公Pai。

 

不完全燃焼の高校生活を送ったのか。

大学入学を機にレーシックをして、メガネを卒業。

これから4年間続くはずのイケてる大学生活に胸を高鳴らせる。

高校時代から友人につかまり、キャンパスに足を踏み入れる。

お約束の「学部代表になるならない」のやりとりをするPaiの事を盗みみて、ほくそえむ

1人のイケメン君が。

 

一目惚れ?

かと思ったら、この2人は旧知の仲で。

程なくイケメンは

「ちと来いや」

とPaiを呼び止める。

ベンツに乗り慣れてるお坊ちゃまを、あろうことかおんぼろ自転車の後ろに乗せて入学早々2人でどっかにサイクリング。

ここでもスローモーション効果つき。

「着いたぜ」

と自転車を止めた場所はヌケがいい以外、べつになんて事ないどっかの広場。

「俺との約束を覚えてるか?」

となにやら胸ポケットから出したイケメン(ま、たぶん工学部の印籠、Gearなんでしょうね)。

Paiはなんだか怒ったような表情で「忘れたことなんてないよ」と切り返す。

しかし後ろからは噴水が噴き上がってて

「怒ってるようにみえたけど、このシーンは愛が実った感動のシーンだったりするのかな?」

と、正直右も左も判らない状態で、さぁいよいよ本編が幕開けだ。

 

 

 

Wabisabi、GMM、TV Thunder。

それぞれ人気BLタイトルを持ち、タイBLの隆盛を背負う3社(会社の規模感がまるで揃ってないのがビジネス的に興味深い部分ですね)を迎えて、WeTVがオリジナルタイBLを配信すると発表されたのが確か春頃。

その第一作でGMMTV名義の「My gear and your gown」がこの度公開されました。

WeTVオリジナルなのでYoutubeには流れないだろな。

と思っていたら普通のGMMTVでのYoutube配信。そしてもちろん字幕つき。

これは見ないわけにはいかんだろう!

とさっそく視聴してみましたよ。

というわけで。

My gear and Your Gown第一話の感想を

話はいきなり高校時代にさかのぼる。

この時はまだメガネっ子のPaiは、タイの高校に転入するまでの数年間をロンドンで過ごしたおぼっちゃま。 

朝ご飯の用意も高校への登下校もお召の者がしてくれる。

ちなみ家の中の事をする家政婦さん。

だいぶ頑張り屋さんでして^^;

「いくら育ち盛りとはさすがに食いきれんだろう?」

 

ってくらい朝食がテーブルに並んでおりました。

バケット2本とブール2つで、もうお腹いっぱいですよ。

 

専属ドライバーに高校に送ってもらったPai少年。

校内を歩いていると飛んできたボールが顔に、というかメガネにヒット。

メガネ吹っ飛び、本人もその場に倒れてしまう。

ここで駆けつけたのが冒頭のイケメン、Itt。

メガネを拾って「大丈夫かよ」と声をかけてくれた彼にPaiは好感を抱くものの、この時点では彼の顔はよく分からない(メガネかけていなかったので)。

 

 

 

顔の判らない白馬の王子との再会は、早くもその日の午後に訪れる。

「ボクは一人でなんでも出来るもん」とお迎えの車におしかけ友人のWannを押し込み、脱走をはかったPai。

治安の悪い場所に足を踏み入れ、悪い人たちに絡まれて、顔にビンタ。

というかメガネにビンタ!

彼のメガネは、この日ろくな事がありません。

 

またも目が見えなくて、おぼっちゃま絶体絶命のピンチ!

というタイミングでIttが彼の前に立ちふさがった。

喧嘩してんだか、じゃれあってんだかという格闘の末に、イケメンはおぼっちゃまの手を引いて逃げ出した。

物陰に隠れ悪漢を巻いたイケメンは、おぼっちゃまがぼんやりしてる間に、バンドエイドを取り出して……。

からの、一応は顔をピシッてされたPaiではなくて、まさかメガネの治療を始める。

ガタが来ていたフレームをバンドエイドで固定して「ほらよ」と渡すと彼は颯爽と去っていく。

Paiは2度めも王子の顔を見ることは出来ませんでした。

 

顔を見てないことが、Paiの会いたい欲を刺激したのか。

Waanに相談をする。

「一度おまえさんが断ったクラブ活動の部長に就任してくれるなら、俺が調べてやってもいい」

という交換条件を渋々のんでBishop倶楽部の部長に就任をしたPai。

だがしかし。

なった早々、部室喪失の危機に直面することになる。

 

体力バカが集まっているKnight倶楽部の部室がなくなる事になり、代わりにBishop倶楽部の部室があてがわれることになったのだ。

部長就任の初仕事は校長先生への直談判。

「この学校に通う3割の生徒が医学の道を志してるのに、学校はなにも提供していませんよね?例えば本物医者を呼んできて話してもらうのはどうでしょう。ボクならできます!なんせパパは病院を持ってるからね」

と、親の威光をナチュラルにかざしてBishop倶楽部の部室を守ることに成功したpai。

だがしかし。

これが新たな災難を呼び込んだ。

彼の白馬の王子様はKnight倶楽部の部長をしていた。

しかもPaiの直談判のせいで部室を独占できなくなった事に怒ってしまって「昨日は助けてくれてありがとう」と笑いかけても「人違いだろ。おめーなんかしらねーよ」と冷たくされる。

 

 

 

画面ボケボケの主観ショット(主人公目線の絵)で「顔ははっきり見えてません」という印象を与えておきながら……。

顔、見えてたんですね?

名前とか所属とかが判らないというだけでした^^;

 

ま、かくして、Paiの白馬の王子様が率いる体育会系は、お勉強大好きのBishop倶楽部の部室に押しかけてくることになりました。

水と油のKnight倶楽部とBishop倶楽部が上手くいくはずもなく……。

部室の空気は険悪に。

争いが苦手なお勉強大好きっ子の集まりBishop倶楽部の面々は、部室に寄り付かなくなっていく。

 

と、大体こんなところでしょうか。

どうもPaiは医学部志望のようなのでタイトルにあるYour Gownというのは白衣の事かもしれませんね。

ま、まだ判りませんけれど。

 

事前情報がまるでないうえに、Fiatさん以外名前の通った役者がいないので、配役で先の展開を読み解くことができません。

Paiはともかく、Ittは諸々の理由があってPaiに反感を持っている。

本来これ以上近づかない2人の登場人物を「部室」という場所を共有させることによって強引に同じ空間に閉じ込める。

しかもお互い部長なので、なにかあったら表に立たないわけにはいけない。

 

恋愛ドラマお約束の縛りをさりげーなく作り上げて、なかなかに手堅い作りの初回でした。

意外に掘り出し物の作品かもしれません。

というわけで。

待て次号! 

rukacchii.hatenablog.com