怪しいモジャひげが提供する怪しいドリンクを飲んだ3人。
強烈なめまいに襲われた三人は過去に戻ったのか、違う世界線に 紛れ込んだのか。
とにかく「しくじっちゃった」失敗を取りけすチャンスを得た3人は「心の指し示す決断」をして……。
からの
TurnLeft TurnRight3話と4話をまとめて突っ込んでみよう
まぁ結論から先に言うならNanonがちゃらいっすね^^
いや正確にいうならNanon君演じるTaiがチャラい。
高校時代を共に過ごした彼女はバンコクに残し(別れてはいないのがポイントですよ)チェンマイにファインアートの勉強に来た。
はずが!
新入生のボーイッシュな性格の女子と大学が始まってまだ間もないのに、まんざらでもない雰囲気に。
そうかと思えば新入生歓迎のレクで一緒になった、おしとやかに見えて、実は色々とやり手そうな女子ともイイ感じに。
遠く本命の彼女をほったらかしての両手に花。
あろうことか前と後ろに美女を乗せ、3ケツで原チャを走らせるという……。
男子相手にチュッチュさせられてる同期のGMMアクターに寝首かかれたりしないのだろうか?
と不安になるほどのプレイボーイっぷりを見せつけます。
いやぁチャラい。
「我がセカンドチャンスに一片の悔いなし」って感じで大学生活を謳歌しているTai程ではないのにせよ、PatとGunの2人もまずまずの人生やり直しを楽しんでいた。
Signtoさん演じる高等遊民Gunは「一緒に台湾に来てくれない」という美女Ayeへ、Yesというため走ったが、時既に遅し。
Ayeは2人が出会う噴水の前にはいなかった。
1人だったらショボンってなって次の恋を探したのかもしれませんけど、一緒にセカンドチャンスをつかもうとするTaiとPatに励まされ、Gunは一躍台湾へ。
インスタグラムを頼りに、彼女を見つめたGunは、友人が貸してくれた部屋を一緒にシェアしないかと持ちかける。
恋の予感をフイにしたら、仕事までフイになっちゃった苦い経験が、おぼっちゃまを積極的にさせているのですが、そんな事は当然知らないAyeちゃんは
「少し早すぎないかしら」
と若干引き気味。
事あるごとに含みのある表情や、本命の彼とのやりとりが挟みこまれて、彼女の真意はどこにあるのかイマイチ読めない。
だがとりあえず4話の時点では、Gunさんの再チャレンジも失敗をバネに、より盛り上がった感じがあります。
明らかにこの先の破滅が見えているのが30代リーマン組のPatさん。
交通事故が原因で記憶を失った片恋の同僚Tisha。
PatはTishaが恋人のことを忘れてしまったのをいい事に「彼は君の元カレでしつこくヨリを戻そうとしていたんだ」と嘘の情報を吹き込むと、彼女との恋人生活を謳歌する。
片恋の時間が長かったのか、彼女の好み、行動を熟知しているPat。
本当は彼氏と一緒に行った場所に、さも自分とよく通ってたという素振りをして連れていくが、彼女の方はいまいちピンときていない。
というこの状況。
少し古くなりますが「エターナル・サンシャイン」という映画を思い出させます。
サクッと解説いたしますと。
失恋の痛みを忘れようとして記憶を消したカップル。
記憶を消した女性に密かに思いを寄せた男性パトリック。
彼は元カレの記憶を盗み見て、2人の間に起こったいい出来事、彼女が好きな場所を知る。
パトリックは知り得た知識で彼女に接近。見事彼氏の座を射止めはしたものの、やはり彼女はピンと来てない。
今回のPatさんと似たような状況ですね。
PatもTishaがいまいちしっくり来てない事には気づいている。
その度に本物の彼氏と彼女のやりとりを思い出して無意味な嫉妬に身を焦がす。
本命の彼氏も今は様子見という感じですけど。
彼がPatのたくらみに気がついて反撃するのは時間の問題。
それまでに既成事実化してしまいたいと焦っているのか、Patは彼女の携帯の中身を調べようとする。
と、ここでずっと音信不通だったもじゃひげがPatの前に現れる。
「消しされる物もあるけれど、消すことができない物もある。特にそれが真実になった時には」
と意味深な事を言い去っていく。
どうやら彼に自身の振る舞いを考え直してほしいようですが。
Patはゲーゲー吐く程に良心の呵責に苛まれながらも、彼女の携帯を盗みみて(そしておそらく)彼氏との写真を削除している。
3話と4話。どの人物のエピソードも不穏な空気を匂わせながらも、偶然手にした「If」の世界で楽しむ3人が描かれています。
すでに崩壊の予感も感じさせ、スピード感のあるお話の運び方に「持つのかな?」ちょっと不安になっていますが、このドラマは10話完結ということでした。
ちょうどいい感じかもしれません^^;
待て次号。