タイBL、タイドラマに浸かる日々|サバイなブログ

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「Who are you」Ep5 Ep6。薄ら笑いの寂しがり屋Gun役のKayavineさんが健闘してる。

自分を助けるために犠牲になった姉になりすまし、Kwanの元で生きていく事を決めたMind。

一見、順調な学生生活はかってのいじめっ子Tidaが転校してきたことで脅かされる。

「Who are you」第五話、第六話の感想を 

4話は↓↓↓ 

rukacchii.hatenablog.com

 

県をまたいでの転校で、いじめっ子といじめられっ子がまさかの再会。

「私達、ひょっとして運命の赤い糸で結ばれてるんじゃ」

と、GL展開が花開きそうなくらい「出来すぎだよな」と思うんですけど^^;

 

「Aという人物が、Bがという人物になりすます」という展開を面白く(ハラハラドキドキさせる)するには。

Aという人物の事を知っていて、かつAを快く思っていないCという人物の存在がいた方がいい。

 

これまで関わりのなかったクラスメイトの誰かをCにする事もできたでしょうけど。

やはり過去に因縁がある人物がCとして立ちはだかった方が緊迫感も増すし、見てるこっちのMindへの共感度も強くなる。

転校の理由はもっともだったし、妥当な人選かな。

と思いました。

 

 

 

というわけで5話と6話(もしかしたら7話もそうかも。未見)の主旋律は「Meenは私が嫌いなMindなんじゃないか?」と疑い、あの手この手でカマかけてくるTidaと、それをかわそうするMindの攻防。

 

身元がばれてしまって、ここでもTidaによるイジメが始まっちゃうんじゃないか?

という不安もかきたてられるわけですが。

個人的には、それに加えて「Mind、ダークサイドに落ちちゃうんじゃないか?」という不安にもかられましたね。

 

というのも。

クラスでは一目置かれていたMeenと、転校生で誰も友達のいないTida

転校前とは立場がまるっと逆転していて(やる気になれば)MindはTidaをかっての自分と同じ境遇に追い込むができる。

これに小蝿のように自分の周囲をかぎまわるTidaへの鬱陶しさと、バレてしまうんじゃないかという不安がプラスされて。

さらに、そもそも姉が死んでしまったのも「Tidaからのイジメ」が原因じゃないか。

という怒りも加わってくる。

さすがのMindさんも「やっぢまいな!」と総攻撃の号令をかけちゃうんじゃないか?

主人公がダークサイドに落ちちゃうんじゃないか?

という不安にも若干ハラハラさせられました。

とはいえ6話の時点ではMindさんは、お伺いを立てるような上目づかいでTidaを見ていて「アナタの疑惑は当たっています」と顔に書いてあるような状況。

ダークサイドに落ちちゃう心配は杞憂のようです。

MeenならビシッとTidaを切り伏せられる状況なのに、Mindは自分のアドバンテージを全然活かせてない感じがとてもいい。

キャラがしっかり練られている、という事なんでしょうね。

 

この2人が奏でる主旋律に、絡んだり、絡まなかったりして、サブストーリーもじわじわと進んできてます。

 

主旋律に絡んでいるのは、Meenの古くからの親友Nateeと記憶喪失後に急接近したGunの恋愛がらみのエピソード。

このエピソードが少し普通の三角関係と違うのは、幼馴染という最強カードを持っているように見えるNateeさんが実際にはGunと同じライン上に立っている。

なんなら少しGunに遅れを取ってるように見える、という事でしょうか。

 

記憶を取り戻したMindは、NateeとGun、どちらのこともよく知らない。

でもいじめられっ子だった上に今は他人になりすましているMindからしたら、どっか屈折したものを抱えてるGunには言えても、絵に書いたような好青年のNateeには言えない事がある。

結果、自分ごとの問題について相談するのは、いつもGunになっています。

 

ちなみにNateeさんもGunさんも個人的な家庭の問題を抱えています。

Gunさんは自分を大切にしてくれない父親への複雑な感情を抱えているし、実は外国の学校へ飛ばされそうになっている。

常に糸目でヘラヘラしてるのに、時たま見せるシリアスな表情は寂しそう。

陰と陽のギャップが印象深いGunさんを演じてるのは、こちらの方です。

Kayavineさん。

youtu.be

どうも元々Youtuberだったようですね。

アメリカでの留学生活についてYoutubeに投稿したりしてる内に目をつけられて、ドラマに出演するようになりました(といっても本作が2本目)という感じのようです。

まぁKrsit君、Namtanちゃんを相手になかなか健闘しているといっていいのではないでしょうか。

 

さて、その恋のライバルNateeさんはKristさん。

このブログを読んでいて彼を知らない人はいないと思うので説明はしません。

写真もなしだ!

Kristさんは、同じ系統の役をやらないチャレンジングな姿勢がかっこいい役者さんですが、今回はまさかの高校生。

教科書に出てきそうな好青年を、実に自然に、嫌味を感じさせることもなくそつなく演じているのが、さすがだな。

と感じます。

このザ・優等生という感じのNatee君も裕福ではないお父さんのために、あまり乗り気ではないCMの仕事をすることになり、これからひと悶着がありそうな感じです。

 

 

 

主旋律に絡んでいない(ように見える)のは同級生のPeteを中心とした特待クラスのお話でしょうか。

クラスリーダーを務める、気の弱そうなガリ勉君は演じているのはThe giftedではお調子者の超能力者を演じたSing君。

彼は、サポートキャストとしてたくさんの作品に出演していて、たくさんの役をこなしていますが、ボクの知る限り優等生の役は初めて……じゃないかな。

務まるのかな……と少し不安だったんですが。

芸達者な役者さんなので、ママに言われた道を疑うことなく黙々と進む、感情の起伏とぼしい少年を今回も好演しています。

ちなみにお母さんはLBCでSaintさんのママを演じている方で、あちらでも息子の名前はPeteだった。

という事に気づいて少し「ニヤリ」となりました。

 

このSingさん扮するPete君が、賄賂で入会を許可されたMeenの友達Lyraとの交流や、勉強はできるいじめっ子Tidaに地位を脅かされそうになり、さてどうなっていくんだろか?

というのも気になる部分です。

 

そしてもうひとつ気にかかるのがMeenを脅していたJuneという存在。

ここまでの流れで彼女は図書館に住んでいるとまで言われる程の本好きで、Meenの古くからの友人だということ。

一時疎遠になったものの、高校でまた一緒になった。

そして彼女は少し前に亡くなった。

という事実が明らかになってます。

 

Tidaとの戦いの行方も気になりますが、このJuneの死にMeenはどう絡んでいるのか。

そちらも気になる。

 

結局はこのドラマ。

「行方不明の姉はどうなった?」

という謎がなくても、まだまだ多くの???で存分に楽しませてくれそうです。

というわけで待て次号!

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