最初の人生に輪をかけて「こんな筈じゃなかったのに」感が漂ってきたTaiGunPat三人衆の第二の人生。
修羅場感が漂ってきた
TurnLeft TurnRight8話について語ってみましょうか
7話まではこちら↓↓↓
一人台北にいるGunさんは喧嘩したのち行方をくらませたAyeを探して街をさまよう。
と、もっさい男と和風居酒屋「竹村」で飲んでるAyeを発見。
台北は漢字圏なんだから「竹村」だけじゃ和風かどうかは判らないじゃないか!
という疑惑もありますが。
Ayeの背後にかかった暖簾が日本酒「国士無双」の物なので、まぁ和風居酒屋でありましょう。
富士山のポスターもありますしね^^
韓国居酒屋で飲むとか中華料理店でデートというシチュエーションはあまり見ない気がするタイドラマ。
和食のシーンはとても多いのはそんだけ和食が生活に入り込んでいる。
という事なんでしょうか。
Ayeの彼氏にタイマントークを挑むGun選手。
Ayeがシナリオのために自分をだましていた事を知らされて。
彼は「で、でもホントに彼女がお前のことを愛してるなら、Ayeはボクと自分のベッドシーンなんて書かなかったはずだ!」
としょーじき負け犬の遠吠え的なセリフを吐いて^^;
去っていく。
男に背を向けた去り際に、涙を拭くのがこのシーンのナラナーラ(カワイイの意)なポイント。
撮影素材の色をかなーり派手にいじってまして、室内灯の赤と外光の緑のコントラストが2人の間に漂う不穏が空気を煽ります。
このもっさい彼に事情を聞かされたのしょう。
AyeはGunの前に現れる。
騙していた事を謝罪する体を取りつつも、自分に対して悪印象を与えないよう配慮した言葉の選び方はさすが脚本家というべきか。悪女というべきか^^;
椅子に座って淡々と2人が言葉をかわすだけのこのシーン。
いや、このシーンも!
というべきかなと思うのですがSingtoさんとPat(Aye役)の演技が繊細でとてもいい。
派手なシーンではないので口角少しあげるだけ。
とかそんな些細なニュアンスが寂しいというか切ねえというか。
ふっと心に刺さってきます。
このシーンの結末で「台北から帰るまえに2人で街を歩きたい」と切り出したGun。
カウンターバーでおしゃれにお酒を飲む2人。
「聞きたいんだけど。ここまでの事がすべてなかったとして。私のことをどう思う?」
とAyeは尋ねる。
さぁ、ここから先の数シーンのSingtoさん。
めちゃめちゃ色っぽいです。
照明の関係もあるかもだけど振り向く仕草とか。
Ayeをただ見つめる表情、答えを言えずそらした視線。
コースターをテーブルに置き、コツンと叩くその指先。
そして答えを書いたコースターをスッとかざして、送る視線。
動きの美しさもあって、色っぽいけど、品の良さも感じます。
ボクは「Singtoさんのためなら死ぬる」という程、彼のヘビーファンではないですが。
それでも思わず「きっれいだなぁ」と思ってしまう素敵な仕上がりのシーンです。
オススメです。
その後2人は台北の街をフラフラと歩き、逆方向に向かう電車に乗って別れを告げたわけでした。
と、残り2名の修羅場っぷりと比べると1人だけセンチメンタルな余韻を残して終わります。
今回は^^;
一方のバンコク。
Patは恋人のTishaがいつまでたっても自分を追ってチェンマイに来ない事に不安を感じる。
Tishaは「#こんな彼氏はいやだ」にでそうな挙動不審な彼氏、Patに疑いを持ち、バンコクに残って独自調査を敢行。
結果、Patが自分の記憶障害を利用して彼氏になりすましていた事を突き止める。
そこに前回、火サスよろしく鈍器で殴られ「うっ!」となって死亡した。
はずの本物彼氏、さすがのガタイで生きていて(Patがアワワとなって、しっかり土に埋めなかったから^^;)2人は固く抱き合った。
リベンジに燃える彼氏に「Patのことはほっておきましょう」と寛大さを発揮。
バンコクに戻ってきたPatに完全なる絶縁状を突きつけて、去っていったのでありました。
今回は出番は少ないながら、PatさんとTishaさんの演技がこれまたとても素晴らしい。
泣きながら「愛してるんだ。君のことを。心から」というPatさんに
「勝手よ。身勝手だわ」と言いつつも、一瞬言葉を詰まらせたTisha。
もっと早くPatさんがこの言葉を伝えていたら2人には別の結果もありえたのかな?
と思ったりしましたが……。
それは男の都合のいい勘違いだったりして^^;
そして最後はチェンマイにいる若干19歳にして最低の三股男Tai。
チェンマイ在住の2番目の彼女・Earnのお腹には2人の子供が。
責任は取らなきゃと一応は覚悟はしたものの……。
それを聴きつけたチェンマイにいる3番目の彼女Cherは、とある秘策を実行する。
かくしてバンコクにいた高校時代からの1番目の彼女が「来ちゃった」とばかりチェンマイに来る。
Earn、Sangnueaの2人が同じ部屋にいる。
というだけでも男子的には冷や汗物の展開ですが、それを仕組んだCherは「みんなでTaiの好きなバーベキューをしましょうよ」と切り出して、
Taiと3人の彼女達が一触触発で一つのグリルを突きあう……。
もはや男子的には下手なホラー映画よりも怖い展開に^^;
男子の友達が多い割には控えめな性格のEarn。
初登場時の「高いところが怖いの」からは想像がつかない肝の座り方でガンガンサイテー男を締めあげるCher。
そして理知的な印象で、Cherに乗せられていると見せかけてホントは全て判ってるような印象のSangnuea。
3人3様、性格がまるで違うのもいい。
というか怖い^^;
「豚肉の焼き具合で未来を占うのよね?今日はやらないの?なら代わりに私がやってあげるわね。私が思うには……。あなた、グリルの上にこれを長く置きすぎたみたいよ。捨てるか。食べるか。どちらかに決めないといけないわ」
と、焦げた豚肉をさらにジリジリと焼くCher。
リアルでは絶対に遭遇したくない場面で^^;
待て次号!