上京してきたママンと友人に励まされ、その気もなさそなTonhonさんを想い続ける決意をしたChonlatee。
まさにその瞬間にTonhonのアニキから連絡が。
駆けつけた場所はスポーツジム。
TonhonのアニキはChonlateeがガリガリのやせっぽちな体型だから、男に言い寄られてしまうのだ。
筋肉だ!筋肉は男を寄せ付けない!
とばかりにChonlateeを筋トレに誘ったのだ。
アニキの雑なオピニオンに
「マッチョなゲイも多いじゃないか!」
と抗弁するも、そんな事を気にするようなアニキではなく、Chonlateeはアニキにサポートされながらバーベルをあげさげする事になる。
目の前にアニキのふとももがちらついたり、背後から密着してきたアニキの腰にモゾモゾしたりと、たくましくなるのは筋肉ではなくむしろ(以下自粛^^;)。
あげく、一緒にシャワーを浴びっぞ!マッパで俺について来い!
とアニキに言われてChonlateeは嬉しいよりも大ピンチ。
友人のBLラバーの(お前もか^^)Pangに相談してみるもたいした効果はなく、アニキの象さんを見せられて、乙女のようにその場を逃げ去ったのでした。
と今回も冒頭から、下ギリギリ。いやいやもう完全に下ど真ん中のコントでしょ?
という展開で幕を開けました。
タイアクターにしては珍しく、脱いでもほっそりなKaochungさんの体格を活かしたナイスなエピソードでした。
減量指令とか出たのでしょうか?
そんなTonhon Chonlatee第四話の感想を
第三話はこちら↓↓↓
神々しかったのか、禍々しかったのかは不明ですがアニキの象さんを目撃しちゃったショックからはすぐに立ち直ったChonlatee。
アニキの元カノと偶然出くわした。
「実は素朴系の言動はすべて演技だったのでは?」
と思ったほど、ここでのChonlateeは視線にも言葉にも毒がある。
「ただのボサッとした子だと思ってたけど、とんだビッチだった」
とアニキの元カノが毒づいた気持ちも判ります。
アニキの元カノとつるんでる上級生はGMMのBLドラマにはバイプレーヤーとして頻出しているGunsmileさん。
テンション高めのコメディリリーフが多い彼ですが、今作ではChonlateeをコソコソ狙う性格のまがったセクマイ青年を演じています。
底意地の悪い役のGunSmileさんとか、(久しぶりに)ノリが良くてニコニコしてるToptapさんとか、顔をよく見かける役者のいつもとは違う表情は純粋に面白いですね。
うっかりコンドミニアムに携帯を忘れたChonlateeは同居人のNaiとAiが同性パートナーだという事を知る。
代わりにとばかりに「Tonhonのアニキに惚れている」事を白状させられる。
3人のセクマイがアニキを恐れてホントの自分を隠してる。
アニキがまっとうな人間なら本当の事を伝えても関係は変わらないと、AiNaiコンビの偽装彼女Miriamちゃんは言うが「それは君がTonhonのパパのことを知らないからだ」
とAiが切り返す。
その流れから、物語はTonhonパパ還暦(タイランドの還暦はいつなんでしょうね?)パーティーへ突入。
見どころはなんといっても、チョンラテママの華麗なダンスパフォーマンス。
チョンラテママ、初回のみの登場かと思いきや結構頻繁に登場しますね。
あのビジュアルなので毎回目立つこと目立つこと^^
ママのダンスで場も盛りあがり、アニキのパパも上機嫌。
一体彼のなにが問題なんだろう?
と見ている方も、登場人物も思っていると、パパは「跡継ぎを作れ。そのためにまず彼女を作れ」とスピーチの壇上で語りだす。
隣で苦笑いするTonhonのアニキに座興で言い寄るのはチョンラテママのバックダンサー(ドラッグクイーンのようですね)。
しかし「子供を作れないから資格なし」とパパは悪びれた様子もない笑顔。
ここまでずっとコントと紙一重みたいな展開だったのに、随分と繊細な題材を物語の中に持ち込んできたな〜という印象ですね。
これはパパがゲイが大嫌いとかよりもはるかに対処が難しいし、僕自身も時に頭をよぎるリアルな悩みを突っ込んできたなぁと感じます。
愛は愛だけど。
そのことを恥ずかしく思うことはないけれど。
この愛では子供を作ることは難しい。
口に出す出さないは置いてもほとんどの親は「孫」を期待する。
くわえてTonhon家は姉夫婦にも子供がいないし、なによりパパが事業をやっているので後継者という意味でも子孫が欲しい。
すくなくても父はそれを公言してはばからない。
仮にTonhonのアニキが本当はChonlateeに恋愛感情を抱いていても、この父親の元で自分の気持ちに素直になるのは難しい。
たいするChonlateeも面と向かって「お前は息子の相手として不適格」だと言われたようなものなので、自分の気持ちをアニキにぶつけるのは難しい。
Tonhonパパが欲しがっている幸せは、親が欲して当然なものだというのは分かるから、なおのことこの障害を乗り越えるのは……。
難しいよな。
と見ていて思わず考え込んでしまう。
Dark Blue kissもそうでしたが、色恋のキュンキュンだけでドラマを作らず、リアルなセクマイの悩みや、その年代特有の悩みを大なり小なり物語の中心に(サブストーリーではなく)取り入れてくるのは、僕的には大歓迎な展開です。
待て次号!