前回のエピソードでPharmと血の繋がりがあることが明かされた隣のロン毛マンSin。
彼はDean先輩に言われて前世の2人について調べていて、その時すでに「Korn」という名前をDeanの口から聞いていた。
さらには調査までしたのに叔父だって気づかないのはおかしいよ!
と思っていたら……!
Until We Meet Again 第16話の感想を
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第15話についてこちら
実の祖父と会う前に、叔父と面会する事になるPharm。
叔父の名前はKrit。
なにも知らないPharmさんはぽけら〜っとした愛想笑いを浮かべましたが、ここまでドラマを見てきた視聴者的には「おぉ!」という歓声があがる場面。
今Pharmの目の前にいるおっちゃんこそが、数十年前はTitleさんが演じていた人だったからです。
歳をとって渋みのあるナイスミドルになりましたね。
こういうおっちゃんに私もなりたい^^;
「ボクのチューレンはおじさんがつけてくれたんですよね?」
このなにげないPharmさんの一言から、スルスルと謎が開示されていく展開が個人的にはとても好き。
おっちゃんはまず「君の名前は私じゃなくて別の兄がつけたんだ」としれっと告白。
そばで聞いてたロン毛の息子は「え?オトン兄弟他におったん?」と聞き返す。
「彼は若くして死んでしまった。私が兄弟の最後の一人になってしまった」とつぶやくおっちゃんの寂しそうな表情がちょっとグッときます。
でもここでボクは新しい疑問が湧いたのです。
Kornは早々にこの世を去ったのに、なんで子供の名前がつけられるんじゃ?
その種明かしをするために、物語はおっちゃんの回想という形で前世へ戻る。
若かりし頃のコーン3兄弟勢揃い、というビジュアル的にも目に優しい(Titleさんの二の腕露出はもしかするとファンの方には目の毒なのかも)じゃれあいの中、彼ら3人全員「K」のイニシャルで始まってる事。
そして彼らは多かれ少なかれ自分達の家系を疎ましく思っている事が、彼らの口から語られる。
絶賛、声変わり中という感じの末っ子Kard(Pharmパパ)は「自分の子供には絶対Kから始める名前はつけない」と言い出して、2人の兄は彼の将来の息子の名前を妄想する。
この時Kornの口から出てきた言葉が「Pharm」だったのでした。
LBC出演のゲスト俳優が全編に渡ってまんべんなく、かつ一人一回くらいは見せ場となるシーンを作ってあるのが地味にLBCのファンとしては嬉しい所じゃないすかね。
おっちゃんの運転する車で、グランパの所に向かったPharm。
彼が一人お屋敷の中を散策している間。
ロン毛はパパにある疑問をぶつけてみた。
「死んだ叔父さんのチューレンを教えてよ」
パパは渋々「Korn」という名前を口にして、ロン毛はDeanの言葉を思い出す。
なるほど!
ロン毛のパパは、叔父さんの名前はおろか存在までキレイに伏せていたわけですね。
これにてロン毛がDeanから「Korn」という名前を聞いていたのに、それが自分の身内だと結びつける事ができなかったのはなぜか?
という謎にしっかりと論理だった説明がなされたわけでありました。
がしかし、ここで新たな疑問が湧いたのでありました。
なんでそこまでして自分の息子に叔父のことを隠していたんだろう?
まぁ叔父が自殺とは、あまり子供に聞かせたい話題ではないですが、警察官という職権を利用してまで隠さなくちゃいけない事じゃないだろうに……。
と、この答えはすぐ開示されました。
ロン毛のパパは、息子が同性愛者だと知っていたのです。
さすがは警察官。ナイスな捜査能力!
