タイBL、タイドラマに浸かる日々|サバイなブログ

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タイドラマ「Who are you」Ep4 Meenの行方が(実にアッサリ)明かされた

記憶を取り戻しPrachin buriに帰ったMind。

自分の代わりに行方がわからなくなっているMeanを探す。

ほどなく。

Mindは自分が飛び降りた場所で死体が見つかった事実を知る。

寺院に飛びこんだMind。

そこには自分の(つまりはMeen)の写真と墓碑銘があった。

Mindは考える。

「Meenは偶然再会した妹を助けるために川に飛び込み、自分の代わりに溺死したのだ」と。

「Who are you」第四話の感想を 

2話、3話は↓↓↓ 

rukacchii.hatenablog.com

 

とまぁ……。

物語最大の謎はあっけなく解き明かされてしまいました。

現時点では、意外でもなんでもない想定のど真ん中ストレートな結末で、若干の肩透かし感を感じた。

というのが本音です。

 

最大の謎については若干のしょんぼり感もありましたが、ここでは他にも意外な事実が明かされました。

ひとつ目は、折にふれてプレゼントを送っていたのはお母さんではなく、Meenだったこと。

ふたつ目は2人の義理の母Kwanさんは、幼少期にPrachin buriの孤児院でMindを見かけて、その後BangkokでMeenに出会い、2人を同一人物だと勘違いしたままMeenを養子に迎え入れたこと。

 

おそらく。

この2つの事実には因果関係があります。

別々の孤児院に引き取れられたMeenとMind。義母が最初に会ったのはMindで、Meenはその事を知っていた。

知っていたにも関わらず「孤児院での生活」から抜け出したかったMeenは、その事実は口に出さずにKwanに引き取られていく。

彼女の日記からは、若干の後ろめたさが読み取れました。

 

自分は裕福な家で、何不自由なく暮らすことができている。

でも、今自分が享受している生活は、本来は妹が手にしていた物だったかもしれない。

自分がそれを横取りした。

だから妹は今も恵まれているとは言い難い環境で生きている。

(さすがにイジメの件までは知らなかったと思いますが)妹への後ろめたさと、それを払拭したいという意識が、折にふれて妹に贈り物をする=自分の幸せをシェアする。

という行動に繋がっていったように思えます。

 

この妹への後ろめさが「妹の自殺を食い止めようとして、自分が溺死する」という最期になったのだとすれば、ある意味、Meenにとっては納得できる結末だったかもしれません。

だが自分のために姉が命を落とした事を知ったMindは後悔の念を募らせる。

(そういえば姉は妹の存在を知っているのに、妹は姉がいるという事すら知らない様子なのはなぜなんだろう?)

 

 

 

Mindを追ってきた義母のKwan。

彼女はMeenの墓碑銘を前にしても、娘として育てた少女はもういない事を受け入れられない。

孤児院の生活に戻ろうとするMindにKwanさんはすがりつき

「これまでの事はここできっぱり忘れて、戻って一緒に暮らさない?あなたを手離したら、どう生きていけばいいのか判らないの」

とMindに酷な選択を提示する。

 

どちらも自分たちが長年ともに暮らした母娘ではない事をもう知っている。

常識的に考えて、うまくいくとは思えないこの提案にMindが乗るのは、元の不遇な生活に戻りたくない、という気持ちが強くあったから。

それが本音として彼女の胸の一番底にあったことは間違いがないと思うのですが。

 

その本音をうまく包み込む大義名分として、上にあげた「後悔」が作用しているんじゃないのかな?

 

自分のせいで娘をなくし、悲嘆にくれている義母。

本来なら顔向けできる相手ではないのに……。

彼女は自分を遠ざけるどころか、そばにいてほしいと言っている。

自分があまりにMeenに似ていて、そのMeenがいない虚無感に彼女は耐えられないから。

自分の人生を捨てて、Meenとして生きていくことが、義母のためなんじゃないか。

そしてそれは犠牲になった姉への償いにもなるんじゃないか。

 

上はボクの完全な想像でしかありませんが。

「自殺しようとして別の誰かを死なせてしまった」と思っている少女が自分が楽になるという理由だけで、この提案を飲めるかな?

ましてやMindのように自己肯定感の少ない人が。

と、思うんですよね。

 

 

 

と、ここまで「MeenはMindを助けて死にました」という前提で語ってきましたが。

どんでんがえし大好きのるかっちは「実は死んでないんじゃね?」または「死んだの別の理由じゃね?」

と思っています^^;

それほど確たる根拠があるわけではありません。

「行方不明になった双子の片割れの行方」

なんて美味しいネタを、こんなにアッサリ捨ててしまわないだろうと思ったのが一つ。

死に顔一つ画面には出てこない事(溺死なので判別はできないだろう、というのもあります)

そもそも本当に姉が妹の身代わりとなって死んだのであれば、それはドラマとして見どころとなるシーンなわけで。

もっと具体的にMeenがMindを救うシーンが描かれるものだろうと思うからです。

絵的に映えますしね。

もっともこれは序盤で魅せるよりもクライマックスで描かれた方が、視聴者の胸を打つシーンになるわけで、焦らされている。

という可能性もあります。

もちろん、今見せられている通り。という事もありえますけど……。

キャラクターを一人、かなり無駄使いしたな。

という印象が否めないんですよね。

 

とにかくMindはMeenとして生きていく事に決める。

お家は裕福で、友人には恵まれ、顔よし性格よしのイケメン2人の心を、知らずもてあそぶ。突如目の前に現れた幸せな日々。

だがしかし、その幸せに慣れるまもなく、まさかの天敵が現れた。

待て次号!

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