INと兄Kornも同性愛者で、それを許す事ができなかった父(ロン毛から見ると祖父)の強い叱責のせいで命を断った。
それを知ったロン毛が祖父の事を嫌悪するようになるのを避けたかったから……。
彼はINとKornの事情をロン毛から遠ざけていたのでした。
親の心情としては(ボクは)納得できる理由です。
その後ロン毛がなにも言い返さなかったところを見ると、ロン毛もきっと父親の言葉に納得したのでしょう。
一方その頃、一人お屋敷を散策していたスマイル王子のPharmさんは図書室のような場所に迷い込み、一冊の本を見つけます。
そうです。
Kornさんが「お前、読むのおそすぎね?どんだけ読むのに時間かかってんだよ」と思わせる程、執拗に読みふけっていたあの本ですね。
そしていよいよクライマックス。
脇に置かれた缶をPharmがパカリと開いた瞬間から「さぁみなさんも一緒に泣きましょう」という感じ。
予告で散々流れていたシーンなのに、それでもやはり泣かせます。
一つには「ここで使わずにいつ使うんだ」という感じでボイ様のバラードのサビがドンッといきなり始まる所。
加えてワナワナと唇を震わせながら涙するPharmさんことFluke君の迫真の演技。
「常に口角あげてます」という感じで微笑みを絶やさなかったここまでがあって、鼻水垂らす程の号泣の表情が胸にガツンと迫ってきます。
そして最後はやはり開けた缶の中にあったINとKornの記念写真。
でしょうか。
スマホ全盛の今と違ってこの時代たぶん写真ってそこまで一般的な物じゃなかったんですよね。
特にデジカメもインスタントカメラもない程の古い時代。
旅行とかなんかの式典とか特別な事でもない限り写真なんて撮っておかない。
セクマイへの偏見も今よりも強い中、友人に頼んでやっと撮ってもらった数少ない2人の写真が色あせた状態でそこにある。
そりゃ思わず感極まって泣いてしまうPharmに、どんと共感を覚えないわけがない。
この泣きのシーン、予告でバンバン遠慮なく流していたのは「見せても、みんな泣くだろう」という自信があったんでしょうね。
……と、スマホネイティブじゃないボクなんかは思うのですが、これ生まれた時からスマホがある世代には理解できない感覚なのかな。
写真なんていつでも撮れるじゃんって思うのかな。
と新しい疑問がわきました。
見つけたのが写真だけだったら良かったのに、この缶には2人が頭をぶち抜いた拳銃まで保管されていたため、
PharmはKornは自分を置いて自殺しちゃった。自分も後を追った。
という前世がバッドエンドだった事を完璧に思い出す。
これを保管していたのはおそらくグランパなのでしょうが、どうしてそんな物騒なものを缶に入れて保管しておいたんだろう?
というか返り血とか頭部のあれやこれやとかくっついてるだろう非衛生的な拳銃を保管しておく神経がよく解らないんだけど……。
という疑問が新たに湧きました。
こっから先も疑問の種はつきません。
バッドエンドでなんか変な方向に覚醒しちゃったPharmは、フラフラと屋敷を出ていった。向かった先はINとKornが2人で住んでいた秘密の部屋。
Deanは前世の記憶を頼りにPharmの行方を突き止めますが、Pharmはなんだかお怒りモード。
どうやら「ボクを置いてかないで」と言ったのにさっさとDeanが逝っちゃった事にいまだご立腹の様子です。
ねちっこい^^;
前世のことをいつまでもグチグチ根に持つなよ。
ボディも変わったんだし、気持ちも新たなにイケメンの先輩と仲良くやりなよ。
と、断捨離得意なボクなんかは思ってしまうんですけどね。
そしてなにより、ん十年前の建物がまだ残っていた事に関しては目をつむっても、自殺した2人の部屋がそのまんままだ残っているのはどうしてなんだろう?
という新たな謎を残して、今回はここまで。
前回同様「おぉそうだったのか」と腹落ちする展開に落とし込んでくれるのをワクワクしながら。
待て次号!
Until We Meet Againを日本語字幕で見たい。という方へ
英語での視聴は敷居が高い!
日本語字幕でもう一度見たいという方に朗報です。
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もちろん日本語字幕もついています^^
初回エピソードのみ無料で視聴が可能。
それ以降は一話につき220円。
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